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2011.03.28NY-22.712011.03.28NAS-12.38






米国市場は反落。

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日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値     9,459.08 (-19.45) 
日経225先物 終値    9,480 (+70)

日経平均は続落。
先物は70円GDで始まり間もなく下げ幅を縮小。
本日は配当権利付き最終売買日。
配当落ち分は80円ほどだが、あっさり埋める動きが先行した。

3.28 東電会見東電(9501)が500円台をつけるまでに急落。
昨日の終値からさらに-130円の566円という思わず目を疑うほどの値をつけている。1964年4月以来となる約47年ぶりの安い水準で売り気配のまま取引を終えている。 
やはり事態の収束のめどが立たないというよりも、プルサーマル発電やプルトニウム検出に関わるリークが大きいように思う。むしろそれまでなぜ報道されないのか不思議でたまらなかったが、今回の安値更新は当然だろう。
丁度一抹の不安を書いた直後だったのは皮肉というもの。
3号機はMOX燃料を使ったプルサーマル発電を行っていたことは知っていたので、近い将来プルトニウム漏れとかの懸念が噴出することは目に見えていた。
しかし最大戦力の投入で電源の復旧と冷却機能の回復が電光石火でなされればと一縷の望みもあったのだが。
やはり遅すぎたといえる。
戦力の逐次投入は危険な状況で作業をする人たちの命を無駄にするようなもの。頭を下げただけではすまない。
現場の劣悪な作業環境で必死に復旧に従事している人たちには本当に頭が下がる。本人と家族に一生を保証するくらいのことをしても足りないくらい。
映画「アルマゲドン」のように税金を一生免除するくらいの待遇も決して大げさではない。

当初彼らは海外メディアからは"FUKUSHIMA50"と呼ばれていた。
しかしこの数字を見るだけで疑問に思う人は少なからずいたはず。
今はもっと多くの人たちが極めて過酷な環境下で従事しているとのこと。
戦力の逐次投入はやはりこういう結果をもたらす。
歴史もそれを証明している。
孫子の兵法がとりわけ好きでなくても日本人は太平洋戦争でイヤというほど学習しているはずなのだが、平和ボケした今の政府と東電にそのような指揮官がいなかったのが残念だ。

プルトニウムの危険性についてはニュースで全く「プ」の字すら出てなかったのでぐっとガマンしていたが、やはりいつまでも東電も隠し切れなかったのだろう。
一部報道で国有化をにおわす記事も出ていたが、国有化されたら無配どころではない。
キャピタルゲインを狙うならまさに数年前のあしぎんやJALのババ抜き相場を再現することになるだろう。
こう見ると個別株はやはり恐ろしい。
ディフェンシブ銘柄筆頭ともいえるこの東電株でこんなことになるのだから。
JALの時にも同じようなことを思ったが、先物に転向しておいて本当に良かったと改めて痛感する今日この頃。

しかし株価指数先物でも日経225先物で2,000円も1日で動いた時、1回だけ値幅制限近くまでパニック売りに見舞わることがあったが、仮にあのまま張り付いても一時的なものだっただろうし、連日で売買できないような事態にはまずならない。
むしろ逆にリバウンドで取れたくらいで、正しいリスク管理を心がけていればこれほど有利なものはない。

玉に瑕なのは出来高不足だと本当にデイトレーダー泣かせになること。
本日は辛うじて5万枚超え。
我ながら下手なトレードだった。
大損しないだけましというものだが、本日はあっさり踏まれ、利が乗った買いもあえなく退散。やれやれ。
先物ブログ

本日の損益
デイ -10円(5枚)
寄り引け  売り -140円(1枚)

現在の資金
249,230,000円 (-190,000円)※手数料考慮せず