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2024.04.18-NY-NNAS
米国市場はまちまち


2024.04.19-225上海
日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 37,068.35(-1,011.35)
始値 37,724.47
高値 37,749.48
安値 36,733.06

日経225先物 終値 37,100(-1,070)
始値 37,730
高値 37,750
安値 36,710
出来高 93,508枚

日経平均
4.19

日経平均は再び千円超安、今年最大の下げ幅となる急反落。
先物は440円GDで始まるが、寄り付き直後から下げ幅を急速に拡大。
朝方は断続的に売り込まれ、上海開場とともに3万7千円の大台を割り込み一段安。
正午前には一時安値36,710円、2ヵ月半ぶりの安値まで突っ込む場面もあったが、午後からは下げ渋って推移。
地政学的リスクオフは一旦小康を得て、巻き戻し騰勢の展開となるが、戻りも限定的。
日中値幅の半値戻し水準で一服すると、結局、そのまま伸び悩んで本日の安値圏で取引を終了している。
終日売りスタンスが奏功。

高安幅は先物で実に1,040円幅に及ぶ大往来。
千円超安は今や程よい調整といた感がある。
日経平均が4万円を突破した昨今、その値嵩からみれば3%弱にすぎず、リーマンショックや震災時以降では枚挙に暇がない程。

中東情勢は新局面か、はたまた茶番劇に過ぎないのか。
今度はイランの夜空に複数の閃光が。

当初地元メディアが3回の爆発音、複数のドローンが撃墜されたと報道。
これに対し、米メディアはイスラエルによる報復攻撃と断定。
イスラエルからの公式声明はいまだないものの、市場は先のイランからの報復攻撃受けたことへの応酬と断定し、一斉リスクオフ。

イスラエルとイランはこれまで直接にやりあったことはなく、すべて第三国などで水面下での諜報活動にとどまっていた。
もし全面衝突になれば文字通り新局面、第5次中東戦争になりかねない。

ただこれまでの経緯は児戯にも等しくお互いポーズのようにも見える。

今月1日にはイランの在シリア大使館がイスラエルからの空爆を受け、こちらは死者が多数出ている。
イランはこれをイスラエルによる攻撃とし、13日から14日にかけてイランからイスラエルにミサイルやドローンで報復攻撃した。

イスラエルはその報復を行うことを宣言していたが、米バイデン大統領がイスラエルのネタニヤフ首相との電話会談で説得、一応は手打ちとなったかにみえたが、今回の事態に。

米国の牽制を無視しなければならないほど面子が重要だったのか、それとも米国が承知の上での攻撃なのか、そもそも本当に攻撃はあったのか、思惑は錯綜。
実際イランの核施設への被害はなく、死者も出ていない。
もしポーズだとしたら児戯にも等しく、米国も絡んでいるとしたら茶番劇であるが、米国は関与を否定している。

今回は朝方から既に下げていたので、5.23ショックのような典型的な朝高からの梯子外しではないものの、地政学的リスクなどを利用した利益確定売りの口実に過ぎないという点では構図は同じである。
この時期のアノマリーのやや前倒しともいえるが、ファンドが資金をキャッシュポジションにしていたことなどもまさしく外国人動向、情報戦の妙ともいえる。
いずれにしても絶好のデイトレ日和であったことは変わりなく、ひとたびのリスクオフのこの値幅、小康を得るのも早く、巻き戻しもでも十分なボラティリティ。

日経平均が史上最高値を更新し、ババ抜き相場の様相も呈してきていたが、最大のリスクはチャンスなのにエントリーしないこと。
先物主導の上下に程よいボラティリティで利益が得られるのが日経225先物の良いところ。
今回はどれだけこの空中戦が続いてくれるだろうか。

デイ +860円(10枚)
SA +400円(10枚)増し玉合算 

現在の資金
2,126,880,000円 (+12,600,000円)※手数料考慮せず

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