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2023年05月

引け間際のリバランス売り 売買代金が7兆円に迫るプライム市場移行後最大規模の記録的大商い

カテゴリ:
2023.05.30NY-50.562023.05.30NAS+41.74







米国市場はまちまち。

2023.05.312023.05.31上海





日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 30,887.88(-440.28)
始値 31,057.09
高値 31,142.78
安値 30,785.98

日経225先物 終値 31,380(+80)
始値 31,270
高値 31,390
安値 31,060
出来高 46,547枚


日経平均









































5.315.31売買代金5.31売買高





日経平均は5日ぶりに急反落。
先物は250円GDで始まり、売りが先行するが序盤は中国PMI発表や上海開場を前後していってこいとなる一進一退。
本日も上海開場をピークに戻り売り優勢の展開となり、直近の傾向でもあるアジア市場における日本回帰が鮮明に。
中盤まで小荒く往来する保ち合いで推移していたが、午後からは下放れし一段安。
一時安値31,060円まで突っ込む場面もあったが、やはり大台は堅持しながら本日の安値圏で取引を終了。
プライム市場移行後では歴史的にも特筆すべき記録的大商い。
売買高は25億8600万株、売買代金は6兆9552億円、実に7兆円に迫った。
引け前まで3兆円だったことから、引けでのリバランスが入ったと見られる。
踏み上げ効果に期待したが、あっさり振り落とされて早々に退散。

本日の損益
デイ +60円(10枚)

現在の資金
1,638,620,000円 (+600,000円)※手数料考慮せず

日経平均は上値に逡巡するも一服感から再騰勢

カテゴリ:
米国市場はメモリアルデーで休場。

2023.05.302023.05.30上海





日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 31,328.16(+94.62)
始値 31,196.24
高値 31,374.83
安値 31,064.19

日経225先物 終値 31,380(+80)
始値 31,270
高値 31,390
安値 31,060
出来高 46,547枚

日経平均








































5.30日経平均は4日続伸。
先物は小幅安で始まるが、9時直後は棒上げ商状からプラスに転じて上げ幅を更に拡大。
一時高値31,390円をつけるが、その刹那、失速。
一転して棒下げ商状からあっさりマイナスに転じると、下げ幅を急速に拡大。
一時安値31,060円まで突っ込む場面もあったが、大台は堅持。
直近は後場開場とともに動意づくことも多いことも相まって、あっさり買い戻されていってこいの展開に。
朝方の高値にはあと一文及ばなかったものの、結局ほぼ高値引けで終えている。
絶好のボラティリティ。
終日短期回転が奏功。

本日の損益
デイ +260円(10枚)

現在の資金
1,638,020,000円 (+2,600,000円)※手数料考慮せず

日経平均は一時600円高 イベントドリブンも達成感 ほぼ寄り天から利益確定売り優勢 米債務上限問題は急転直下で土壇場妥結

カテゴリ:
2023.05.26NY+328.62023.05.26NAS+277.5






5.285.275.28





米国市場は急反発。
米債務上限問題がようやく妥結の見通しとなり、一気に巻き戻し優勢の展開に。
28日にバイデン米大統領はマッカーシー下院議長と電話会談を行い、関連法案について最終合意したと発表。
法案は今月末にも採決の見通し。
イエレン財務長官が来月5日にもデフォルトに陥る可能性を警告していただけに、まさに土壇場での回避劇となった。
これで2025年1月まで上限なしに借り入れが可能となり、2024年11月の大統領選まで混乱なく乗り切れる目算に。

2023.05.292023.05.29上海





日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 31,233.54(+317.23)
始値 31,388.01
高値 31,560.43
安値 31,164.00

日経225先物 終値 31,300(+340)
始値 31,630
高値 31,670
安値 31,170
出来高 54,901枚

日経平均








































5.29日経平均は急反発。
先物は670円GUで始まるが、一時高値31,670円をつけた後は、一転戻り売り優勢の展開に。
上海開場を前後して下げ渋る場面もあったが、後場から一段安。
一時安値31,170円まで突っ込む場面も。
しかし、引けにかけては再び下げ渋って推移し、結局押し切れないまま本日の安値圏で終えている。

2011.72011.72011年米国債格下げショック合意まで迷走を彷彿とさせる債務上限引き上げ問題だったが、今回もようやくデフォルト回避で幕引きとなった。
デットシーリング問題はねじれ議会の恒例行事ともいえるほどに、決まって紛糾するが、結論ありきのこの問題で、一体いつまでチキンレースをやっているのかと思えるほどなのに、12年前はまた一味違った拗らせ方をしていた。

