カテゴリ:
NY-NAS2024.08.06

米国市場は続急落。
ダウは更に千ドル超安、ナスダックも500ポイント安。
3日間でダウが2千ドル超、ナスダックも1400ポイントの大幅調整。
前日の日経平均の歴史的大暴落に続いて世界同時株安の様相に。

2024.08.06-225上海

日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 34,675.46(+3,217.04)
始値 32,077.33
高値 34,911.80
安値 32,077.33

日経225先物 終値 34,240(+2,860)
始値 33,900
高値 34,910
安値 33,170
出来高 87,063枚

日経平均
8.6

日経平均は急反発。
前日に4千円超の史上最大の下落幅を記録した翌日には史上最大の上げ幅を記録。
1990年10月2日の22,898.41円(+2,676.55円)を大幅に上回り歴代1位の上げ幅に。

この値嵩でもあり、上昇率としては歴代4位にとどまるものの、まるで個別株のように10%の大台を超える+10.23%を記録している。
上昇率の歴代1位はリーマンショックの翌月でその余波が続いていた2008年10月14日の9447.57円(+1,171.14円 +14.15%)。まだ千円規模でアップダウンする大波乱が続いていた中で、この日はあの重たいトヨタがストップ高するなど、鮮烈な記憶として残っている。

今回も歴史的な急落に対しその反動が極まった格好で、当時と重なるものがあるが、果たして当時のように一時的な自律反発に終わるのか。

当時の金融危機とは異なり、今回は投機筋の円売りと半導体先取りの巻き戻しが発生しただけかもしれない。
となると、急落こそがこれまでの異常な上昇の反動の序の口であって、すなわちこれから緩和前に戻る途中とすれば、日銀の積みあがったポジションの調整、出口戦略はまだ全然織り込まれていない。とすればアベノミクス前の株価までの調整も視野に入ってくる。

だいたい、持っていれば株価はすぐ戻るなんて気軽に考えられるようになったのは、バブル真っただ中の1980年代を除いては、コロナ明けの光明が見えだしたファイザーのワクチン開発成功米大統領選でコツンときた2020年11月以降の話であって、それまでは1990年代、2000年代、2010年代のいずれもずっと日経平均が2万円、3万円を超えると言われ続けながら、なかなか戻らず結局30年も待たされたのだから。
細かく利益確定しながら短期で回転していく術を身につけなければ、なかなか生き残るのは難しいのが本来の相場。

今年は国策に支えられているので、果たしてどうなるか。
最悪のシナリオにも対処できるように準備を怠らず、やはり短期回転か。

とはいえ自律反発にしては今回はリーマン後級で余りにも大きく、取引時間中は朝から激しく噴値売りとの激しい攻防、大空中戦が繰り広げられた。

先物に至っては寄り付きから大波乱。
寄り前気配から値幅制限にかかりながら驚異の2,520円GUで始まり、すかさずサーキットブレーカーが発動。
取引再開時09:06には寄り付き33,900円から730円もGDして33,170円で取引再開。
その直後には棒上げ商状から上げ幅を急速に拡大し、怒涛の埋め戻しが先行した。

あっさり3万4千円を回復し、なおも騰勢が続いて3万5千円まで迫ったが、一時高値34,910円で失速、頭打ち。
その後は高値圏での一進一退で推移。

午後には再び戻り売り優勢の展開となり押し戻される場面もあったが、朝方の安値には届かず、3万4千円台を堅持。
結局日中レンジの中央値水準で終えている。

上にも下にもまさに垂涎の値動き。
噴値売りとの攻防極まる空中戦は圧巻。
まさしく絶好のデイトレ日和に。

売り崩しは限定的だったものの、下手ながら終日短期回転が奏功。

デイ +370円(10枚)
SA   +1,260円(48枚)増し玉合算

現在の資金
2,436,030,000円 (+64,180,000円)※手数料考慮せず