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2024年10月

日銀金融政策決定会合前後で小幅に下振れするも元鞘のほぼ無風通過

カテゴリ:
NY-NAS2024.10.30
米国市場は夫々下落。
2024.10.31-225上海
日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 39,081.25(-196.14)
始値 39,179.72
高値 39,249.21
安値 38,832.21

日経225先物 終値 39,060(-430)
始値 39,230
高値 39,270
安値 38,840

日経平均
10.31
日経平均は4日ぶりに反落。
先物は260円GDで始まり、寄り付き直後こそ戻りを試すが、間もなく一時高値39,270円で失速、頭打ち。

日銀金融政策決定会合の結果発表を控え、3万9千円をしっかり踏みとどまりながら三角保ち合いの様相を呈していたが、現状維持決定の発表後は保ち合いを下放れし一段安。
一時安値28,840円まで突っ込む場面もあったが、引けにかけては巻き戻し、結局発表前水準に落ち着きながら取引を終了。

10.31
日銀は0.25%の金利据え置きで大きな政策変更なし。
注目されておいた追加利上げへのスタンスについては、引け後の会見で、植田総裁は次回以降の会合での利上げに含みを持たせ、このところの円安を牽制する格好に。
直後に円高に振れているが、こちらも一進一退が続いている。

イベント目白押しの中、着々と通過。
さしずめ、嵐の前の静寂感だが、幕間つなぎのイベントドリブンも十分な効果をもたらしている。

終日短期回転が奏功した。

デイ +280円(10枚)
SA   +200円(10枚)増し玉合算

現在の資金
2,705,130,000円 (+4,800,000円)※手数料考慮せず

幕間つなぎもなお巻き戻し騰勢続く

カテゴリ:
NY-NAS2024.10.29

米国市場はまちまち。
2024.10.30-225上海
日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 39,277.39(+373.71)
始値 39,105.89
高値 39,417.88
安値 39,094.30

日経225先物 終値 39,490(+520)
始値 39,170
高値 39,490
安値 39,120

日経平均
10.30

日経平均は3日続急伸。
衆院選後の巻き戻しトレンドが続いており、3万9千円台を回復。
先物は200円GUで始まり、序盤から買いが先行。
現物後場開場とともに失速頭打ちになり、中終盤にかけていってこいの様相を呈していたが、引け直前になって再騰勢の展開に。
結局現物引け後に一段高し、39,490円の高値引けで終えている。

幕間つなぎながら、騰勢は衰えず。
終日買いスタンスだったが、あっさり振り落とされて早々に退散。

デイ +120円(10枚)

現在の資金
2,700,330,000円 (+1,200,000円)※手数料考慮せず

幕間つなぎ 選挙後の巻き戻し余勢どこまで

カテゴリ:
NY-NAS2024.10.28
米国市場は夫々上昇。
2024.10.29-225上海
日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 38,903.68(+298.15)
始値 38,524.30
高値 38,903.68
安値 38,416.85

日経225先物 終値 38,970(+300)
始値 38,600
高値 38,970
安値 38,430

日経平均
10.29

日経平均は続急伸。
衆院選後の巻き戻しの余勢とともに3万9千円回復目前にまで急接近。
先物は小幅安で始まり、寄り付き直後こそ売りが先行し、一時安値38430えんまで突っ込む場面もあったが、すぐさま切り返す再騰勢の展開に。
朝方はあっさりプラス圏に浮上し、ほぼ断続的に上げ幅を拡大。
午後には一時高値38,970円をつけるが、大台回復前には逡巡する動きから頭打ちに。
現物の後場が開場すると、伸び悩む場面もあったが、引けにかけて再び上値を試す動きに。
結局昼すぎの一時高値に顔合わせる格好で大台回復目前、38,970円の高値引けで終えている。

衆院選を終えて、日銀金融政策決定会合、米大統領選挙とイベント尽くし。
さしずめ幕間つなぎといったところだが、ほどほどで退散。
やれやれ。

デイ +40円(10枚)
SA   +280円(10枚)増し玉合算

現在の資金
2,699,130,000円 (+3,200,000円)※手数料考慮せず

衆院選は事前観測以上の自民大敗 早くも次のイベントドリブンにシフト 日経平均は出尽くしによる買い戻し先行 寄り底から怒涛の巻き戻し騰勢 一時800円超高の急反発

カテゴリ:
NY-NAS2024.10.25
米国市場はまちまち。
2024.10.28-225上海
日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 38,605.53(+691.61)
始値 37,757.95
高値 38,740.17
安値 37,757.95

日経225先物 終値 38,670(+660)
始値 37,560
高値 38,770
安値 37,550

10.28

日経平均は急反発。
衆院選後の初取引は投開票前のリスクオフムードから一転、一時800円超高の巻き戻し騰勢に。

先物は450円GDで始まるが、ほぼ寄り底から急反転。
与党が勝敗ラインとしていた過半数を割り込み、寄り付き前気配では国内政治の不安定化を警戒した売り気配が先行したが、比較的小幅なGDにとどまったことで、寄った直後は不安よりも安心感が勝った。

過半数割れ自体は先週時点で織り込まれていたのか、寄り付き直後は棒上げ商状から急速に下げ幅を縮小。

早々にプラスに転じ、9時直後には一時高値38,750円をつけるが、9時半すぎには棒上げ騰勢は一服感。
それでも戻り売りも限定的で狭いレンジながらも高値圏を堅持。

終盤には保ち合いを上放れする一段高。
上海後場の開場とともに、一時高値38,770円を付ける場面も。
ただ、朝方の高値よりも二文新値にとどまり、引けにかけてはやや伸び悩んで推移。
それでも高値維持路線は変わらず、結局大幅高圏内で取引を終了している。

もう少しリスクオフが続くかと備えていたものの、為替は円安が加速し、素直な巻き戻しの展開に。
朝方からの急騰は、あまりの切り替えの早さに驚いたものの、その上げっぷりには溜飲が下がる思いに。