思えばあの頃は為替がドル円で77円時代。隔世の感も一入である。

今回はバイデン大統領とマッカーシー下院議長の合意で、あとの採決は波乱なしと見られるが、2011年のオバマ大統領とベイナー下院議長の協議では、両党の合意の以前に、党内もまとまらず議会採決見送りや相次ぐ延期のどたばたで市場は更に混乱。そして法案成立後にS&Pが米国債を格下げを発表し、同年8日の世界同時株安に発展した経緯がある。

とはいえ、このような波乱劇はいずれも格好のイベントドリブン機会にほかならない。
終日売りスタンスが奏功。
頭と尻尾をくれてやり下手ながら何とか及第点か。

本日の損益
デイ +250円(10枚)

現在の資金
1,635,420,000円 (+2,500,000円)※手数料考慮せず

日経平均は怒涛の巻き戻し騰勢から再び上放れ一段高

カテゴリ:
2023.05.25NY-35.272023.05.25NAS+213.9







米国市場はまちまち。
ダウは5日続落。ナスダックは3日ぶりに急反発

2023.05.262023.05.26上海





日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 30,916.31(+115.18)
始値 30,909.61
高値 30,101.60
安値 30,864.49

日経225先物 終値 30,960(+130)
始値 31,000
高値 31,110
安値 30,880
出来高 47,113枚


日経平均







































5.26日経平均は続急落。
先物は170円GUで始まり、序盤は売りが先行し、9時直後には一時安値30,880円まで突っ込む場面もあったが、間もなく切り返す展開に。
一時高値31,110円まで値をつけあっさり3万1千円台を回復するが、その後は失速頭打ち。
後場開場とともに棒下げ商状から急速に上げ幅を縮小し、いってこいとなるかに見えたが、朝方の安値圏に達するとすぐさま切り返し、一進一退。
それでも戻りは鈍く、引けにかけては結局売り直されて本日の安値圏で終えている。
ナイトに入っては保ち合いを一段高。
再び33年ぶりの高値を更新。
終日買いスタンスだったが、短期回転が奏功。

来週は債務上限協議や米雇用統計を控える。
毎年恒例のデッドシーリング問題も今年はこじれにこじれ、2011年の米国債格下げデフォルト回避の為の迷走を彷彿とさせる。
Xデーである6月1日に向けて為替もドル高円安が急進。ドル円は140円を突破し、昨年10月の150円台が再びターゲットに。
怒涛の踏み上げ効果も相まって直近7週間の反動高だけで日経平均の上げ幅は3千円超幅に達している。
バブル崩壊以降はどうしても上値が重かった日経平均も3万円台を盤石にして過去最高値が視野に入りそうでもある。
新たなるステージに期待したい。

本日の損益
デイ +180円(10枚)
ナイト +250円(10枚)

現在の資金
1,632,920,000円 (+4,300,000円)※手数料考慮せず

日経平均は3日ぶりに反発 一服後は押し目買い優勢

カテゴリ:
2023.05.24NY-255.52023.05.24NAS-76.08







米国市場は続急落。
ダウは4日続落。ナスダックも続落だが時間外で大幅反発

2023.05.252023.05.25上海





日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 30,801.13(+118.45)
始値 30,599.27
高値 30,889.98
安値 30,558.14

日経225先物 終値 30,830(+220)
始値 30,660
高値 30,910
安値 30,620
出来高 51,904枚


日経平均







































5.25日経平均は続急落。
先物は小幅高で始まり、間もなく上げ幅を急速に拡大。
上海開場を前後して売り買いが交錯する場面もあったが、午後には一段高。
一時高値30,910円まで値を伸ばすが、後場開場とともに伸び悩みいってこいの展開に。
しかし、上海後場が始まると持ち直し、結局引けにかけては買い直されて本日の高値圏を維持して取引を終了。
終日買いスタンスが奏功。

本日の損益
デイ +180円(10枚)

現在の資金
1,628,620,000円 (+1,800,000円)※手数料考慮せず

日経平均は一服感から干天の慈雨続く

カテゴリ:
2023.05.23NY-231.02023.05.23NAS-160.5


米国市場は夫々下落


2023.05.242023.05.24上海





日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 30,682.68(-275.09)
始値 30,728.69
高値 30,856.92
安値 30,566.83

