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2010.04.16NY-125.912010.04.16NAS-34.43






米国市場は反落。
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日経先物(左)  /上海総合(右)

日経平均株価 終値      10,908.77 (-193.41)
日経225先物 終値    10,910 (-180)

日経平均は大幅に反落した。
先物も週末の米国NYダウがゴールドマン・サックスの訴追を嫌気し大幅反落での終了したことがきっかけとなり、150GDで始まった。
その後わずかに自律反発したものの、上値は重く、ヨコヨコ。
10,900円を割るまでは少しずつ下げ幅を拡大するが、下値も堅くヨコヨコ。
リバするでもなく、崩れないまま、引けている。

一昔ならこの手の報道はさしずめ「GSショック」とか名づけられ数百円GDで面白い展開が期待されるところ。
百円台のギャップなどギャップのうちに入らないのだが、相対的には十分にショック的な相場。

特に先週末に押し目買いがしっかり入っていた様子だったことや、売り残が軒並み減少している為、売り崩しに拍車がかかるか、或いは反動で急速な買戻しが起こってもよさそうなところだが、ここまで動かなければどうしようもない。
GSだけでなく、他の金融機関へ波及したときこそがチャンスといえるか。
場中にそれらしい報道がチラホラ・・・。
まだ予断は許さない。

久しぶりにショック的な暴落だが、特に個別株によってはこの頃、強い上昇相場があったことから、オーバーナイトで梯子をはずされたトレーダーも多いかもしれない。
いくら損切りに気をつけていてもGDで自分の決めている基準以上の窓を開けられると損切りができず躊躇してしまう者も多いのだろう。
それが文字通りショック安で一時的な下落ならすぐに戻るだろうしまだよいが、仕手株などで永遠に戻らない株も多い。
指数先物ではまずそんなことがないだろうが、やはりオーバーナイトしたりすれば数百円分を一夜で吹き飛ばすリスクがある。
これを防ぐ手立ては唯一持越しをしないこと。
だいたいこの手の神頼み的、博打的トレードを行う者は大相場では調子が良いが、ひとたび相場が変わると消えていく者も多い。
私も一時それに気づかないまま、資産が倍々で増えていくのを経験した。
あのまま突き進んでいれば遅かれ早かれ退場していたかもしれない。
偶々相場が良いときに退場することもなく、早めに今の戦略に出会ったことにより、危険なトレードから脱却でき、利益はそこそこながらも安定した収益を得られるようになった。
勝率ばかりに気をとらわれ、リスク管理をおろそかにする者に未来はない。
それがゼロサムゲーム。
私が守っているのは戦略のトレードルールの中でも片張りをオーバーナイトしないこと。
デイトレも適正なロスカットルールに従う。思えばここまで生き残ってこれたのはこれらの戦略ルールのおかげだろう。

同じ戦略を使い、既に5億円を達成した某氏に及ぶべくもないが、おかげで3年以上退場はない。
数年前ライブドアショックの前に6千万円の資産をデイトレとスイングで築いた後、ライブドアショックで1億2千万を失い、逆に6千万円の借金を背負ったという若者をTVで見たことがある。
そして今日のわずかなGDでも綱渡り的なトレードをする安易な先物トレーダーがチラホラ。
数年前ならちょっと考えられなかったこと。
日経225もこうまでカジュアル化してしまったのか。
何の策もなければプロの餌食になるだけなのは現物市場以上のはずなのに・・・。
損切り出来ない、だからオーバーナイトする人間は、これからの投資、特に先物は見合わせた方が良いだろうし行う資格もない。
それはやはりその時に身をもって思い知らないとわからないのだろうか。
先物ブログを見ると危険と思わざるをえない人が何と多いことか。
だが、それも是非もない。やりたい者はやれば良い。そして大きく損をして気づいて立ち直る者もいれば、退場する者がいる。それもまた相場だしゼロサムゲームといわれる所以なのだろう。
今までのブログランキングの変遷を見ていると改めてそう思う。

デイトレは終日動意に乏しく早々に退散。
私は相変わらず下手だが、欲張らないことが唯一の取り柄。

相場はやはり「負けるが勝ち」。
それがこれまで続けてきた中で、感じたことかもしれない。

前場 +10円(5枚)
後場   -20円(5枚)

本日の損益
デイ -10円(5枚)
寄り引け  買い -30円(1枚)

現在の資金
200,160,000円 (-80,000円)※手数料考慮せず