連休明けは配当権利落ちから下値模索の展開に
米国市場はまちまち。
SW中にはVWショックも起こり、市場は再び下値模索の展開に。
意図的に隠したという点で一連の大規模リコールとわけが違う。
三菱ふそうのリコール隠し事件を彷彿とさせるが、米国の輸入車バッシングは今に始まったことではない。
1980年代の日米貿易摩擦は強烈だったが、GMが落ち目になると決まってやってくる。
2009年にはトヨタの急加速問題で発生した大規模リコール。
あれは結局欠陥などなく運転手のミスだったとされていてトヨタにとってはとんでもない濡れ衣だった。
大人の事情で理不尽にも1200億円も和解金を支払ったことはまだ記憶に新しい。
その後は昨年のホンダの車に端を発したタカタのエアバッグ破裂リコール問題。
GMの大規模リコールは死者も多数出ているが、何故か手心を加えられているかのような印象に。
大規模リコールはどのメーカーにもあり、きちんと対処すれば問題ないが、意図的とあれば話は別。
今回のVWの不祥事は貿易摩擦の嫌がらせというレベルではなく、トヨタのようにちょっと呼び出しをくらっていじめられるだけで終わるはずはない。
株価はドイツの政府財界が買い支えたとしても、三菱コースをたどるのか。
連休中から自動車関連株が軒並み売られる展開だったが、一巡すれば漁夫の利を得るのはやはり日本。
安全保障関連法が可決されたこのタイミングでもあり、まるで米国からのプレゼントにも見えるのは気のせいだろうか。
日経先物(左) /上海総合 (右)
日経平均株価 終値 17,645.11(-235.40)
始値 17,811.12
高値 17,886.49
安値 17,562.60
出来高 13億0849万株
日経225先物 終値 17,690(-80)
始値 17,810
高値 17,850
安値 17,550
出来高 51,484枚
日経平均は下落。
先物は小幅高で始まり、序盤は売りが先行。
ほぼ棒下げ商状からわずか15分で200円以上値を消す展開だったが、間もなく切り返し中盤は三角保ち合いの様相を呈していた。
終盤やや下放れする場面もあったが、引け直前に下げ渋り結局方向感乏しいまま本日の安値圏で終えている。
連休明けでもある配当権利落ち後は下値模索でスタート。
配当落ち分は110円程度。
昨年の9月配当時は棒上げ商状だったが、今年は利上げ問題が棚上げされたこととVW問題も相まって軟調。
更にもはや恒例行事ともなった米国の政府機関閉鎖ガバメント・シャットダウン危機。
閉鎖されればまた雇用統計も延期の可能性も。
終日買いスタンスだったが、あっさり振り落とされて早々に退散。
やれやれ。
本日の損益
デイ -50円(5枚)
寄り引け 買い -120円(1枚)
現在の資金
524,230,000円 (-370,000円)※手数料考慮せず