踏み上げ効果に期待したが、まさに垂涎の値動きであり、絶好のデイトレ日和だった。
終日短期回転が奏功。

10.27

衆院総選挙は週末の時点で予想通り、自民、公明の与党が大幅に議席を失い、過半数割れに。

欧米メディアは特に英BBCが「国民が自民党を罰した」と評したり、他にも「米国の重要な同盟国のリーダーシップを巡って不安定な状況が続く」と懸念を示す談話が多い。

10.27


実際に、一夜が明けても、先行きは依然として不透明のまま。
自公を除いた野党総数では上回っているものの、野党間の連携はとれていないので、すぐに政権交代というムードでもないからである。
このところ何度も思い起こされる1993年の細川内閣誕生時のように、30年ぶりに少数与党連立の可能性が浮上するも、当時のような、あの熱気は全くない。
報道も裏金議員と称される自民候補者にだけアイコンをつけて区別するなど、多少のキャンペーン感はあったものの、そのほかは至って公平な姿勢で、あからさまに反自民を野合させてでも政権交代に導いたり、そのような気運を高める動きもない。

10.27

野党最多は立憲民主党。
大幅に議席を伸ばしたものの、圧勝でもない。
2009年のように二大政党によるがっぷりよつという構図でもなく、分裂した旧民主党の共闘もいまいち足並み揃わず。
維新は票を減らしたものの、大阪は維新1強で自民全滅。
とはいえ票が分散した結果、依然として自民党が第1党で最多議席を維持しており、現時点では自民党政権が存続する可能性は高い。
ただ、存続しても、今度は不信任案決議をいつでも簡単に通すことができる。
首班指名で統一候補は立てられないにしても、自民を引きずり落とすというただ一点においてのみなら野合は可能である。
ただ、ねじれ議会となる為、3分の2以上の再議決はできず、強行採決はできない。その意味でも来年の参院選までこの不安定感、不透明感は引きずりそうである。

10.27
今回躍進したのは国民民主党。
消費税の一時停止や手取りを増やすというわかりやすい政策、キャチコピーが奏功したのか、解散前の7議席から28議席に。
候補者不足により比例で3議席を他党に譲らなければならない事態になるほど想定外に票を伸ばしている。

そこで俄かに浮上したのが自公と国民民主との連立。
国民の議席数を合わせれば過半数を確保できるが、玉木代表は連立を強く否定している。

首班指名の特別国会は11月11日に召集される。
過半数に達しない場合は上位2人による決選投票となる。
今回のように微妙な場合は、第1党から総理が出るとは限らない。

過去には、これも鮮烈な記憶として残っている1993年8月の特別国会、細川護熙氏の日本新党は第5党だった。
1994年4月には第3党の新政党から羽田氏、同年6月には第2党の社会党から村山氏が指名された例がある。
特にこの前代未聞の村山政権発足は決選投票によるものだった。

今回は自公で過半数割れであるので、このままいけば、実に30年ぶりに決選投票となる可能性も高いが、特別国会前に自公、立民がどう他党を取り込むかが注目される。

決選投票では先の自民党総裁選が記憶に新しく、順当な得票数とは全く別の力学が働くので、予断は許されない。

而して、日本の政情不安はいくら考えても先行き見通しが不明。
ここは一旦棚上げしてでも、市場の関心は早々に次に移っている。
とりわけ米大統領選まで1週間余に迫る中、イベントドリブンもシフトアップ。

今週はアルファベット、マイクロソフト、アップルなどビッグテックの決算、そして日銀金融政策決定会合が予定されており、来週には米大統領選に続いて米FOMCも控える。
衆院選が重なったおかげで、近年稀にみるビッグイベント週間となるが、続く大いなる相場展開に期待したい。

デイ +790円(10枚)
SA   +880円(11枚)増し玉合算

現在の資金
2,695,930,000円 (+1,7580,000円)※手数料考慮せず
 

衆院選前 ポジション調整も前日安値で踏みとどまる一進一退 嵐の前の静寂感

NY-NAS2024.10.24
米国市場はまちまち。
2024.10.25-225上海
日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 37,913.92(-229.37)
始値 37,954.78
高値 38,028.14
安値 37,713.00

日経225先物 終値 38,010(-150)
始値 38,070
高値 38,080
安値 37,730
日経平均
10.25

日経平均は反落。衆院選前に3週間ぶりの安値にリスクオフ。
先物は小幅安で始まり、序盤は売りが先行。
一時高値38,080円をつけた後は、上値追いは早々に頭打ち。
3万8千円の大台を割り込むと棒下げ商状から下げ幅を急速に拡大。
午後には一段安するが、前日と同じ一時安値37,730円で踏みとどまると、引けにかけては急速に下げ渋って推移。
現物引け後に、朝方の高値水準近くまで値を戻すも、結局及ばず、辛うじて大台に乗せて取引を終了。

いよいよ衆院選の投開票日を迎える。
自公過半数割れを織り込む動きだが、案外底堅く、セリングクライマックスには程遠い。
それでも準備は万端、手薬煉引いてチャンスを待ちたいところ。

終日ほぼ手控えだった。

デイ ±0円(10枚)
SA   +120円(14枚)増し玉合算

現在の資金
2,678,350,000円 (+1,680,000円)※手数料考慮せず

日経平均は12日ぶりに大陽線 連続陰線記録は11日でストップ

カテゴリ:
NY-NAS2024.10.23

米国市場は夫々下落。
2024.10.24-225上海
日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 38,143.29(+38.43)
始値 37,804.52
高値 38,320.39
安値 37,712.19

日経225先物 終値 38,143.29(+38.43)
始値 37,840
高値 38,360
安値 37,730

日経平均
10.24

日経平均は4日ぶりに小反発。
12日ぶりに大陽線となり連続陰線記録は歴代2位タイの11日でストップ。
先物は230円GDで始まるが、間もなく下げ幅を急速に縮小。
朝方あっさりにプラス圏に浮上し、一時高値38,960円まで値を伸ばす場面もあったが、イニシャルレンジで早々に決着。
午後は再騰勢も一服し、狭いレンジで膠着展開に。
それでも押し戻しも限定的で、辛うじて小幅高水準、本日の高値圏を維持して取引を終了。

終日買いスタンスだったが、早々に退散。

デイ -40円(10枚)
SA   +280円(12枚)増し玉合算

現在の資金
2,676,670,000円 (+2,960,000円)※手数料考慮せず

日経平均は一時3万8千円割れから11日連続陰線 格好のイベントドリブンとなるか

カテゴリ:
NY-NAS2024.10.22
米国市場はまちまち。
ナスダックは5日続伸。
2024.10.23-225上海
日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 38,104.86(-307.10)
始値 38,397.28
高値 38,514.33
安値 37,987.62

日経225先物 終値 38,070(-360)
始値 38,320
高値 38,540
安値 37,990
日経平均
10.23


日経平均 11日連続陰線
日経平均は3日続急落。一時3万8千円割れ。
前日に続いて、11日連続陰線を記録した。
日経平均は2012年5月以来、TOPIXでは1992年3月以来となる。
株安、円安、債券安のトリプル安が加速する格好に。

