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2019.10.24NY-28.422019.10.24NAS+66.00







米国市場はまちまち。
2019.10.252019.10.25上海





日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 22,799.81(+49.21)
始値 22,753.24
高値 22,819.92
安値 22,715.13
出来高 5億7158万株

日経225先物 終値 22,770(-10)
始値 22,800
高値 22,820
安値 22,710
出来高 31,886枚

日経平均
















10.25日経平均は指数が小幅ながら5日続伸。連日で終値ベースでの年初来高値を更新中。
微速前進ながら1年ぶりの高値水準を回復した。
先物は小幅高で始まるが、序盤は戻り売りが先行。
一時安値22,710円まで突っ込む場面もあったが、午後には下げ渋って推移。
結局引けにかけては切り返しいってこいの展開となるが、朝方の高値には届かず取引を終了。
踏み上げに期待したが、終日ほぼ手控えだった。

ペンス2019.10.24-1-93ペンス2019.10.24-2-2-93目先の米中貿易摩擦は小康を得た格好だったが、米ペンス副大統領が昨日ワシントンでの演説で中国をチクチクと刺激。
中国政府への直接の批判は避けたのか、先のMBAロケッツ幹部によるツィート騒動に端を発したナイキの対応に言及する形で間接的に批判した格好だ。
トランプ大統領であればきっとストレードに口撃し、かえってまたか、で終わったかもしれないが、あの副大統領まで中国の人権問題に干渉するとなれば、トランプ大統領の単なるスタンドプレーではなくなる。

先日もトランプ大統領が新疆ウイグル自治区における人権弾圧を批判したことは記憶に新しい。
貿易摩擦だけなら中国は常識的な交渉に終始するだろうが、そこに宗教、人権や国家主義などのイデオロギー問題が絡むと最後は戦争にまで発展する。
その例に枚挙に暇がないことは歴史が証明しており、貿易問題では譲れても国体は譲れないのが中国。
対極にあるイデオロギーの衝突は互いに一方的に譲歩できるものではなく、ひとたび攻撃されれば、確信犯的な行動につながり、果ては戦争に発展した例が多い。

まさに誤用でない本来の確信犯という意味で。
革命が起こるか、戦争で新たな政治体制に変わらない限り、それは繰り返されてきた。

市場はこの米中問題を通商問題としては半ば棚上げし、イデオロギー面では見て見ぬふり。
ナイキは一時堅調に推移していたことは興味深い。
更に指数は過去最高値に迫る勢いだ。
テクニカルやファンダメンタルだけではなく、マーケットを動かしている人たちのセンチメントを知ることでその運用方法が如何に大切か改めて痛感し、感謝する今日この頃。

そんな中、動きそうであと一歩不発だった米株先。日経は一進一退。
来週は日米で中銀イベントをはじめ米雇用統計と、材料目白押しに加えて決算発表ラッシュが続く。
ファンドの決済ルールを考慮すればまさに手薬煉引いて待っている頃。
動き出すにはささいな火種がきっかけなるだけに、年内利下げ観測による催促相場が下火になりつつある中、もう一波乱に期待したいところだが、はてさて。

本日の損益
デイ +20円(5枚)

現在の資金
799,860,000円 (+100,000円)※手数料考慮せず