日銀金融政策決定会合は現状維持決定 日経平均は再騰勢も上値追いには逡巡 会見後は円安が更に加速し日中に156円、続いてナイトセッションで157円を突破
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米国市場は夫々下落。
日経平均株価 終値 37,934.76(+306.28)
始値 37,725.61
高値 38,097.54
安値 37,550.70
日経225先物 終値 37,900(+290)
始値 37,850
高値 38,120
安値 37,570
出来高 37,871枚
日経平均は急反発。中銀イベントを通過し再騰勢。
先物は240円GUで始まるが、朝方は鞘寄せの売りが先行。
僅かにマイナスに転じる一時安値37,570円をつける場面もあったが、間もなく切り返すなど、朝方は日銀金融政策決定会合の結果発表を控えて一進一退で推移。
通常正午すぎのところ、やや遅れて現状維持決定の発表。
発表直後は円安急進とともに棒上げ商状から一時高値39,120円まで値を伸ばすが、現物後場開場とともに、噴値売りに押される場面も。為替介入が警戒される中、ドル円は156円を突破。
それでも戻り売りも限定的で、押し目買いをこなしながら高値圏での売り買いが交錯。
結局再騰勢も発表直後の高値には僅かに及ばず、引けにかけて伸び悩んで取引を終了。
引け後の日銀植田総裁の会見で更に円安が加速。
利上げ時期の示唆発言もなかった上に、T局記者からの円安の基調的な物価上昇率への影響について「無視できる範囲だったか」という念押しの質問に対し、これを「はい」の一言で改めて肯定。
その後の円安加速に拍車がかかった格好に。
ナイトに入っては突発的に一時154円台の円高となり、介入も意識されたが、すぐ元鞘に。
結局円安急進の流れは衰えず、日中の156円台乗せの余勢を駆って、遂に157円をも突破。
連日で1990年以来となる、34年ぶりの円安水準を更新中。
まずは連休前に中銀イベントの一つを通過し、アク抜けといったところ。
次は米FOMCを控え、好決算を背景に米利下げシナリオ修正観測へ織り込みも進む。
踏み上げ効果に期待したが、会心の出来には程遠い。
下手ながら、ほどほどで退散。
連休中にもう一波乱ありそうだが、明けてなお、蒼く澄み渡った空を駆け上がるのか、新たなる潮流に期待したい。
よいGWを。
デイ +250円(10枚)
SA +540円(10枚)増し玉合算
現在の資金
2,145,580,000円 (+7,900,000円)※手数料考慮せず