先物は110円GDで始まるが、序盤は買戻しが先行。
一時高値38,540円まで値を戻す場面もあったが、間もなく失速、頭打ち。
午後にはあっさり朝方の安値を下抜け、一段安。

急速に下げ幅を拡大し、棒下げ商状から一時安値37,990円に突っ込む場面も。
大台を僅か1文の割り込みながらも踏みとどまり、日中は大台を堅持した。

引けにかけて下げ渋って推移するが、結局戻し切れず、本日の安値圏で終えている。

終日売りスタンスで、売り崩しに期待したものの、あっさり振り落とされてほどほどで退散。

10.23

ナイトに入っては、米FRBの思惑とは裏腹に、米長期金利上昇中。
為替ではドル円が、7月末以来、約3ヵ月ぶりに153円台前半に突入する場面も。
先の米FRB利下げに続く大幅な利下げ観測はすっかり後退。
0.25%の年内2回が、次回スキップとする見方まで。
それが金利上昇につながっている。
あれほど慎重を期してきたパウエル議長も、やはりボルカー議長時代と同じ轍を踏んでしまうのか。


中間決算が本格化する中、企業業績とは関係なく、政治的材料で振り回されるマーケット。
市場の不安は未だ払拭されていない。

衆院選の自公過半数割れに、「もしトラ」観測。
米大統領選は全取り方式なので、全体の得票数や支持率だけではわからない。
思い出すのは、あの2016年のトランプショック。
あれほどヒラリー優勢だったのが、土壇場でひっくり返ったからである。
更に2020年の大統領選ではバイデン氏が当選したが、選挙後は敗者が結果を受け入れずに泥沼化することも。
しかし、時を同じくしてファイザーのワクチン開発効果が株価を押し上げたことで、29年ぶりの高値を更新し、直近の大幅上昇トレンドの礎ともなった。
このように選挙が絡む不透明シナリオは、枚挙に暇がない。

今ではトランプ政権復活をかなり織り込んでいるので、ハリス氏が当選となれば、金利低下、株安に仕掛けられるかもしれない。
他方、衆院選で自民党が過半数割れとなると、ショックが一巡した後、中期的に株価は下落する傾向がある。
今回の連続陰線によく符合しているのが、1993年宮沢内閣の時で、8日連続陰線を記録した後も下落基調は変わらなかったのである。
1996年村山政権時も然り。2009年衆院選での麻生政権からの政権交代時も、鳩山新政権に移行直後のハネムーン期間を経過すれば同様。

このように米大統領選、衆院選とともに先を読んだらきりがないので、全方位のリスクマネジメントが不可欠。

このようなイベントドリブンでのリスクシナリオには、やはり最新の戦略が肝要となってくる。
為替ヘッジを必要とせず、比較的低コストで安全にリスクテイク、適度な利幅が取れるのも日経225のいいところ。

さしずめ嵐の前の静寂感。
選挙前にもう一波乱に期待したいところだが、ひとまず一服感のやれやれ。

デイ +120円(10枚)
SA   +200円(11枚)増し玉合算

現在の資金
2,673,830,000円 (+3,400,000円)※手数料考慮せず

日経平均は12年ぶりの10日連続陰線を記録 一時700円の突っ込み安 先物は高安890円幅の大往来

カテゴリ:
NY-NAS2024.10.21
米国市場はまちまち。
ダウは4日ぶりに急反落。
ナスダックは4日続伸。
2024.10.22-225上海

日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 38,411.96(-542.64)
始値 38,933.60
高値 38,995.03
安値 38,200.82

日経225先物 終値 38,430(-590)
始値 39,050
高値 39,090
安値 38,200
日経平均

日経平均は続急落。
先物は小幅高で始まり、ほぼ寄り天から急速に下げ幅を拡大。
9時直後こそ戻りを試す場面もあったが、寄り付き直後の高値39,090円に届かないと見るや、早々に失速。
9時半すぎには棒下げ商状開から一時安値38,200円にまで突っ込む展開に。
しかし、イニシャルレンジで早々に決着し、午後には極狭レンジで膠着。
結局朝方の急落直後の水準を維持したまま本日の安値圏で引けている。

終日売りスタンスだったが、短期回転が奏功。

高安幅は890円の大往来。
そして、本日で実に10日連続陰線。

これまでの最高連続記録は2012年5月16日の13日連続陰線がある。
この日は選挙直前ではなく、MSCIの定例見直しに絡んだ需給にすぎず、その日の突っ込み安を最後に記録がストップしている。
一応2012年という点では自民党返り咲きの政権交代前ではあるが、半年以上も前のことであり、今とは事情も趣も異なる。

特筆すべきは、1993年宮沢内閣解散、自民党55年体制崩壊時の8日連続陰線との符合。

今回のように解散総選挙前後で、しかも至近という観点で最も符合するのは、あの1993年宮沢内閣総辞職前の株価動向で、歴代4位タイで8日連続陰線の記録がある。

当時いよいよ支持率が低迷し、どうにもならなくなったところで、不信任案可決から解散総選挙となった。
1993年6月18日解散、同年7月18日投開票され、まさに時代の転換点ともいえる選挙だったが、あの自民党55年体制の崩壊からの細川内閣発足は実にセンセーショナルだった。

未だに鮮烈に記憶に残っているが、当時、某大物キャスターが番組内で、野党の議席数を示す積み木をタワー状に積み上げて、自民党のそれより高く見せて、打倒自民党政権と煽るかのような異様な過熱ぶりに驚いたものだ。

当時はそれまでの自民党一強が崩れることなど考えられず、政権交代など不可能かと思われていた。
そんな中、野党共闘による自民党政権転覆が可能と思わせたメディアの力は現在に比べると非常に大きかった。
結果、浮動層にも投票を促すことになり、スキャンダルにまみれた傲慢な政治家にお灸を据えたいと思っていたり、閉塞感を感じていた有権者がその波に乗ったのである。

そして遂に政権交代が実現。
日本新党など非自民が連立し、細川政権が誕生した。

小さな野党が寄ってたかって共闘して自民党を下野させるが、その後の日本政治は混迷の時代を迎えることになる。
果てには予想だにしなかった社会党の党首が総理大臣となる村山内閣に至り、その後、橋本内閣により自民党が再び与党に返り咲くまで3年の月日を要している。

