掉尾の一振 日経平均は9連騰 今年も大納会で年初来高値更新
米国市場は反落。
ダウは7営業日ぶりの下落だったが小幅な下げに留まっている。
連騰は6でストップした。
日経先物(左) /上海総合 (右)
日経平均株価 終値 16,291.31(+112.37)
始値 16,269.22
高値 16,320.22
安値 16,182.71
出来高 29億1016万株
日経225先物 終値 16,320(+120)
始値 16,280
高値 16,340
安値 16,180
出来高 44,603
日経平均は続伸し遂に9連騰。
9日続伸は2009年7月以来の記録。
その内、7日連続で年初来高値を更新している。
為替もドル円が105円台前半をキープし2008年10月以来の水準まで進んだ。
日経平均の今年の上昇率は56.7%で、1972年以来41年ぶりの高い伸びを記録。
まさにあの沖縄返還や日本列島改造論の時代と同じ振り幅である。
序盤はさすがの連騰で戻り売りが先行。
売りが一巡すると再び高値を目指す展開に。
もう少し売り崩しを期待したが、もうはまだなりとはよくいったもの。
押しが弱かった以外はほぼ想定内の動きで売りと買いで短期回転が奏功した。
昨年も大納会で年初来高値を更新したが、それが13年ぶりのことだったことを思うと、2年連続で、しかも9連騰での掉尾の一振はいかに異例か。
今年はアベノミクス相場と異次元緩和に圧倒された上半期、5.23ショックで一服した下半期、そしてこの怒涛の年末ラリーとまさに波乱含みの展開だった。
一時の絶頂期の出来高には及ばないものの、外国人の回帰を誘い、安定的な収益機会をもたらしてくれた安倍トレードには感謝。
年初の大幅上昇の余韻どころか、5月高値更新の余勢を駆って先高感をもたらしてくれたこの師走相場は安倍トレード第二幕の幕開けを見事に飾ったといえようか。
当初予定になかったが、急遽安部首相が大納会に参加。
安倍首相は流行語や駄洒落を総動員して挨拶。
「せっかく行くのに株が下がったら嫌だなと思っていたところでありますが、年初来最高値でありました。
まさにこれこそ、この取引所の『おもてなし』ではないかな。最高の『おもてなし』でありました。」
「株式売買代金は、まさに倍になった。『倍返し』ですね。」
「来年は皆さん、『うま』くいきます。」
「来年もアベノミクスは、『買い』です!このことを宣言したいと思ってやってまいりました。」
昨年エコノミストたちで今年一年で6,000円も上昇するなんて予想した人はいない。
たとえ自画自賛であってもここまで堂々と言われたら清々しい。
実際1ヵ月先、3ヵ月先の相場のことは分かるわけがない。
エコノミストが何と言おうと上がる時は上がるし、下がる時は下がる。
だからこそ、その日のことだけを考えてトレードするのが安全であり、損失も小さい。
アベノミクスが将来どうなるかとか、中期や長期など考えて自分のポジションの正当化をしたり、持ち越したりもしない。
今日どちらに動くかだけを考えコツコツと利益を重ねていくことに尽きるのがデイトレード。
今年はまさにそんな格好のデイトレード日和に恵まれた一年だった。
安倍トレード第二幕、来年も更なる躍動の年となるよう期待したい。
先物ブログ
本日の損益
デイ +50円(5枚)
寄り引け 買い +40円(1枚)
現在の資金
403,970,000円 (+290,000円)※手数料考慮せず