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2016.01.21NY+115.942016.01.21NAS+0.37







1.21 ECBドラギ総裁ドラギマジック2016.1.21米国市場は反発。
ECBドラギ総裁の追加緩和示唆発言を好感した格好だ。
自律反発のとっかかりにはもってこいということか。

ただ、ECBといえば10月のドラギマジックから昨年12月に追加緩和を実施したばかりであり、しかも結果は失望売りだったではないか。
日銀の黒田総裁がまたバズーカ撃つ前に先に言ってしまえという体にも見えるこのタイミング。
ドラギマジックという名の通り、実際の政策決定ではなく、示唆発言の段階でマーケットが反応し期待先行で上昇してしまうのがこれまでのパターンで、今回もその例に漏れない。

2016.01.222016.01.22上海





日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値     16,958.53(+941.27)
始値 16,336.72
高値 16,993.96
安値 16,332.45
出来高 18億6778万株

日経225先物 終値   16,870(+870) 
始値 16,590
高値 16,990
安値 16,450
出来高 114,728枚

日経平均は3日ぶりに急反発。
指数の上げ幅は千円に届かんとする941円高。
1,343円高した昨年9月9日以来の上げ幅を記録している。
先物は590円GUで始まり序盤は戻り売りが先行するが、間もなく底打ちし、16,600円を挟んで一進一退が長く続いていた。
後場が始まるとようやく下値模索の展開に転じたかに見えたが、朝方の安値まで突っ込んだ後は、コツンと急反発。
その余勢を駆って朝方抜けきれなかった高値を一気に上放れし一段高に。
見る見るうちに上げ幅を急拡大するが、高値16,990円をつけた刹那失速。
惜しくも1万7千の大台の回復はならなかったものの、それでも本日の高値圏で引けている。

日経平均
千円の大往来はリーマン・ショックの時はインパクト大だったが、今の値がさから言えばもはやパニック相場の恒例行事。
やはり昨日のデイでわずか一文ながら15,990円と1万5千台をつけた意義は大きかったのか。押し目買いがすかさず入っている。

来週には日米でFOMC、金融政策決定会合を控えている。
いよいよ年初来の続急落記録的となったこの1月もいよいよ最終週。
ECBが一足先にドラギマジックでプレッシャーを与えてきているだけに、イエレン議長、黒田総裁への期待や楽観、悲観が入り乱れた混戦が予想される。
本日の反発はただの自律反発なのか、更なる下値模索の展開となるか、その決定を括目して待つことになりそうだ。

上値追いも限定的で異様な底堅さもあったものの、昨日の急落といい、午後の仕掛け筋の踏み上げ方は実に天晴れとしかいいようがない。
終日短期回転が奏功した。

本日の損益
デイ +230円(5枚)
寄り引け  売り -300円(1枚)

現在の資金
560,110,000円 (+850,000円)※手数料考慮せず