ただ、今回の連続陰線が1993年当時の構図に似ているといっても、その肝心な小さな野党の足並みは全く揃っていない。

日本の株式市場は外国人投資家の動向で決まってしまうところがあり、日本人が今回の選挙をどう捉えようが、外国人が日本の政治が安定していると見れば買われるのである。
今回の世論調査で外国人投資家がどう判断するか、それを受けてポジションを取っていくことの方が重要なのかもしれない。
更に今年は米大統領選も控えており、選挙結果で揉めればまさにカオス。

それでも絶好のイベントドリブンのチャンスとなることは間違いなく、大いに期待したいところだが、はてさて。

デイ +470円(10枚)

現在の資金
2,670,430,000円 (+4,700,000円)※手数料考慮せず

日経平均は3万9千円を挟んで終始膠着 イニシャルレンジ放れず

カテゴリ:
NY-NAS2024.10.18
米国市場は続伸。
ダウは3日連続で史上最高値を更新中。

2024.10.21-225上海
日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 38,954.60(-27.15)
始値 38,960.20
高値 39,119.67
安値 38,775.59

日経225先物 終値 39,020(+10)
始値 39,060
高値 39,150
安値 38,790
日経平均
10.21
日経平均は小反落。
先物は小幅高で始まるが、間もなくマイナスに転じ、棒下げ商状から下げ幅を急速に拡大。
あっさり大台を割り込んで、一時安値38,790円まで突っ込む場面もあったが、すぐさま切り返し、午後にかけて再騰勢。
しかし、前日同様に上値追いには限定的で、極狭レンジの三角保ち合いの様相に。
それでも押し切られることもなく、結局朝方と同水準を維持して取引を終了。

朝の突っ込み安からの踏み上げ効果に期待したが、上値追い逡巡は変わらず。
ほどほどで退散。

デイ +160円(10枚)
SA   +280円(12枚)増し玉合算

現在の資金
2,665,730,000円 (+4,960,000円)※手数料考慮せず

日経平均は3日ぶりに小反発 選挙前ながら案外意気地がない

カテゴリ:
NY-NAS2024.10.17
米国市場は続伸。
ダウは連日で史上最高値を更新中。

2024.10.18-225上海
日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 38,981.75(+70.56)
始値 39,092.47
高値 39,186.64
安値 38,893.52

日経225先物 終値 39,010(-90)
始値 39,330
高値 39,330
安値 38,930

日経平均
10.18
日経平均は3日ぶりに小反発。
先物は290円GUで始まるが、一時高値39,330円の寄り天から急速にあげ幅を縮小。
あっさりマイナスに転じるが、朝方は3万9千円の大台を維持しながら三角保ち合いの様相に。
しかし、現物の後場が始まると、大台を割り込み下放れする一段安に。
一時安値38,930円まで突っ込む場面もあったが、引けにかけては下げ渋って推移。
結局辛うじて3万9千円台に乗せながらも、終始押し戻される格好で取引を終了。

踏み上げ効果に期待したが、あっさり振り落とされて早々に退散。

先行き不透明感が増す中、やれやれ売り優勢が続いているが、来週はいよいよ総選挙前の1週間。
上値追いには案外意気地がない。
もう一波乱に期待したいところだが、はてさて。

デイ -30円(10枚)

現在の資金
2,660,770,000円 (-300,000円)※手数料考慮せず

日経平均は続落 TSMC決算発表前後で警戒感も元鞘に収まって波乱なく通過 4万円回復後のやれやれ売り優勢続く

カテゴリ:
NY-NAS2024.10.16
米国市場は反発。
前日の急落分を埋め戻しなお上放れ。
ダウは再び史上最高値を更新。

2024.10.17-225上海
日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 38,911.19(-269.11)
始値 39,263.82
高値 39,299.74
安値 38,911.19

日経225先物 終値 39,100(-90)
始値 39,410
高値 39,430
安値 38,790
日経平均
10.17

日経平均は続落。
先物は220円GUで始まるが、一時高値39,430円をつけた直後からほぼ寄り天となって戻り売りが先行。
序盤こそ前日終値をサポートに戻りを試す動きもあったが、早々に一服すると、あっさりマイナスに転じて一段安。
午後にかけて急速に下げ幅を急速に拡大し、3万9千円の大台も割り込むと、一時安値38,790円まで突っ込む場面も。
しかし、午後には台TSMC決算を控えていることもあってか、下げ渋る展開に。

10.17
前日の蘭ASMLショックは売上高が伸びているにもかかわらず受注減で失望売りされており、台TSMC決算での反応が警戒されていたところ、
発表前後で乱高下するも元鞘の格好に。
決算自体は過去最高益だったが、結局ほぼ波乱なく発表前水準に落ち着いて取引を終了。

15日に取引時間中に4万円を回復した後は終値ベースでは依然届かないまま、高値圏を維持できず。
噴値売りも強く、相当分のやれやれ売り勢による吸収が続いている。
売り崩しに期待してあっさり踏まれたものの、リスクマネジメントとリスクテイクのバランス取りのおかげもあって何とか及第点。

デイ -40円(10枚)

現在の資金
2,661,070,000円 (-400,000円)※手数料考慮せず

日経平均は5日ぶり急反落 干天の慈雨が見舞うもイニシャルレンジで早々に決着

カテゴリ:
NY-NAS2024.10.15
米国市場は3日ぶりに反落。
先端半導体に必須である露光装置を事実上独占生産する蘭ASMLの決算で、予想以上に低かった受注と売り上げ見通しを口実に、市場は世界の半導体株を中心に一旦リスクオフで反応。

2024.10.16-225上海
日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 39,180.30(-730.25)
始値 39,362.63
高値 39,362.63
安値 39,062.85

日経225先物 終値 39,190(-720)
始値 39,120
高値 39,340
安値 39,190
日経平均
10.16
日経平均は5日ぶりに急反落。
先物は790円GDで始まるが、寄り付き直後もオーバーシュートし更に急速に下げ幅を拡大。


しかし、9時直後こそ、一時安値39,190円まで突っ込む場面もあったが、間もなく下げは一服。
現物が始まって暫くすると、一転して棒上げ商状による下げ幅縮小の展開に。
一時高値39,340円まで持ち直すも、上値は限定的。

朝方のイニシャルレンジであっさり決着した後は、方向感乏しく一進一退で推移。
引けにかけては何度か戻りを試すも、結局朝方の高値には及ばず、狭いレンジで膠着したまま取引を終了。