日経225先物 終値 30,610(-240)
始値 30,700
高値 30,860
安値 30,570
出来高 45,739枚



日経平均






































5.24日経平均は続急落。
先物は150円GDで始まるが、序盤は買い戻しが先行。
一時高値30,860円まで値を戻す場面もあったが、間もなく失速。
上海開場後には一段安し、後場開始直後には一時安値30,570円まで突っ込む場面もあったが、
午後には下げ渋る展開に。
しかし、朝方の水準には及ばず、結局売り直されて本日の安値圏で取引を終了。
先日の8連騰で実に2千円も一気に駆け上がってきていただけに、一服感。
干天の慈雨が続く。
終日短期回転が奏功。

本日の損益
デイ +170円(10枚)

現在の資金
1,626,820,000円 (+1,700,000円)※手数料考慮せず

10年越の5.23ショック再び 日経平均は9日ぶりに急反落

カテゴリ:
2023.05.22NY-140.02023.05.22NAS+62.88


米国市場はまちまち

2023.05.232023.05.23上海





日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 31,957.77(-129.05)
始値 31,245.72
高値 31,352.53
安値 30,828.73

日経225先物 終値 30,850(-180)
始値 31,260
高値 31,360
安値 30,820
出来高 70,559枚

日経平均




































5.23日経平均は9日ぶりに急反落。
怒涛の続急伸も8連騰でストップ。
先物は230円GUで始まり、序盤はじりじりと上げ幅を拡大し、一時高値31,360円まで値を伸ばし、連日で33年ぶりの戻り高値を更新していったが、後場開場後に一転して棒下げ商状から上げ幅を急速に縮小。
あっさりマイナスに転じると、更に下げ幅を拡大し、一時安値30820円まで突っ込む場面もあったが、間もなく底打ち。
その後は引けにかけて三角保ち合いの様相に。
他方で巻き戻しも限定的で、結局戻し切れずに引けにかけて売り直され、ほぼ安値引けで終えている。


5.23ショック再び











奇しくも10年前の同じ日である2013年5月23日の高止まりから急落劇、5.23ショックを彷彿とさせる。
じり高する中での突然の仕掛け売りでまさに同じパターン。

2013年時はバーナンキショックと呼ばれることもあるが、実際には発言の影響は限定的でむしろ朝方は高く推移していた。

2013年の5.23ショックの際には、千円以上の超大幅な急落があったことはまだ記憶に新しい。
思えば2013年5月23日、あの日は高値に買い上げられてからの急落という大往来で、出来高は32万枚を超えていた。
一般には当時のバーナンキFRB議長が前日の議会証言で緩和縮小を示唆したことが遠因にあるとされるが、翌朝の日本市場は朝からネガティブな反応はなくむしろ高値圏を推移していた。前日5月22日のリスクオンの余韻すらあった。
あの日の地合いをまだ鮮明に覚えているが、バーナンキ・ショックと呼ばれるものではなく、単純にアノマリーや需給要因によるところが大きい。


2013年時にはサーキットブレーカーまで発動し、千円超の下落幅、実に日中だけで1500円超幅を下げ、ラージで32万枚という震災時以上の驚異の出来高を記録していたが、今回は500円程度の下押しで日中での暴落は早々に収束。

ナイトに入ってようやく戻り売りが再開。
一時安値30,550円まで下げ幅を拡大している。
日中の高安幅は540円にとどまっていたが、ナイトまで通してみればこの時点で810円に及んだ。
それでも1万円台の当時に比べれば、3万円超の値嵩でこの程度の下落は適度な調整の範囲内といえるのか。

7023-5.23また現物でも特筆すべき動きがあり、引け直前にトヨタ(7203)が一気に100円安。
前日比4.76%安で引けたことが注目されている。
この日のトヨタ株の出来高3979万3700株のうち、引け直前だけで4割近い1447万6千株が出来ていた。

朝方の異様な底堅さからの下放れはまさに干天の慈雨の如し。
まさに溜飲が下がる思いに。
頭と尻尾をくれてやりながらも終日短期回転が奏功。

同様の急落は昨今において枚挙に暇がないが、毎度思うことは同じ。

日経225の相場では上がろうが下がろうが関係ない。
この戦略のおかげで自分のトレードが確立できたからこそだが。
重要なのは確固たるルールとリスクマネジメント。
相場はゼロサムゲームであり、百戦錬磨のプロが個人から資金を奪えるのは、損失を最小限にし、巧みな戦略で攻めるばかりでなく、しっかり防御を怠らない運用をするからなのだと本日のような相場を見ると改めて痛感する。


