日銀が追加緩和決定 高安790円幅の大往来
米国市場はまちまち。
日経先物(左) /上海総合 (右)
日経平均株価 終値 16,569.27(+92.43)
始値 16,359.68
高値 16,679.19
安値 16,174.35
出来高 23億4564万株
日経225先物 終値 16,610(+200)
始値 16,530
高値 16,700
安値 15,910
出来高 104,456枚
日経平均は反発。
先物は120円GUで始まるが、鞘寄せが先行。
早々にギャップを埋めると朝方は日銀金融政策決定会合の結果発表を控えて前日終値を挟んだ小動きの展開に。
発表時刻が非公表になってからは、午前中は閑散となるものだが、本日は朝から大荒れ。
11:35には16,400から16,690円と290円まで急騰、12:16には16,600円から15,910円と690円も瞬間ワープするなど目まぐるしく、発表前はかなり神経質な相場が続いていた。
4月といい今月といい、催促相場の様相を呈しており、もはや恒例行事のようになっている。
一般に発表時間が早ければ現状維持の可能性が高く、4月末の日銀ショック時には正午直後の現状維持発表で急落している。
2014年10月末の黒田バズーカ砲第二弾は異様に遅れること13:44の発表だった。
意表をついて予想外のタイミングだったのが、1月末の第三弾(マイナス金利導入)。
今回日銀は事前の観測通りに追加緩和を決定したが、ETFの買い入れを増額するにとどまり、国債買い入れ増額やマイナス金利の更なる引下げは見送られた。
黒田バズーカ砲第四弾とは言えないか。
反対2名で全会一致ではなく、やや遅れての発表。
発表直後の12:44には激しく乱高下。
上は朝方の高値の一文新値となる16,700円、下は5分で16,120円まで突っ込む場面もあったが、12:16の安値を目指すことはなく売り崩しは限定的だった。
出来高を伴って売り込まれる場面もあったが、すぐにカバーが入る印象で方向感は乏しく、結局引けにかけてプラス圏に浮上し、本日の高値圏で終えている。
昨晩のBREAKINGNEWSによりナイトは02:47から200円棒上げする場面もあり、政府絡みで追加緩和はほぼ決定が見込まれていただけに、もし見送られれば大暴落だったかもしれないが、結果は大幅高。
今回は政府との連携が透けて見えたが、中銀による金融政策はあくまで援護射撃にすぎない。株価浮揚はあくまで景気対策あってこそ。
それでも上昇したのは政府の景気対策への期待がまだ根強い証左と言えようか。
いずれにしても動いてくれるにことに如くはない。
1月末の高安1,110円幅ほどではないものの、高安790円幅の大往来。
もっとも、ボトムはほとんどミスプライスのようなものだったので、実質的に美味しいところは発表直後の乱高下だけだったが、それでも580円幅とボラティリティは十分。
まさに最大のリスクはチャンスなのにエントリーしないこと。
今の運用方法を得られたからこそこの最高潮のボラティリティに勝機を見出せるありがたさを改めて痛感する今日この頃。
下手ながら何とか及第点か。
終日買いスタンスが奏功。
本日の損益
デイ +190円(5枚)
寄り引け -80円(5枚)
現在の資金
595,690,000円 (+870,000円)※手数料考慮せず