売り崩しに期待したが、ほどほどで退散。

デイ +80円(10枚)
SA   +200円(10枚)増し玉合算

現在の資金
2,661,470,000円 (+2,800,000円)※手数料考慮せず

日経平均は4万円乗せスタートもやれやれ売り優勢に

カテゴリ:
NY-NAS2024.10.11
NY-NAS2024.10.14
米国市場は続急伸。
ダウは史上初の4万3千ドル台に到達。
2024.10.15-225上海
日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 39,910.55(+304.75)
始値 40,047.15
高値 40,257.34
安値 39,910.55

日経225先物 終値 39,910(+240)
始値 40,140
高値 40,300
安値 39,910
日経平均
10.15

日経平均は4日で千円超の続急伸。
寄り付きでは約3ヵ月ぶりに4万円台を回復したが、終値ベースでは大台を維持できず失速。

先物は470円GUで始まるが、序盤は噴値売りが先行。
4万円を僅かに割り込んだものの、すぐさま切り返し、上海開場とともに棒上げ商状となって上げ幅を急速に拡大。
一時高値40,300円まで値を伸ばすが、早々に一服感。
午後からは伸び悩んで推移し、引けにかけていてこいの展開に。
結局、押し切る格好で39,910円まで突っ込む安値引けで取引を終了。

7月オプションSQ直前に日経平均株価が史上最高値を更新して以来、急転。激動の約3ヵ月だった。
8.5ショックなどの歴史的大暴落もあったが、ひとまず大台の4万円を回復したことで、やれやれ売りが優勢か。

終日短期回転が奏功した。

デイ +240円(10枚)
SA   +320円(12枚)増し玉合算

現在の資金
2,658,670,000円 (+6,240,000円)※手数料考慮せず

50年ぶりにノーベル平和賞受賞 日経平均はファストリ効果で3日続伸

カテゴリ:
NY-NAS2024.10.10
米国市場は反落。
前日のCPI発表も相まって、序盤から売り買いが交錯したものの夫々小幅な下落に落ち着いている。

2024.10.11-225上海
日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 39,605.80(+224.91)
始値 39,636.87
高値 39,668.93
安値 39,415.26

日経225先物 終値 39,610(+300)
始値 39,440
高値 39,690
安値 39,380
2024.07.11-2024.10.11
10.11
10.11

日経平均は3日続伸。
TOPIXは僅かに反落している通り、プライム全体では下落銘柄の方が多く、上昇は僅か30%程度にもかかわらず、日経平均株価の指数としては200円高。

9983
これには前日決算発表したファストリ(9983)の寄与度が大きく、1銘柄だけで日経平均を277円分押し上げている。
つまりファストリのプラスがなければ実質小反落といったところ。
先物は130円GUで始まり、オプションSQ通過以後は序盤から急速に上げ幅を拡大。
一時高値39,690円を朝方10時半すぎとに午後から13時すぎから半頃にかけて同値水準で天井を付ける格好に。
引けにかけては伸び悩んだものの、結局本日の高値圏を維持して取引を終了。

終日ほぼ手控えだった。

10.11
ノーベル賞ウィークも最終盤で日本原水爆被害者団体協議会の受賞の報が舞い込んだ。

日本の受賞者はこれまで米国籍取得者を含め計28人だったが、団体での受賞は初。これに1団体が加わることになる。
日本によるノーベル賞受賞は2021年真鍋淑郎氏のノーベル物理学賞以来、3年ぶり。
平和賞での受賞は非核三原則を表明するなど核縮小に尽力して1974年に佐藤栄作元総理が受賞して以来、実に50年ぶり。
10.11
受賞理由は「核のタブー確立に大いに貢献。被爆者たちの歴史を伝える証言のおかげで、核兵器への反対意見が広く世界中で醸成された。核兵器は80年近く戦争で使用されていない」というもの。

日本被団協の受賞が発表されると、世界のメディアではなぜ今年なのかと驚きの声も。
今まさに戦禍にあるウクライナや中東に関連する受賞が予想されていたからである。

この問いに対し、フリードネスノーベル賞委員長は「世界で核兵器使用を禁じるための重要な役割を果たしている」と強調。

もしかしたら近いうちに核戦争が始まってしまうかもしれないという切迫した思い、あるいは虫の知らせみたいなものか、世界の人々に改めて思いを新たにしてほしいという願いなどが、受賞につながったのだろうか。

10.11
広島市役所で会見した日本被団協代表の箕牧氏は、夢ではなく現実かと確かめるかのように右頬を自らつねって「本当に夢のよう」と感激を露わに。
そして、一番に前代表だった坪井氏に喜びを伝えたいと語った。

2016.05.27
坪井前代表は、2016年伊勢志摩サミットで来日していた当時の米オバマ大統領が広島を訪問した際、間近でオバマ氏と握手を交わしながら笑顔で会話をしていた様子がとても印象的だった人物。

来年で広島、長崎への原爆投下から80年の節目を迎える。

現在ウクライナ戦争が泥沼化し、中東情勢が緊迫化、更に日本近海で有事が勃発すれば第三次世界大戦につながりかねない情勢の中、米大統領選ではトランプ氏の返り咲きも現実味を帯びてきている。
もしトラとなれば、かつてトランプ氏が日本の核武装を容認する発言をしていたこともあり、これはノーベル委員会からの米大統領選後を見据えた何かのメッセージ、あるいは警鐘なのだろうか。

その意味において、まさにこのタイミングでの意義がある受賞といえるのかもしれない。

デイ ±0円(10枚)
SA   +360円(14枚)増し玉合算

現在の資金
2,652,430,000円 (+5,040,000円)※手数料考慮せず

日経平均は米CPI前後に噴値売り優勢

カテゴリ:
NY-NAS2024.10.09

米国市場は続伸。

2024.10.10-225上海
日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 39,380.89(+102.93)
始値 39,575.80
高値 39,616.59
安値 39,282.19

日経225先物 終値 39,310(+20)
始値 39,690
高値 39,700
安値 39,300

日経平均
10.10
日経平均は続伸。
先物は400円GUで始まるが、ほぼ寄り天から棒下げ気商状。
急速に上げ幅を縮小し、朝方は下落の一途。
現物の後場開場後には一時安値39,300円まで突っ込む場面もあったが、その後は下げ渋って推移。