本日の損益
デイ +360円(10枚)
ナイト +190円(10枚)増し玉合算

現在の資金
1,625,120,000円 (+5,500,000円)※手数料考慮せず

日経平均は怒涛の8連騰 G7広島サミットは成功裡に閉幕 G7首脳の原爆慰霊碑への献花に隔世の感

カテゴリ:
2023.05.19NY-109.22023.05.19NAS-30.94






米国市場は3日ぶりに反落。
米債務上限問題は2011年の米国債格下げデフォルト回避の為の迷走が再び、といったところ。

2023.05.222023.05.22上海





日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 31,086.82(+278.47)
始値 30,735.71
高値 31,086.82
安値 30,689.27

日経225先物 終値 31,030(+130)
始値 30,770
高値 31,090
安値 30,680
出来高 39,665枚

日経平均


5.22日経平均は怒涛の8連騰。8日続急伸。
連騰記録では2017年に史上最長の16連騰を記録しており、まだ前例なき連騰でもない。ただ、この歴史的高値圏での踏み上げ効果にどれだけの持続可能性があるか、さしずめババ抜き相場の様相ともいえる。
前日まで続いていた四本値揃っての高値更新は5日間でストップしている。
それでも始値が僅かに及ばなかっただけで、高値、安値、そして終値ベースでは、連日で2021年のバブル後高値を連日で更新中。

先物は130円GDで始まり、寄り付き直後こそ戻り待ち売りに押されたかに見えたが、9時直後に前日安値でもある一時安値30,680円で踏みとどまると、すぐさま切り返し、棒上げ症状から上げ幅を急速に拡大。
上海開場とともに伸び悩む場面もあったが、後場からはもう一段高。
保ち合いを完全に上放れすると、吹っ切れたように再び33年ぶりの上値を尽く突破していく展開に。
引け前には遂に3万1千円をも突破し、一時高値31,090円をつけながら本日の高値圏で終えている。
噴値売りもあっさり踏まれて乗り切れなかったものの、下手ながら何とか及第点か。

前日に続いて1990年以来となる33年ぶりの空を更に駆け上がる空中戦は実に爽快。
米国市場の波乱含みを横目に見事な踏み上げだったが、この数年、閉塞感が高かっただけに連日で感慨も一入。
やはり国策による上昇や国を挙げてのイベント時の流れには逆らってはいけない。


5.19G7広島サミット ゼレンスキー大統領G7広島サミット

G7広島サミットG7広島サミットG7広島サミット

ウクライナのゼレンスキー大統領の電撃訪問やG7首脳陣が揃って原爆死没者慰霊碑の前で一列に並んで献花するなど、10年前であれば俄かに信じられない光景を目の当たりに。

広島特に慰霊碑への米首脳による訪問は前自国開催の2016年伊勢志摩サミット時にオバマ大統領の訪問でも実現したが、米国内で波紋を呼んだいきさつもあり、あまり大々的にアピールされていない。
その上での実現というのは、まさに隔世の感というべきか。

G7広島サミットも成功裡に閉幕。
当初オンライン参加のはずだったウクライナのゼレンスキー大統領が電撃出席したことにより、歴史的なサミットとなた今回のG7広島サミット。
歴史的な株高とともに、議長である岸田首相の株も上がった格好に。
むしろ逆で、まさに国策イベントは買いであり、強く安定したリーダーに期待して外国人が買っているのか。
このまま5月アノマリーを打ち破る新たなる潮流となるのか、更なる日本市場の飛躍に期待したい。

本日の損益
デイ +30円(10枚)
ナイト -40円(10枚)増し玉合算

現在の資金
1,619,620,000円 (-100,000円)※手数料考慮せず

33年ぶりに見る空は澄み渡り感慨も一入 日経平均バブル後高値を7連騰で一点突破 G7広島サミット開幕

カテゴリ:
2023.05.18NY+115.12023.05.18NAS+188.2







米国市場は続急伸。

2023.05.192023.05.19上海





日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 30,808.35(+234.42)
始値 30,847.36
高値 30,924.57
安値 30,679.16

