買いバイアスと目先の需給でMSCIのリバランス売り 東証は売買代金1兆円割れ
日経平均株価 終値 9,504.97 (-16.97)
日経225先物 終値 9,520 (-10)
日経平均はわずかに続落。
指数も先物もほぼ変わらず。
東証の売買代金は1兆円を割り今年最低水準。
先物は50円GDで始まるが売りが一巡すると自律反発。
しかし、前日比でわずかに一文プラ転した後は頭打ち。
メモリアル・デーで3連休中の米国市場、国内政治は不透明。
外人は休みでスルー。買いも限定的だが売り崩しもない。
目先の需給も膠着感は変わらない。
MSCIのリバランスの思惑もスルーである。
MSCII指数の銘柄入れ替えに伴う売り需要はいいとして、内閣不信任案提出を模索する動きの方が気になる。
菅首相が2次補正予算案の国会提出が8月以降になると述べたことから、自民党の谷垣総裁は内閣不信任案を提出で対抗すると表明。
政権交代してもやることは全く変わっていない。
与野党で議席が左右入れ替わっただけで民意不在の縄張り争いしか頭にないのか。
いつもなら内閣不信任案を出しても否決されるだけだが、今回は民主が分裂しそうな勢いなので反菅グループが造反すれば余裕で可決されてしまうというシナリオも一笑に付すことができないほど現実味を帯びてきている。
仮に可決されたら解散だろうが、まさに内憂外患の菅政権。
来月にも起こるかもしれない政局の前兆に気付き始めているマーケットの人間は、すでに分析と準備を進めているかもしれない。
そういう意味では今のバイアストレンドは土壌作りにもってこい。
震災後に「バカヤロー解散」したら菅首相も吉田茂なみに歴史に名が残るかもしれない。
この戦略のいいところはデイトレ戦略だけでなく、寄り引けに応用しているバイアス。これが特に例年の薄商いの相場には見事に符合する。
アノマリーと同様。過去これで何度も救われてきたからいえることなのだが、やはり安定性が何よりと思う今日この頃。
先物ブログ
本日の損益
デイ +40円(5枚)
寄り引け 買い +40円(1枚)
現在の資金
256,520,000円 (+240,000円)※手数料考慮せず