終始売り優勢ながら、ファストリが決算前に上場来高値を更新。
ソフトバンクもプラスでこの2銘柄だけで日経平均を100円近く押し上げている。
円安進行の余勢を駆っての高い寄り付きだったが、その後は米CPI前に様子見姿勢も強く噴値売り優勢に。

それでも戻りは限定的で、結局引けにかけてヨコヨコのまま、ほぼ安値引け水準で取引を終了。

ナイトに入っては米CPI後に激しく往来。
いってこいの展開だったものの、格好のイベントドリブンとなる垂涎の値動き。
デイが異様に底堅かっただけに、まさに溜飲が下がる思いに。

終日短期回転が奏功した。

デイ +230円(10枚)

現在の資金
2,647,390,000円 (+2,300,000円)※手数料考慮せず

衆議院解散 日経平均は終始小動きながら3万9千円台堅持

カテゴリ:
NY-NAS2024.10.08

米国市場は反発。

2024.10.09-225上海

日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 39,277.96(+340.42)
始値 39,385.49
高値 39,456.28
安値 39,115.63

日経225先物 終値 39,290(+330)
始値 39,410
高値 39,490
安値 39,130

日経平均
10.9
日経平均は反落。
先物は450円GUで始まり、寄り付き直後こそ買いが先行するも、一時高値39,490円をつけた刹那、失速頭打ち。
早々に戻り売り優勢となって上げ幅を縮小し、一時安値39,130円まで突っ込む場面もあったが、3万9千円の大台は堅持。
午後には再騰勢の展開から戻りを試すも、結局、朝方の高値水準には及ばず、本日の中央値付近で取引を終えている。

10.9
10.9
10.9

本日午後、衆議院解散。
石破総理は「日本創生解散」と銘打った。

いよいよ本格的に選挙モードに入るものの、最近はいつにも増して世相の移り変わりが速い。

2021年の岸田前総理による解散とほぼ同じ構図であり、ご祝儀で支持率が高いうちにすぐに解散して衆院選に勝利するという勝ち逃げ戦法。
前回まではまだ辛うじて奏功はしていた。
しかし、今回は総裁選の時のような楽観的な延命シナリオは早々に崩れつつある。

他方で2009年衆議院選挙以来となる、15年ぶりの自民党の下野があり得る選挙となるが、野党は候補者を一本化できておらず、2009年当時のような熱気はまるでない。
新政権期待は岸田ショック後と同様に一巡しているが、下値は限定的。

このような不透明な先行きに中東情勢の緊迫化、米大統領選を見据えながら、米CPIも控える。

終始小動きながら、大台堅持は天晴れ。
売り崩しに期待したが、終日短期回転が奏功。

デイ +140円(10枚)
SA   +180円(11枚)増し玉合算

現在の資金
2,645,090,000円 (+3,380,000円)※手数料考慮せず

日経平均は3万9千円を挟んで一進一退続く

カテゴリ:
NY-NAS2024.10.07

米国市場は反落。

2024.10.08-225上海

日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 38,937.54(-395.20)
始値 39,021.13
高値 39,117.09
安値 38,817.54

日経225先物 終値 39,960(-410)
始値 38,870
高値 39,140
安値 38,710
出来高 25,549枚
日経平均
10.8

日経平均は反落。
先物は500円GDで始まるが、9時直後は買戻しが先行。
あっさり3万9千円台を回復し、一時高値39,140円まで値を伸ばす場面もあったが、間もなく失速。
午後にかけていってこいの展開となり、一時安値38,710円まで突っ込む場面もあったが、終盤は下げ渋って推移。
それでも戻りは鈍く、結局ヨコヨコのまま、大台を僅かに下回る水準で引けている。
上海市場は国慶節の連休明けで10日続伸。約2年8ヵ月ぶりの高値水準を回復。

地政学的リスクの更なるエスカレーションが懸念される中、戻り高値前で逡巡する一進一退が続く。
売り崩しに期待したが、ほどほどで退散。
あっさり踏まれそうになりながらも何とか及第点。

デイ +190円(10枚)
SA   +180円(10枚)増し玉合算

現在の資金
2,641,710,000円 (+3,700,000円)※手数料考慮せず

日経平均は先物が千円超の朝高も噴値売り優勢

カテゴリ:
NY-NAS2024.10.04
米国市場は反発。
週末発表の米雇用統計が予想以上に強かったことで、リセッションシナリオも崩れるが、利下げ観測は後退。
インフレ圧力が再び高まる格好に。

2024.10.07-225上海
日経先物(左)  /上海総合 (右)休場

日経平均株価 終値 39,932.74(+697.12)
始値 39,239.92
高値 39,560.78
安値 39,195.93

日経225先物 終値 39,370(+810)
始値 39,800
高値 39,800
安値 39,350
出来高 31,460枚

日経平均
10.7
日経平均は急反発。
ドル円が1ドル149円台、1ヵ月半ぶりの円安水準に巻き戻されたことも相まって、一時は千円超高となるも朝高後は噴値売り優勢に。
先物は1240円GUで始まるが、寄り天から棒下げ商状。
急速に上げ幅を縮小するが、9時半頃には早々に戻り売りも一服。
一時安値39350円まで突っ込む場面もあったが、すぐさま切り返し、中盤は狭いレンジで膠着する保ち合い商状の展開に。
終盤戻りを試す場面もあったが、結局引けにかけて押し戻されて、ほぼ安値引け水準で終えている。
終日ほぼ手控えだった。

デイ ±0円(10枚)
SA   +200円(10枚)増し玉合算

現在の資金
2,638,010,000円 (+2,000,000円)※手数料考慮せず

石破総理の所信表明演説は安全運転に徹して平和裡に通過 米雇用統計後は上放れ一伸

カテゴリ:
NY-NAS2024.10.03

米国市場は反落。

2024.10.04-225上海

日経先物(左)  /上海総合 (右)休場

日経平均株価 終値 38,635.62(+83.56)
始値 38,594.73
高値 38,735.29
安値 38,501.82

日経225先物 終値 38,560(-40)
始値 38,500
高値 38,810
安値 38,480
出来高 19,655枚
日経平均
10.4

日経平均は小幅続伸。
先物は100円GDで始まるが、寄り付き直後は鞘寄せが先行。
早々にプラス圏に浮上するも、序盤は一激しく売り買いが交錯。
午後にかけて一段高し、一時高値38,810円まで値を戻すが、終盤にかけては伸び悩み、いってこいの展開に。
結局朝方の安値水準に落ち着きながら、ほぼヨコヨコのまま取引を終了。