日経225先物 終値 30,900(+310)
始値 30,910
高値 30,940
安値 30,680
出来高 46,651枚

日経平均




































33年ぶりの空は日本だけ澄み渡って青かった。
2021年に31年ぶりの高値を更新し、1年半調整を続けてきたが、コロナ明けとともに感慨も一入。


5.19日経平均は7日続急伸。
5日連続で四本値揃って1年半ぶりの高値を更新中。
指数は2021年のバブル後高値を更新し、1990年8月以来、実に33年ぶりの高値水準を回復。
1990年8月というと、湾岸戦争の発端ともなったイラクによるウェート侵攻の頃である。

先物は320円GUで始まり、寄り付き直後こそ一時高値30,940円をつけるが、間もなく棒下げ商状から上げ幅を急速に縮小。
一時安値30,680円まで突っ込む場面もあったが、早々に底打ち。
上海開場とともに再び上値を試すが、2万1千円の連続代替わりには逡巡したのか、結局朝方の高値の前に失速。
保ち合いのまま引けている。

ほぼ想定シナリオ通りだったが、朝方の売りも限定的。
イニシャルレンジで早々に収束。
終日短期回転が奏功したものの、下手ながら何とか及第点といったところか。


前回のバブル後高値更新時、2021年では更新直後に岸田ショックで水を差されたが、今回も急上昇に乗り切れていない投資家からは高値警戒感から急落を観測する論調が目立つ。
しかし、他方で、もうはまなだりともいう格言もある。
まずは一服感が先に立ったものの、すぐさま切り返しており、セルインメイのアノマリーも恐れぬ上げっぷり。


かつて日本株が上昇する時はファンダメンタルズではなく、決まって政治の転換点が予感される場面だった。
2000年代の投資ブームを牽引したのは小泉首相誕生、そして2005年郵政解散だったことはまだ記憶に新しい。
2012年の衆議院解散後の一斉リスクオン、その後の怒涛のアベノミクス相場の到来も然りで、旧態依然とした政治体制を打ち壊し、政局への期待が生じると、決まって外国人投資家が参入し、日経平均は節目を突破してきた。
今回も安部政権前の自民党に戻ってしまった感があり、再びそれを打ち壊すマグマが噴出してきた感もある。
もっとも、肝心の日本国民の若年層が政治に無関心であるせいで今すぐに政権交代が起こる兆候は見られない。
現在は消去法的に買われたり、バフェット氏による連想買いなどが後押ししているが、自社株買いも一過性のもの。


G7広島サミットG7広島サミット







さしずめ自国開催のG7広島サミットにおいて岸田首相のリーダーシップを期待するご祝儀相場といった感もある。

政局というよりも単なる安定政権という見方か。
日本の政治というと、バブル後は小泉政権や安倍政権を除いてほぼ毎年首相がコロコロと変わっていただけに、珍しく長期政権の目を見出したのだろうか。
はたまた、その裏で、外国人の目には維新の会の地方選での躍進に変化を見出しているのかもしれない。
2017年10月の16連騰小池劇場衆院選イベントドリブンによるものが大きかった。
小泉劇場と維新躍進が重ならないまでもないが、当面はその安定と政権交代もありうるという刺激の両方なのかもしれない。

そういった意味で、ババ抜き相場の様相も呈してきているが、最大のリスクはチャンスなのにエントリーしないこと。
先物主導で上がっても下がっても丁度良いボラティリティで利益が得られるのが日経225先物の良いところ。
2年前にも感じたことだが、33年ぶりの空を吹き抜ける風は実に心地よい。
今回はもう少し長くこの空中戦が続いてくれるだろうか。
いずれにしても、これまで何度も未曽有の相場、その歴史的転換点において助けられたが、久方ぶりの歴史的大相場到来に改めて感謝したい。


本日の損益
デイ +170円(10枚)
ナイト +180円(10枚)増し玉合算

現在の資金
1,619,720,000円 (+3,500,000円)※手数料考慮せず

G7広島サミット開幕前に3万円乗せからなお上放れ ナイト早々にも一段高し3万1千円に迫る場面も

カテゴリ:
2023.05.17NY+408.62023.05.17NAS+157.5







米国市場は急反発。


2023.05.182023.05.18上海





日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 30,573.93(+480.34)
始値 30,432.54
高値 30,667.13
安値 30,381.90

