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2010.02.03NY-26.302010.02.03NAS+0.85






米国市場はダウが反落、ナスダックが続伸。

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日経先物(左)  /上海総合(右)

日経平均株価 終値      10,404.33 (+33.24)
日経225先物 終値    10,420 (+50)

日経平均は続伸。
朝方から大口の売込みが目立っていた。
ほとんど寄り天の展開で、後場には先物で一時10,280円まで下げ幅を拡大。
しかし引けにかけては下げ渋った。
結局、後場はいってこいで切り返し、前引け水準まで戻して終えている。

2.4. 7203 トヨタ 3,280 -120

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2010年3月期の連結当期損益(米国会計基準)見通しを上方修正し、従来予想の2000億円の赤字から800億円の黒字に引き上げた。

企業決算が本格化している中、本日はトヨタの決算発表があった。
ホンダも同日発表で上昇していたのに対し、さすがにリコール問題で先行き不透明感が強まっているのか、トヨタの終値は3,280円(-120円)と軟調。
決算はリコール費用も織り込み済みの上でさらに黒字見通しに上方修正している。

ホンダは3,210円(+70)とプラスで対照的。
価格そのものでもトヨタを一時超えたことが話題になっている。
今回のリコール騒動はトヨタの正念場。
巨大スポンサーにもかかわらずここまでテレビで連日のように報道されていることこそが事の重大さを示しているのではないだろうか。
今までなら巨額のCMマネーの恩恵で些細なことはマスコミも黙して語らずだった同社のリコール問題。
ただ今回は今までとは同じようにはいかなそうである。

米国でも日増しに報道が加熱している。
品質が売りのトヨタの評判にかげりが見え隠れ。
80年代の自動車貿易摩擦が再燃しそうなムードがなくもない。
日本人としてはまたかつてのジャパンバッシングみたいな光景はみたくない。
まぁ、今と昔とでは状況が異なるし、ただ日本の企業だからといって、バイアメリカンと称した単純なバッシングはないだろうが、それ以上にリコールの問題が深刻になれば話は別。

もともとトヨタはかつての対米貿易摩擦を教訓に、現地の部品会社などをうまく使ったり雇用を生み出したりして地域に溶け込んで成功してきたはず。
皮肉にも事実今回の原因のブレーキペダルは現地の米国企業生産のもの。

現地工場の要職に地元の有力者などを就かせるなど、地元の人たちをうまく巻き込んでいるので地元とも切っても切れない関係になっている。
そんな今までの努力がこのピンチにどう生きてくるだろうか。
どう切り抜けるか今こそ正念場。
ぜひさすがはトヨタといわれる対応を期待したい。

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指数は軟調でも寄与度抜群のファーストリテも好決算でプラス。
デフレの今の時代ならでは。
ただ他の銘柄でも総じて感じたのは昨年のドン底ムードと違い上方修正が目立つ。

さらにマーケットや政治経済にも無関係だが、ある意味本日の最大のニュースともいえる朝青龍の引退報道など、本日はニュースが豊富。
小沢幹事長の不起訴も含め、違和感を覚えるのは私だけだろうか。
朝青龍の件は遅きに失しているが、そもそも「引退」でいいのだろうか。
引退しても傷ついた相撲の品位品格あるイメージや国技としての威信も傷つけられた感はぬぐえない。

損切りと同じ。
遅ければ遅いほど損害は拡大するもの。

もしこれで許されるのなら、よくある不祥事を起こした役人が「懲戒処分を受ける前に辞表を出して退職金を受け取る」という打算と同じではないか。
これは「クビ」ではないので成績も残るし、額縁も残されるのだろう。
これを許してただ「引退」に「残念」とか「衝撃(ショック)だ」とか反応している人たちを見ると協会だけでなく世間も平和だなぁとつくづく思う。


買いからドテン。
大口の売り崩しは分かりやすくて歓迎。
せっかく売りの利が伸びていたのに、やはりというか、ショートカバー。
反転には逆らわず、ほどほどにして利食いして正解。

前場 +30円(5枚)
後場   +50円(5枚)

本日の損益
デイ +80円(5枚)
寄り引け  売り +80円(1枚)

現在の資金
189,280,000円 (+480,000円)※手数料考慮せず