YCC修正から1年の節目に日銀ショック再来となるか サプライズ回避の事前市場対話型姿勢鮮明に 米雇用統計を前後に格好のイベントドリブンに
- カテゴリ:
- 本日の取引
米国市場は反発。
ハイテク中心に買い戻されてナスダックは4ヵ月ぶり高値水準を回復。
日経先物(左) /上海総合 (右)
日経平均株価 終値 32,307.86(-550.45)
始値 32,600.47
高値 32,604.35
安値 32,205.38
日経225先物 終値 32,200(-660)3月限
始値 32,470
高値 32,510
安値 32,130
出来高 58,076枚
日経平均は前日に続いて600円安、1ヵ月ぶりの安値水準へ続急落。
週足ベースでは千円超の調整。
前日引け後から急進した円高で軟調スタート。
植田総裁の発言で年末にも政策修正の可能性が意識され、円高ドル安が急加速。
1ドル141円台後半をつけるなど、たった1日で6円以上も、直近ベースでは短時間で10円も変動する荒い値動きが続いていた。
昨日の国会、参議院の財政金融委員会に出席した植田総裁は大規模緩和の修正に関して、年末から来年にかけてチャレンジングイな状況となると発言。
そこに「年末」という言葉が含まれたことで、まだまだ先と高をくくっていた市場は俄かに今月の日銀金融政策決定会合での政策転換発表を織り込む動きに。
そこに「年末」という言葉が含まれたことで、まだまだ先と高をくくっていた市場は俄かに今月の日銀金融政策決定会合での政策転換発表を織り込む動きに。
更に植田総裁が岸田総理と会談にまで及んだことで、マイナス金利解除からその後の利上げまで視野に入れて先走ったかのように、反動も限定的なまま一斉リスクオフが先行していた。
先物はメジャーSQ通過直後こそ売り買いが交錯するが、間もなく一巡すると、棒下げ商状から下げ幅を急速に拡大。
上海開場直後にも激しい交錯が見られたが、結局引けにかけて押し戻され、一時安値32,130円まで突っ込みながら、本日の安値圏で取引を終了。
米雇用統計を前に一旦は突っ込むが、ナイトに入っては早々に巻き戻す展開に。
思えば昨年の黒田前総裁によるYCC修正から1年の節目。
その丁度1年後となる日銀金融政策決定会合の結果発表を再来週12月19日に控える中、サプライズではなく市場対話型という形でこうして事前に材料が提供されたことで、前任者との姿勢の違いが改めて浮き彫りになった格好に。
先物はメジャーSQ通過直後こそ売り買いが交錯するが、間もなく一巡すると、棒下げ商状から下げ幅を急速に拡大。
上海開場直後にも激しい交錯が見られたが、結局引けにかけて押し戻され、一時安値32,130円まで突っ込みながら、本日の安値圏で取引を終了。
米雇用統計を前に一旦は突っ込むが、ナイトに入っては早々に巻き戻す展開に。
思えば昨年の黒田前総裁によるYCC修正から1年の節目。
その丁度1年後となる日銀金融政策決定会合の結果発表を再来週12月19日に控える中、サプライズではなく市場対話型という形でこうして事前に材料が提供されたことで、前任者との姿勢の違いが改めて浮き彫りになった格好に。
これは着任後からほぼ一貫して見られる傾向で、
前々回7月28日にはYCC上限柔軟化(1%超目途とする事実上の1%超容認)、そして前回10月31日の再柔軟化など、いずれの決定も事前リークがなされ、当日の日銀ショックがやわらぐ効果をもたらしている。
こうした変化によって戦略の幅が格段に上がるだけでなく、まさに今回も絶好のイベントドリブン機会に。
売り崩しに期待しつつも、終日短期回転が奏功。
やや巻き戻しが遅れたものの、頭と尻尾をくれてやり、下手ながら何とか及第点といったところか。
デイ +80円(10枚)
SA +210円(3枚)増し玉合算
現在の資金
1,888,730,000円 (+1,430,000円)※手数料考慮せず
やや巻き戻しが遅れたものの、頭と尻尾をくれてやり、下手ながら何とか及第点といったところか。
デイ +80円(10枚)
SA +210円(3枚)増し玉合算
現在の資金
1,888,730,000円 (+1,430,000円)※手数料考慮せず