日経225先物 終値 30,590(+530)
始値 30,510
高値 30,670
安値 30,370
出来高 57,784枚


日経平均
































5.18日経平均は6日続急伸。
4日連続で四本値揃って1年半ぶりの高値を更新中。
2021年9月14日以来の高値水準を回復。
先物は450円GUで始まり、買いが先行。
一時高値30,670円まで上値を伸ばすが、早々に一服。
その後は三角保ち合いの様相を呈していたが、
下値は30,370円まで突っ込む場面もあったが、すぐさま切り返すなど堅調に推移。
自社株買いや外国人買いを背景に、G7広島サミット首脳本会合の開幕前であることも相まって怒涛の押上劇が続いている。
デイはやや逡巡する動きだったが、ナイトに入っては開場早々に棒上げ症状から一時高値30,640円まで一段高。
絶好のトレード日和で、終日買いスタンスだったが、短期回転が奏功。

日経平均が3万円を超える動きは菅前総理退任前と似ているが、今回は失敗できないG7サミットや自社株買いに支えられ、既成事実感を醸成するかのような動き。
米市場の債務上限問題や金融政策の不透明感による乱高下とは対照的。
朝方には上値追いに煮え切らない動きが続いていただけに、ようやくナイトの踏み上げ急騰では溜飲が下がる思いがした。
下手ながらもこのようなトレードができるのは幸運。SA戦略の成功も然りだが、手薬煉引いて待っていた甲斐があったというもの。
改めて今の戦略を得られたありがたさを痛感する。


本日の損益
デイ +210円(10枚)
ナイト +280円(10枚)増し玉合算

現在の資金
1,616,220,000円 (+4,900,000円)※手数料考慮せず

日経平均3万円突破後も怒涛の巻き戻し騰勢が加速

カテゴリ:
2023.05.16NY-336.42023.05.16NAS-22.16








米国市場は反落。

2023.05.172023.05.17上海





日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 30,093.59(+250.60)
始値 29,912.44
高値 30,115.32
安値 29,912.44

日経225先物 終値 30,060(+220)
始値 29,900
高値 30,140
安値 29,890
出来高 42,083枚


日経平均

































5.17日経平均は5日続急伸。
3万円台を2021年9月28日以来、1年8ヵ月ぶりに回復。
怒涛の巻き戻し騰勢が加速。3日連続で四本値揃って1年半ぶりの高値を更新中。
先物は小幅高で始まり、ほぼ寄り底から上げ幅を急速に拡大。
早々に3万円を突破し、前場はほぼ断続的に上昇し、一時高値30,140円まで値を伸ばすもその後は失速。
後場開場後は狭いレンジでの高値揉み合い。
それでも戻り売りをこなしながら、結局大台を堅持して引けている。
ナイトに入っても騰勢は衰えず、更に一段高。
ほぼ据え膳相場で、終日買いスタンスが奏功。
前回2021年9月の3万円回復時には岸田ショックで水を差されて月足ベースでは大台を割っていたが、今回こそは抜け切れるか如何。

本日の損益
デイ +90円(10枚)
ナイト +380円(10枚)増し玉合算

現在の資金
1,611,320,000円 (+4,700,000円)※手数料考慮せず

日経平均は4日続急伸も気迷い十字線 TOPIXは1990年8月以来33年ぶりのバブル後高値を更新

カテゴリ:
2023.05.15NY+47.982023.05.15NAS+80.47







米国市場は反発。

2023.05.162023.05.16上海


日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 29,842.99(+216.65)
始値 29,838.01
高値 29,916.56
安値 29,779.07

日経225先物 終値 29,840(+170)
始値 29,840
高値 29,920
安値 29,770
出来高 40,344枚


日経平均

5.165.16





日経平均は4日続急伸。
連日で四本値揃って1年半ぶりの戻り高値を更新。終値べースで年初来高値を更新中。
TOPIXは1990年8月以来33年ぶりのバブル後高値を更新。

先物は170円GUで始まり序盤から売り買いが交錯。
後場開場直後には一段高し、上値を試す場面もあったが、一時高値29,920円で失速頭打ち。
引けにかけては伸び悩んで推移。
結局寄り引け同値の気迷い十字線で終えている。
終日買いスタンスだったが、踏み上げ効果も尽く不発に終わり、あえなく退散。

本日の損益
デイ -60円(10枚)

現在の資金
1,606,620,000円 (-600,000円)※手数料考慮せず

日経平均は1年半ぶりの戻り高値水準を回復 3万円の大台が射程内に 岸田ショック前の空域に突入か

カテゴリ:
2023.05.12NY-8.892023.05.12NAS-43.76


米国市場は夫々下落。

2023.05.152023.05.15上海


日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 29,626.34(+238.04)
始値 29,547.04
高値 29,629.47
安値 29,475.97