終日短期回転が奏功。

米雇用統計を前に様子見ムード。
ナイトに入っては、指標は強く、インフレがぶり返そうなほどに。
噴値を取るも、あっさり置いておかれてほどほどで退散。

10.4
石破総理の所信表明演説。
野次が飛び交う中にあっても淡々とスピーチ。
基本的に岸田政権の踏襲の安全運転を意識しており、石破・植田会談時と同様の印象。
総裁選前に批判的だった政策や、増税、利上げに積極的だったスタンスはすっかりなりをひそめ、総選挙までのつなぎ内閣であることを改めて認識させられる格好に。
石破色は多少の安全保障面に限られ至って平和裡に終了。

君子は豹変す。
さしずめ衆院選の審判待ちといったところだが、こうも簡単に主義主張を変えられるのなら、選挙後に公約を平然と翻すことも予想される。
選挙までの雌伏の時といったところだろうか。
他方で、過ちを認め、速やかに態度を改め、柔軟な対応ができることは素晴らしい。

有権者もそれを見越して投票することになる。
衆愚政治と堕すか、令和の新レジームのさきがけとなるか、果たしてどうなるか。



年度後半、10月相場はまさしく情報戦の妙、最新戦略がものを言うというべきスタート。

来週はいよいよ衆議院の解散。ノーベル賞ウィーク。
中東情勢はイスラエルがイランの油田施設への攻撃を企図していることが伝わっており、更なるエスカレーションのシナリオもあって予断を許さず。

やはりセンチメントをはじめ、外国人の動向や最新の情勢を知ることのできる安心感がやはり大きい。
情勢に応じた利益の出し方、外国人動向、最新の情報がものをいう相場であることを改めて痛感する。

いずれにしても、これから予想される波乱含みの展開に準備万端を備え、手薬煉引いてチャンスを待ちたいところ。

デイ +50円(10枚)
ナイト +250円(10枚)
SA   +460円(10枚)増し玉合算

現在の資金
2,636,010,000円 (+7,600,000円)※手数料考慮せず

日経平均は一時千円超の朝高から伸び悩み 先物は3万9千円に乗せるも早々に一服感

カテゴリ:
NY-NAS2024.10.02

米国市場は反発。

2024.10.03-225上海
日経先物(左)  /上海総合 (右)休場

日経平均株価 終値 38,552.06(+743.30)
始値 38,459.13
高値 38,856.75
安値 38,457.62

日経225先物 終値 38,600(+850)
始値 38,780
高値 39,030
安値 38,510
出来高 32,805枚
日経平均
10.3

日経平均は急反発。
前日の急落分の大半を埋め戻す格好に。

先物は千円超の1,030円GUで始まり、寄り付き直後は棒上げ商状から上げ幅を拡大し、3万9千円を上抜ける場面も。
しかし、一時高値39,030円をつけた刹那、失速し頭打ちに。
一転して噴値売りからいってこいの展開に。
米株先の軟調さも相まって、中盤にかけては狭いレンジで三角保ち合いの様相を呈していた。
結局どちらに放れるでもなく、ヨコヨコのまま引けている。

前日の石破植田会談で新政権への不透明感が払拭されつつある。
市場では巻き戻しが先行するも、さすがに急ピッチで反動のスピードも速い。

逆にこうも主義主張を簡単に軌道修正するのなら、選挙公約も簡単に翻す可能性も出てくる。
実際、2009年の政権交代が、まさにそれであった。
当時の民主党は野党の立場で自民党政権を批判して政権を奪取したが、いざ与党となってみたら立場も変わり、結局軌道修正を余儀なくされたように。

本来イデオロギーによる対立は根深く、決して簡単には妥協できない構図が多いもの。
だからこそ議論を尽くして信を問うのが議会制民主主義。
日本経済発展に資する軌道修正ならまだいい。しかし、時代を逆行させる修正なら国民も決断しなければならない。
そうはいっても市場は株価フレンドリーであれば、その強欲とともにラリーが始まるかもしれない。
小泉氏のように世相の移り変わりは激しい。刻一刻と情勢は変化していく。
石破総理自身の総裁選も然り。
これはまた投開票まで石破劇場が見られるかもしれない。もう一波乱ありそうだが、手薬煉引いてチャンスを待ちたいところ。

終日ほぼ手控えだった。

デイ ±0円(10枚)
SA   +480円(10枚)増し玉合算

現在の資金
2,628,410,000円 (+4,800,000円)※手数料考慮せず

日経平均は中東情勢、地政学的リスクオフにより急落するも、夜間先物では石破・植田会談でのハト派色から再騰勢

カテゴリ:
NY-NAS2024.10.01
10.2
米国市場は反落。
前日燻っていた地政学的リスクが現実に。
イランは1日(日本時間で2日2時半頃)、イスラエルに対し弾道ミサイルを発射したと発表。
4月以来の大規模攻撃で再び第5次中東戦争に発展する懸念も。
その数180発以上とされ、中東情勢が緊迫化。
10.2
大半は迎撃されたとされており、まだイランによる一定の配慮がうかがえるが、イスラエルのネタニヤフ首相は報復を宣言。
即時応戦していない辺り、まだ全面戦争へのフェーズに変わるのか不透明。
まだお互い牽制し合うだけのポーズ、小競り合いにとどまるならいずれ戻すのだろうが、市場では一旦リスクオフが先行している。

2024.10.02-225上海
日経先物(左)  /上海総合 (右)休場

日経平均株価 終値 37,808.76(-843.21)
始値 38,136.20
高値 38,213.54
安値 37,651.07

日経225先物 終値 37,750(-1,020)
始値 37,890
高値 38,210
安値 37,750
出来高 31,575枚
日経平均
10.2
日経平均は急反落。
地政学的リスクオフから、朝安後一段安。前日上昇分を帳消しにする格好に。

先物は880円GDで始まるが、序盤は買戻し先行。
あっさり3万8千円台を回復し、一時高値38,210円をつけるが、自律反発は早々に一服。
中盤は狭いレンジで膠着し、三角保ち合いの様相を呈していたが、終盤になって保ち合いを大きく下放れ。
引けにかけ一段安し、結局37,750円まで突っ込む安値引けで取引を終了。

10.2
ナイトに入っては石破総理と日銀植田総裁の会談で動きが。
そのハト派的発言やこれまでの緩和を継続する方針が改めて伝わると、市場は安心感からか巻き戻し再騰勢に。
自民党総裁選直後には石破ショックからリスクオフが進んでいたが、高市トレード直前の水準近くにまで回復している。

