昨年来安値更新 先物は日中夜間通して実に2千円超の高安幅を 新型コロナショックでなお下落の一途 遂にパンデミック宣言 ダウは過去2番目の下げ幅を記録
米国市場は急反落。
ダウが再び千ドル安。9日の過去最大の2千ドル安、-2013ドルに次ぐ過去2番目の下げ幅を記録。
新型コロナショックで下落の一途。
これまで欧米にとって遠い東洋の対岸の火事だったところに、遂にイタリアなど欧州で爆発的な感染が続いている新型肺炎。
ようやくWHOがパンデミック宣言をしたことでリスクオフに拍車がかかった格好に。パンデミック宣言は2009年の新型インフルエンザ以来。
トランプ大統領は減税など景気刺激策を発表。市場はその後も売り進まれていた。
2020年3月12日
日経先物(左) /上海総合 (右)
日経平均株価 終値 18,559.63(-856.43)
始値 19,064.51
高値 19,142.18
安値 18,339.27
出来高 16億4596万株
日経225先物 終値 18,360(-1010) 3月限
始値 19,140
高値 19,150
安値 18,330
出来高 49,048枚
日経225先物 終値 18,140(-1030) 6月限
始値 18,930
高値 18,970
安値 18,130
出来高 133,899枚
日経225先物 終値 16,870(-1270) 6月限ナイト
始値 18,030
高値 18,160
安値 16,640
出来高 123,701枚
12日の日経平均は千円超安の超大幅続急落。
先物は230円GDで始まり、序盤から激しく売り買いが交錯。
朝方こそ上値を試す動きも見られたが、間もなく失速。
上海開場を前後して棒下げ商状から下げ幅を急速に拡大。
一時安値18,330円まで突っ込むが上海のランチタイムには急速に下げ渋った。
半値ほど戻すが、上海後場が始まると結局売り直され本日の安値圏で終えている。
頭と尻尾をくれてやり、下手ながら何とか及第点。
ナイトに入って底抜けしたかのように機械的売りが進行。
高安幅は日中だけで実に820円、期先は840円に及ぶ大往来。
ナイトの高安幅は1,520円に達している。
SQを挟み限月交代するので期先となるが、単純な日中夜間通じての値幅は6月限で実に2290円に達しており、1日の四本値だけで2千円も異なる値が並んでいる。
日中における指数の千円安は9日の-1050円以来。この日は先物は-1300円だっただけに千円規模の往来には慣れてしまい、近年でも枚挙に暇がない。
2018年12月25日に-1010円(先物-1080円)、2018年2月6日は-1071円(先物-1140円)、更に2016年英国EU離脱ショック時には-1286円(先物-1220円)を記録しておりまだ記憶に新しい。
まさしく絶好のデイトレ日和といえるが、SQ週でまだ出来高は10万枚台。
サーキットブレーカーが発動した震災時の約30万枚までのパニックはなく、セリングクライマックスにはもう一押しが必要か。
いずれにしてもリスクテイクし甲斐のある相場には相違なく、トレードすればするほど大いなるリターンが見込める相場であり、この機会を逃す手はない。
セリクラに向けてもう一波乱に期待したい。
これまでの度重なるショック相場でも助けられた経験からリスクマネジメント、運用戦略のありがたさを改めて実感するが、同時に勝って兜の緒を締めることの大切さに思いを新たにする今日この頃。
本日の損益
デイ +280円(5枚)
ナイト +480円(10枚)
現在の資金
834,110,000円 (+6,200,000円)※手数料考慮せず