日経225先物 終値 29,670(+250)
始値 29,550
高値 29,670
安値 29,470
出来高 34,929枚

日経平均
































5.15日経平均は3日続急伸。
四本値いずれも揃って直近の最高値を更新し、終値べースでも連日で年初来高値を更新中。
3万の大台前で心理的節目でもある29,500円超えは2021年11月22日以来。
実に1年半ぶりの高値水準を回復している。

先物は130円GUで始まり序盤は三角保ち合いの様相を呈していたが、戻り売りをこなしながらも一時安値29,470円で踏みとどまり、下値も限定的。
午後には朝方の高値29,630円に上値を抑えられる展開だったが、引けにかけて二文新値で一段高。
結局29,670円をつけながらの高値引けで終えている。

外国人買いや自社株買いによる潮流も相まって2021年の戻り高値に急接近。
俄かに3万円の大台が射程内に。

戻り待ちの攻防の前に逡巡する向きも見られず、もうはまだなりというべきか、踏み上げ効果に期待したが、ほどほどで退散。

奇しくも2021年9月に31年ぶりの高値水準を回復しながらも、岸田ショックで水を差され、その後抜け切れなかった空域でもある。
今回はG7自国開催で本会合開幕が今週末に迫る中、さしずめご祝儀相場となっているが、アノマリーを打ち破り、この空域を抜け切ることができるのか、新たな相場のターニングポイントなることを期待したい。

本日の損益
デイ +90円(10枚)

現在の資金
1,607,220,000円 (+900,000円)※手数料考慮せず

日経平均は保ち合いを上放れ続急伸 年初来高値を更新中 約1年半ぶりの高値水準を回復

カテゴリ:
2023.05.11NAS+22.062023.05.11NAS+22.06

米国市場はまちまち。
ダウは4日続落だが、他方でナスダックは小幅続伸で年初来高値を更新。

2023.05.122023.05.12上海


日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 29,388.30(+261.58)
始値 29,199.30
高値 29,426.06
安値 29,141.52

日経225先物 終値 29,420(+300)
始値 29,130
高値 29,430
安値 29,090
出来高 41,507枚

日経平均



5.12日経平均は続急伸。終値ベースで年初来高値を更新中。
連日の各社自社株買いの発表と好決算を背景に、約1年半ぶりの高値水準を回復。
先物は小幅安で始まるが、間もなくプラスに転じると棒上げ商状で上げ幅を急速に拡大。
上海開場後は一転して膠着。狭いレンジでヨコヨコの展開となるが、高値圏を堅持。
結局引け前に一文更新し一時高値29,430円をつけながら、ほぼ高値引けで終えている。
戻り売りをこなしながら、終日短期回転が奏功。

「5月に株を売って退場しろ」
Sell in May and Go Away


G7広島サミット今年は来週末よりいよいよ広島G7サミットが始まる。
サミット前週の意外高。
2016年の伊勢志摩サミット以来の自国開催だが、セルインメイのアノマリーとしては嵐の前の静寂か。
もう一波乱あるか、新たなる潮流に期待したい。

本日の損益
デイ +210円(10枚)

現在の資金
1,606,320,000円 (+2,100,000円)※手数料考慮せず

日経平均は大台堅持しながらもほぼ気迷い十字線で膠着

カテゴリ:
2023.05.10NY-30.482023.05.10NAS+126.8



米国市場はまちまち。

2023.05.112023.05.11上海



日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 29,126.72(+4.54)
始値 29,110.79
高値 29,165.59
安値 29,028.71

日経225先物 終値 29,120(-20)
始値 29,060
高値 29,160
安値 29,020
出来高 25,503枚


日経平均





























5.11日経平均は指数が小反発。
先物は80円GDで始まり、一時安値29,020円まで突っ込む場面もあったが、2万9千円台を堅持して踏み止まると三角保ち合いの様相に。
午後には保ち合いを上放れし、一時高値29,160円まで上値を試す場面もあったが、引けにかけて伸び悩み、結局小幅安、ほぼ変わらずの水準で終えている。
ほぼ気迷い十字線で終始膠着。
嵐の前の静寂か。
踏み上げ効果に期待したが、あっさり振り落とされて早々に退散。

本日の損益
デイ -40円(10枚)

