カテゴリ:

2011.08.23NY+332.112011.08.23NAS+100.68






米国市場は大幅続伸。

3abf73af.gif 45b10e86.png
日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値     8,639.61 (-93.40)
日経225先物 終値    8,660 (-80)

日経平均は反落。
昨日の上昇分をあっさり帳消しにしている。
ある意味分かりやすいほどのレンジ相場が一体いつまで続くのやら。

先物は70円GUで始まり、戻り売り先行。
今朝の財務省からの為替対策発表を待つ中、しばらくは売り買いが交錯し序盤は底堅く推移。
しかし、対策内容に即効性のある「為替介入」などの言葉がなかったことから次第にジリ安の展開に。

そもそも感触としては、為替対策云々以前に今の政府に市場が期待するものは何もない印象で、単に節目を目指して需給で下げているようにも感じた。
実際、22日の引け間際に付けた日中安値8,610円まで軽く下げている。
やはり夜場ではなく東証も開いている日中につけた値はとりあえず試しにいくものなのか。

問題はここからさらに一段安に持っていけるかが正念場だと思うが、下値模索はなお続いている。
いずれにしてもバーナンキFRB議長のジャクソンホール講演まで予断許さずといったところ。
ドル円は本日の日中の安値を更新中。
やはり為替対策に失望か。

8.24 ムーディーズが日本国債格付けを1段階引き下げポスト菅の話題には相変わらず無関心。
まるでこの代表選のタイミングで警鐘を鳴らすかのようにムーディーズが日本国債格下げを発表。
従来の「Aa2」から1段階引き下げ、「Aa3」とした。
G7で最低だし、中国と同じまで信任が失墜していることはS&Pが既に行っているので折込済みだが、理由がよくぞ言ってくれたとばかりの「総理が頻繁に交代しているから」。
そんなこと気にも留めずにまさに茶番劇をしている肝心の永田町の方々には果たしてこの警鐘は聞こえているのだろうか。
過去5年間にわたり一国の首相が頻繁に交代している為に一貫した財政政策遂行の妨げになっているのは明白。
こんな日本の政治が海外からどう見られているか、その良い証左である。

一番気づいていないのは、もちろん首相ポストの椅子取りゲームしか頭にない当の永田町の住民たちだが、安倍総理以来、解散で民意を問うことなく党内選挙のみで首相を交代することを許してきた我々国民とマスコミの責任が大きいと思う。
こんな茶番劇を許すのではなく、解散してしっかりと民意を問うべきという世論が大勢のはずだが、それをもっと掘り起こし、政治家に強いメッセージを送るのがマスコミの責務だと思うが。
前原氏の一転して出馬表明したのも「世論」だそうだ。
そんな消去法的世論ではなく、国民の本当の声をもっと知って欲しいのだが。
思えば細川政権誕生の時は自民党の55年体制を崩壊させるべく、歴史的な大イベントを見たいかのようなノリでメディアが一大キャンペーンを張って政権交代を煽っていたのに、今はまるで大本営発表をそのまま伝えるだけのただのスピーカーのようだ。
昔はよかったとノスタルジーにふける老人のようだが、事実その通りなのだから仕方がない。

本日は異様なギャップと上値の重さで買いがことごとく不発。
売りのドテンもオペレーションのミスがあり、十分に取れなかったのが悔やまれる。
やれやれ。先物ブログ

本日の損益
デイ +10円(5枚)
寄り引け  売り +50円(1枚)

現在の資金
268,360,000円 (+100,000円)※手数料考慮せず