大納会 今年一年は怒涛の最長連騰を記録しながら26年ぶりの高値を回復し記録づくめ 年末は一服感


米国市場は反発。
ダウは今年1月に史上初の2万ドル乗せをし、年末の今は2万5千ドルに届きそうな水準に達している。


日経平均株価 終値 22,764.94(-19.04)
始値 22,831.49
高値 22,881.21
安値 22,753.20
出来高 4億7872万株
日経225先物 終値 22,750(-30)
始値 22,810
高値 22,880
安値 22,740
出来高 20,804枚

日経平均は小幅続落。
指数の終値ベースとしては26年ぶり1991年以来の高値水準を記録し、年間ベースでの連続高を6年に伸ばしている。

上値を追う動きも限られ、朝方の高値を一文新値22,880円で失速。
棒下げ商状から一段安。
下値は限定的ながら本日の安値圏で終えている。
終日ほぼ手控えだった。
本業も仕事納めで、トレードも本日は大納会。
今年は囲碁の井山七冠のクロージングベルで幕を閉じた。


この1年は、何といっても約26年ぶりの高値をしっかり抜けてきたことと、歴代最長の続伸記録を更新したことが印象的だった。
前年2016年には年初から戦後初の6日続落を記録していたが、今年も同じく年明け早々から急落し軟調な動きが先行。
前半は揉み合いで印象薄だった日本株の値動きも総選挙前から一変した。
外国人投資家が一斉に回帰し、日経平均は1か月で4千円以上も上昇。
これは2015年の夏にかけて19年ぶりの高値を回復したトレンドの長さに近いが、2015年の場合と異なるのは、一過性の新値ではなく、その後も上げ続け怒涛の連騰記録までたたき出したこと。
10月2日から24日まで16日続伸し、歴代最長の連騰記録を更新。
同時に長らく抑え込まれていた2015年の夏の上値を一気にブレイクスルー。
2万1千円の大台を突き破り、2万2千どころか2万3千円台乗せという26年ぶりの空を見せてくれた歴史的な記録づくめの年でもあった。
その騰勢は取引時間中の高値23,382円をつけ、先物が23,430円を記録した11月9日の急騰急落・高安910円の大往来をきっかけに頭打ちとなり、海外投資家の手仕舞いもあってか、以後方向感乏しいまま年末を迎えた格好。
終値ベースでの年初来高値は12月25日。
米国は結局追加利上げを当初の見通し通り、3月、6月と12月と3度実施。日本は通年で政策変更なしという日米の金融政策の違いが浮き彫りになった一年でもあり、金利動向からすればこうして妙味あるチャンスはそうそうない。
今の運用方法があってこそだが、今年もなんとか生き抜いてこられたことに感謝。
高ボラティリティ相場もレンジ相場も生き抜いていくのに重要なのはやはり戦略であり、メンタルを保てる的確な方法があり、そのいちはやい習得こそがまさに収益へ結実すると痛感させられた年でもあり、改めてありがたさを感じた。
このまま上値を追っていくか、地政学的リスクが燻る中、調整入りするにしても、来年はまた更なる躍動の年となることを期待したい。
本日の損益
デイ +20円(5枚)
現在の資金
680,710,000円 (+100,000円)※手数料考慮せず