現在の資金
1,604,220,000円 (-400,000円)※手数料考慮せず

日経平均は微調整も押し切れず 米CPI前後で調整含み なお格好のイベントドリブンに

カテゴリ:
2023.05.09NY-56.882023.05.09NAS-77.36







米国市場は夫々下落。

2023.05.102023.05.10上海





日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 29,122.18(-120.64)
始値 29,189.41
高値 29,195.16
安値 29,070.11

日経225先物 終値 29,140(-100)
始値 29,240
高値 29,250
安値 29,070
出来高 29,739枚

日経平均






























5.10日経平均は反落。
先物は変わらずで始まるが、間もなく棒下げ商状から下げ幅を急速に拡大。
午後には一時安値29,070円まで切り下げる場面もあったが、引けにかけては下げ渋って推移。
結局押し切れずに半値戻し水準で取引を終了。

ナイトに入っては利上げ打ち止めを見極める米CPIが発表されたが、直後こそ売り買いが激しく交錯。
4月の米CPIは+4.9%。
市場予想の+5.0%を下回り、目下、10ヵ月連続でインフレ鈍化が進行中。
5.0%を割り込むのは実に2年ぶり。利上げ停止、年内利下げへと思惑が先行していたが、なおサービス分野では高止まり感が警戒されている。
他方で、米債務上限問題への警戒感から過度な楽観ムードは後退し足踏みが続く。
日中同様に微調整もほどほどで収束。
終日買いスタンスが奏功。

本日の損益
デイ +80円(10枚)
ナイト +170円(10枚)

現在の資金
1,604,620,000円 (+2,500,000円)※手数料考慮せず

日経平均は再び2万9千円台を回復 ババ抜き相場の様相に 嵐の前の静寂か

カテゴリ:
2023.05.08NY-55.692023.05.08NAS+21.50

米国市場はまちまち。

2023.05.092023.05.09上海

日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 29,242.82(+292.94)
始値 29,020.63
高値 29,262.36
安値 29,020.63

日経225先物 終値 29,240(+290)
始値 29,040
高値 29,260
安値 29,010
出来高 26,600枚

日経平均














5.9日経平均は反発。再び2万9千円台を回復し、終値ベースでの年初来高値を更新。
先物は90円GUで始まり、序盤からじりじりと上げ幅を拡大。
上海開場後も堅調に推移し、ほぼ断続的に買われて午後には一段高。
引けにかけては伸び悩んだものの、一時高値29,260円をつけながら、ほぼ高値引け水準で取引を終了。
さしずめババ抜き相場の様相だが、好決算を背景に鬼の居ぬ間の洗濯かはたまたアク抜けか。
米CPIの前であるとともに高値警戒感もある中にあって、割安で日本株優位の上値追いは天晴れ。
頭と尻尾をくれてやりながらも、終日買いスタンスが奏功。

本日の損益
デイ +170円(10枚)

現在の資金
1,602,120,000円 (+1,700,000円)※手数料考慮せず

GW明け 今年も格好の噴値売り

カテゴリ:
2023.05.05NY+546.62023.05.05NAS+269.0

米国市場は反発。
日本のGW入り前につけていたダウ500ドル超の上げ幅から一転、GW中は千ドル近い大幅調整。
GW明けは再び500ドル超高でほぼGW前後で変わらず水準。
米FOMCは無事通過。利上げ停止から、更に今年中の利下げまで織り込むほどに。


2023.05.082023.05.08上海

日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 28,949.88(-208.07)
始値 29,095.46
高値 29,144.12
安値 28,931.81

日経225先物 終値 28,950(+200)
始値 29,070
高値 29,150
安値 28,930
出来高 28,618枚

日経平均

















5.8GW明けの日経平均は指数が反落。
寄与度の高いファストリが3%下げ、当該銘柄が100円押し下げた格好に。
それでも米国市場が波乱含みの展開だったわりには小幅な変動幅ともいえる。
先物は祝日取引により前日比では反発。
320円GUで始まるが、序盤にこそ棒上げ商状から一時高値29150円をつける場面もあったが、間もなく失速。
上げ幅を縮小するが、一時安値28,930円で踏み止まる底堅い展開に。
午後は極狭レンジで膠着するが、結局本日の安値圏ながら、終始プラス圏を堅持して引けている。
終日売りスタンスだったが、異様な底堅さの前にほどほどで退散。

本日の損益
デイ +70円(10枚)

現在の資金
1,600,420,000円 (+700,000円)※手数料考慮せず

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