日経平均は一時600円高 イベントドリブンも達成感 ほぼ寄り天から利益確定売り優勢 米債務上限問題は急転直下で土壇場妥結
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米国市場は急反発。
米債務上限問題がようやく妥結の見通しとなり、一気に巻き戻し優勢の展開に。
28日にバイデン米大統領はマッカーシー下院議長と電話会談を行い、関連法案について最終合意したと発表。
法案は今月末にも採決の見通し。
イエレン財務長官が来月5日にもデフォルトに陥る可能性を警告していただけに、まさに土壇場での回避劇となった。
これで2025年1月まで上限なしに借り入れが可能となり、2024年11月の大統領選まで混乱なく乗り切れる目算に。
日経先物(左) /上海総合 (右)
日経平均株価 終値 31,233.54(+317.23)
始値 31,388.01
高値 31,560.43
安値 31,164.00
日経225先物 終値 31,300(+340)
始値 31,630
高値 31,670
安値 31,170
出来高 54,901枚
日経平均は急反発。
先物は670円GUで始まるが、一時高値31,670円をつけた後は、一転戻り売り優勢の展開に。
上海開場を前後して下げ渋る場面もあったが、後場から一段安。
一時安値31,170円まで突っ込む場面も。
しかし、引けにかけては再び下げ渋って推移し、結局押し切れないまま本日の安値圏で終えている。
2011年米国債格下げショックや合意まで迷走を彷彿とさせる債務上限引き上げ問題だったが、今回もようやくデフォルト回避で幕引きとなった。
デットシーリング問題はねじれ議会の恒例行事ともいえるほどに、決まって紛糾するが、結論ありきのこの問題で、一体いつまでチキンレースをやっているのかと思えるほどなのに、12年前はまた一味違った拗らせ方をしていた。
思えばあの頃は為替がドル円で77円時代。隔世の感も一入である。
今回はバイデン大統領とマッカーシー下院議長の合意で、あとの採決は波乱なしと見られるが、2011年のオバマ大統領とベイナー下院議長の協議では、両党の合意の以前に、党内もまとまらず議会採決見送りや相次ぐ延期のどたばたで市場は更に混乱。そして法案成立後にS&Pが米国債を格下げを発表し、同年8日の世界同時株安に発展した経緯がある。
とはいえ、このような波乱劇はいずれも格好のイベントドリブン機会にほかならない。
終日売りスタンスが奏功。
頭と尻尾をくれてやり下手ながら何とか及第点か。
本日の損益
デイ +250円(10枚)
現在の資金
1,635,420,000円 (+2,500,000円)※手数料考慮せず
本日の損益
デイ +250円(10枚)
現在の資金
1,635,420,000円 (+2,500,000円)※手数料考慮せず