2トップ外交アノマリー 安倍総理訪米中のマーケット
米国市場は反落。
ナスダック指数は一時5,119Pと、24日の最高値5,092Pを上回り、2000年3月10日取引時間中の史上最高値5,132に迫る場面も。
日経先物(左) /上海総合 (右)
日経平均株価 終値 20,058.95(+75.63)
始値 20,068.65
高値 20,133.78
安値 20,031.71
出来高 20億8756万株
日経225先物 終値 20,040(+40)
始値 20,100
高値 20,150
安値 20,040
出来高 34,542枚
日経平均は続伸。
先物は100円GUで始まり序盤こそ買いが先行するが、高値20,150円で頭打ち。
中盤は徐々に上げ幅を縮小。午後には下値を試す動きも見られ結局安値引けで終えている。
連休前であることや日銀の金融政策決定会合、米FOMCを控えで出来高も低調。
4月アノマリーとセルインメイの格言が今年は当てはまらないが、イベント次第といったところか。
現在安倍総理が訪米中ということもあってかマーケットは閑散そのもの。
年金買いも自重気味に見える。
思えば昨年の丁度今頃にはオバマ大統領が訪日。
銀座すきやばし次郎での寿司会談で話題を呼んだのは記憶に新しい。
自由主義世界のリーダーの2トップが相まみえると決まって逸話が誕生するものだが、今回もハーバード大での講演やリンカーン記念館へのサプライズ訪問など話題に事欠かない。
日米関係は日本に傑出したリーダーが登場し長期政権になると2トップで親交を深めドラスティックに問題を解決してきた。貿易摩擦、安全保障問題なども乗り越え関係を改善してきたのはそういったリーダー達である。
特に共和党相手の場合、株価や景気も上向くおまけ付きという傾向にあった。
ただし、そのすべてにおいて米国に傾倒する形であり、その功罪は別に置くとしても少なくとも人を惹きつけるリーダーの存在は大きく、閉塞感からは解放された。外交は株式相場の転換にとって一種のアノマリーともいえる。
中曽根元首相とレーガン元大統領の「ロンヤス」関係、最近では小泉元首相とブッシュJr元大統領の関係が印象的。
小泉元総理がエルビス・プレスリー記念館で踊っていたが、そこまでするかという蜜月ぶりをアピールしていた。
共和党とは馬が合うが民主党はクリントン時代の例もあり、株価の面ではあまり期待できなかった日米関係。
少なくとも安倍総理の外交パフォーマンスは一昨年の"Buy My Abenomics!"ですでに定評があり、今回の訪米でも外交力を遺憾なく発揮してくれることを期待したい。
今晩安倍総理はホワイトハウスで公式夕食会に招待されており、翌日には米議会での演説を控えている。
終日ほぼ手控え。
風が吹くまで手薬煉引きながら待ちたいところ。
日銀のサプライズでもあれば参戦したいが、この連休は静かに過ごしたいと思う今日この頃。
よいGWを。
本日の損益
デイ ----------------
寄り引け 売り +60円(1枚)
現在の資金
482,140,000円 (+60,000円)※手数料考慮せず