日米でイベント通過後の二段押し 日経平均はSQ通過後に上昇一服 黒田日銀最後の金融政策決定会合は現状維持 米雇用統計後には一段安
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日経平均株価 終値 28,143.97(-479.18)
始値 28,385.29
高値 28,424.24
安値 28,118.74
日経225先物 終値 27,860(-510)6月限
始値 28,000
高値 28,190
安値 27,830
出来高 59,429枚
SQ値:28,377.34円
日経平均は6日ぶりに反落。
SQ通過後は買いが先行するが、序盤は黒田総裁の任期中最後となる日銀金融政策決定会合を控え、激しく売り買いが交錯。
任期最後にバズーカ砲を打つ可能性も警戒されたが、発表は通常よりも少し早い11:30頃で、大規模緩和策、マイナス金利、そしてYCC上限幅も0.5%の現状維持を決定。
発表直後こそ棒上げ商状から買いが先行するが、一時高値28,190円をつけた刹那、失速。
後場開場後は一転して下げ幅を急速に拡大。
雇用統計待機モードに入ると、いよいよ巻き戻し騰勢も一服感。引けにかけては極狭いレンジで膠着。
結局本日の安値圏で取引を終了。
ナイトに入っては米雇用統計発表を前後してやはり同じようにイベントドリブン特有の展開に。
日中の写真相場の如く、もう一段安し、日米イベント通過後に二段押し。
2月雇用は31.1万人で市場予想を上回り、先般のパウエル議長の引き締め発言も相まって異例の利上げ幅拡大懸念からか調整が先行中。
異様な踏み上げが続いていいただけに、溜飲が下がる思いに。
売り崩しに期待しつつも、下手ながら、頭と尻尾をくれてやりながら何とか及第点といったところ。
市場センチメントやイベント対応も然りだが、運用戦略の大切さ、ありがたさを改めて痛感する今日この頃。
10年にわたる黒田日銀が一つの区切りを迎え、金融政策の一つの転換点となるのか。
植田総裁新体制になれば、いよいよYCCとマイナス金利政策からいかにクローズしていくか、日米のビッグイベントの行方次第で大きなチャンスの到来を予感させる。いずれにしても絶好のトレード環境となることに違いなく、新たなる潮流に期待したい。
本日の損益
デイ +220円(10枚)
ナイト +190円(10枚)増し玉合算
現在の資金
1,557,620,000円 (+4,100,000円)※手数料考慮せず