原発やリニアなど、これまで反対を貫いてきた主張を次々と軌道修正。
やはり立場が変われば、人をこうも変えるのか。
「立場が人を作る」というかつての野村監督の言葉を思い出すが、総理大臣ともなれば、信念も微調整していく必要があるのかもしれない。
市場はこの兆しを歓迎し、為替はドル円が一気に巻き戻され円安方向に。
先物も朝方の高値水準を回復している。

それでも踏み上げ効果に期待したが、尽く振り落とされてあえなく退散。
やれやれ。

デイ -80円(10枚)

現在の資金
2,623,610,000円 (-800,000円)※手数料考慮せず

石破新内閣発足 早期解散から早速選挙モードにシフトするも日経平均は前日下落分の埋め戻し限定的

カテゴリ:
NY-NAS2024.09.30
米国市場は夫々上昇。
ダウは4日ぶりに反落。

2024.10.01-225上海
日経先物(左)  /上海総合 (右)休場

日経平均株価 終値 38,651.97(+732.42)
始値 38,232.47
高値 38,718.13
安値 38,232.47

日経225先物 終値 38,770(+840)
始値 38,270
高値 38,800
安値 38,180
出来高 26,652枚

日経平均
10.1

日経平均は急反発。
前日の2千円約安から大きく埋め戻すも、その戻りは3分の1強にとどまっている。
先物は340円GUで始まり、9時直後にもじりじりと上げ幅を縮小。
中国は国慶節で休場だが、中盤は伸びみ、狭いレンジで膠着。
しかし、現物の後場開場とともに、再騰勢の展開に。
一時高値38,00円まで値を戻しながら、ほぼ高値引け水準で終えている。

終日買いスタンスが奏功。

10.1
本日、自民党石破新総裁は臨時国会にて首班指名を受け、第102代内閣総理大臣に就任。
石破新内閣が発足した。初入閣13人、女性閣僚2人。
フレッシュ感を打ち出したかのような内閣ながら安全保障面で特色があり、やはり防衛関連株中心に物色が進んだ。
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これまでであれば、また国政選挙を経ずに首のすげ替えかとなるところだが、今回は解散を前提とした総選挙に臨むための内閣といったところ。
これでもし政権交代となったら、岸田前首相が不出馬を決断した意味がなくなるが、似たような事態に2012年の野田元総理による解散がある。あの急転直下の決断は、結実しなかった。むしろ、総選挙前から怒涛の安倍トレードが始まったのはまだ記憶に新しい。
高市トレードもまさにあれを彷彿とさせるものがあった。

2012年解散では結果的に民主党は選挙に大敗し、まるで安倍元総理に禅譲した格好だったが、野田氏だって最初から負ける気で解散したわけではないはず。
負けるとわかっているのなら、地位に恋々として解散などしないはずだからである。
それまでの自民党がまさにそれだった。
それでも解散して負けた野田元総理。消費増税と引き換えにして。

このように、自ら解散して選挙で勝てる確証はなく、選挙はみずもの。
今回の総裁選然りだが、衆院解散総選挙も何が起こるかわからない。

奇しくも石破総理の相手が、その野田氏であるのは何の因果だろうか。

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そんな中で、石破総理は、かつての政策論を尽くしてからの解散をする方針から一転、早くも解散を宣言。
新内閣の鮮度が落ちる前、支持率が落ちる前に一気呵成に事を運ぶ作戦なのかもしれない。

事前に取り沙汰されていた通り、10月9日解散、15日公示、27日投開票に決まった。

既に臨戦態勢に入っており、すっかりその発言は選挙用モードに。

「デフレを脱却するかの瀬戸際にいる」という認識を改めて示して、経済対策の検討を指示。
持続的に実質賃金を上昇させ、将来不安を取り除くと明言。

「コストカット型の経済から高付加価値創出型経済へ転換し、投資大国日本を実現する」と述べている。

総裁選前のタカ派色はすっかりなりをひそめ、国民や市場へ配慮した安全運転にシフトしているようだ。

しかし、投資大国というからには、助成金などの財政出動ではなく、自らが光を放つ魅力ある国家にしなければならない。
かつての80年代後半、90年代前半の日本は世界に先駆けて高付加価値製品を生み出す国として凛然たる輝きを放っていたが、もう他の国の後塵を拝するようになって久しい。

これには高齢者問題と世代交代にもかかわってくるが、高い生産性と高負荷化価値を生み出す新進気鋭の種とそれらを育む土壌がなければ、明るい未来はなく、外国人投資家は投資してくれない。
現在の半導体事業は、そのポテンシャルで投資というよりは、外国企業の誘致、政府の助成金に寄るところが大きい。

実際に外国人投資家からの投資を呼び込むためには、より具体的なビジョンが求めらるが、イシバノミクスの全容はまだ見えてこない。

果たしてアベノミクスを超えるようなインパクトを示すころができるだろうか。

今月は衆院選、来月早々にも米大統領選挙。
また、再び中東情勢が緊迫化。
これまた、株式市場にも更なる波乱が予想される。

4月のイラン・イスラエルの応戦2023年10月のハマスの奇襲など、よもや第5次中東戦争に発展しかねないという事態が何度もあったが、一旦小康を得ていた。これでイランが本格参戦すればどうなるだろうか。

主要シンクタンクが昔からもし核戦争になったらという前提で多くのシミュレーションをしているが、この2024年になってもそれらの予想は現実のものとなっていない。さすがに最悪の事態は回避され続けている。

戦争は今のハイテク兵器ならすぐに終わると思ったら、そうもいかず、あのロシアのウクライナ侵攻、ウクライナ戦争は未だ終結しておらず、泥沼化している。

他方、1967年第3次中東戦争は僅か6日で終結している例もある。
当時元大本営作戦参謀で、伊藤忠商事の専務だった瀬島龍三氏だけが1週間で終わると言ってその通りになった。
他社を出し抜いて物資を確保し開戦後の高騰時に高値で売り抜け大きな利益をもたらした先見の明、先物相場の駆け引きは実に見もので、この辺りの情勢は山崎豊子の小説「不毛地帯」でも有名で、臨場感たっぷりに描かれている。

予断が許されない情勢は、刻々と移り変わる。
いずれにの事態に発展しても、大いなる収益機会には違いなく、手薬煉引いてチャンスを待ちたいところだが、はてさて。


デイ +430円(10枚)
SA   +380円(12枚)増し玉合算

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