日銀が0.25%利上げを決定 16年ぶりの政策金利 名実ともにゼロ金利からの脱却に舵切り 日経平均は高安千円超幅の大往来
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米国市場はまちまち。
日経先物(左) /上海総合 (右)
日経平均株価 終値 39,101.82(+575.87)
始値 38,140.77
高値 38,188.37
安値 37,954.38
日経225先物 終値 38,230(+740)
始値 38,050
高値 39,230
安値 37,950
出来高 57,377枚
日経平均は続急伸。
先物は440円GD、3万8千円割れ寸前で始まるが、9時直後にあっさり大台を割り込み、一時安値37,950円まで突っ込む場面もあったが、すぐさま切り返し、大台を堅持。
日銀金融政策決定会合の結果発表を控える中、じりじりと下げ幅を縮小。
事前報道があるまでは、より慎重を期してデータを見るならば9月利上げの観測が大勢だったが、俄かに0.25%の利上げの見通しに傾いた。
自民党総裁選も近く政府要人の口先介入が相次ぐ中、政府の意向が働いた可能性を考慮すれば国策に売りなしとなるのか。
通常正午頃に発表されるが、2014年の追加緩和決定時(黒田バズーガ砲第二弾)のように13時頃までずれ込んでの発表。
事前報道通りに0.25%の利上げを決定。3月のマイナス金利解除以来の利上げだが、ようやく名実ともにゼロ金利から脱却し、ひとまずリーマンショック後の、実に16年ぶりの水準に、いよいよ金利のある時代に戻した格好に。
同時に国債買い入れ減額も決まり、金融政策正常化に大きく舵を切ったことになる。
発表直後こそ円高株安が急進したものの、すぐさま切り返し、結局引けにかけて再騰勢の展開に。
3万9千円に乗せてなお上放れし、39,230円高値引けで取引を終了。
同日内に2回も台替りする例は中銀イベントだけに例をとってみても極めて稀有であり、高安幅は実に千円超、1,270円幅に及ぶ大往来。
為替も日銀植田総裁会見時にはドル円が一時149円台にまで突っ込むものの、調整は限定的。
終日短期回転が奏功。
引き締め政策で一旦調整含みの展開も警戒されていたが、引け前には米半導体輸出規制から日本を除外する材料などを口実に、米FOMCも控える中にあって、早々に出尽くしの様相に。
売り崩しに期待したが、尽く踏まれてほどほどで退散。
デイ +180円(10枚)
SA +860円(10枚)増し玉合算
現在の資金
2,345,150,000円 (+10,400,000円)※手数料考慮せず