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NY-NAS2024.09.30
米国市場は夫々上昇。
ダウは4日ぶりに反落。

2024.10.01-225上海
日経先物(左)  /上海総合 (右)休場

日経平均株価 終値 38,651.97(+732.42)
始値 38,232.47
高値 38,718.13
安値 38,232.47

日経225先物 終値 38,770(+840)
始値 38,270
高値 38,800
安値 38,180
出来高 26,652枚

日経平均
10.1

日経平均は急反発。
前日の2千円約安から大きく埋め戻すも、その戻りは3分の1強にとどまっている。
先物は340円GUで始まり、9時直後にもじりじりと上げ幅を縮小。
中国は国慶節で休場だが、中盤は伸びみ、狭いレンジで膠着。
しかし、現物の後場開場とともに、再騰勢の展開に。
一時高値38,00円まで値を戻しながら、ほぼ高値引け水準で終えている。

終日買いスタンスが奏功。

10.1
本日、自民党石破新総裁は臨時国会にて首班指名を受け、第102代内閣総理大臣に就任。
石破新内閣が発足した。初入閣13人、女性閣僚2人。
フレッシュ感を打ち出したかのような内閣ながら安全保障面で特色があり、やはり防衛関連株中心に物色が進んだ。
10.110.01

これまでであれば、また国政選挙を経ずに首のすげ替えかとなるところだが、今回は解散を前提とした総選挙に臨むための内閣といったところ。
これでもし政権交代となったら、岸田前首相が不出馬を決断した意味がなくなるが、似たような事態に2012年の野田元総理による解散がある。あの急転直下の決断は、結実しなかった。むしろ、総選挙前から怒涛の安倍トレードが始まったのはまだ記憶に新しい。
高市トレードもまさにあれを彷彿とさせるものがあった。

2012年解散では結果的に民主党は選挙に大敗し、まるで安倍元総理に禅譲した格好だったが、野田氏だって最初から負ける気で解散したわけではないはず。
負けるとわかっているのなら、地位に恋々として解散などしないはずだからである。
それまでの自民党がまさにそれだった。
それでも解散して負けた野田元総理。消費増税と引き換えにして。

このように、自ら解散して選挙で勝てる確証はなく、選挙はみずもの。
今回の総裁選然りだが、衆院解散総選挙も何が起こるかわからない。

奇しくも石破総理の相手が、その野田氏であるのは何の因果だろうか。

10.1
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そんな中で、石破総理は、かつての政策論を尽くしてからの解散をする方針から一転、早くも解散を宣言。
新内閣の鮮度が落ちる前、支持率が落ちる前に一気呵成に事を運ぶ作戦なのかもしれない。

事前に取り沙汰されていた通り、10月9日解散、15日公示、27日投開票に決まった。

既に臨戦態勢に入っており、すっかりその発言は選挙用モードに。

「デフレを脱却するかの瀬戸際にいる」という認識を改めて示して、経済対策の検討を指示。
持続的に実質賃金を上昇させ、将来不安を取り除くと明言。

「コストカット型の経済から高付加価値創出型経済へ転換し、投資大国日本を実現する」と述べている。

総裁選前のタカ派色はすっかりなりをひそめ、国民や市場へ配慮した安全運転にシフトしているようだ。

しかし、投資大国というからには、助成金などの財政出動ではなく、自らが光を放つ魅力ある国家にしなければならない。
かつての80年代後半、90年代前半の日本は世界に先駆けて高付加価値製品を生み出す国として凛然たる輝きを放っていたが、もう他の国の後塵を拝するようになって久しい。

これには高齢者問題と世代交代にもかかわってくるが、高い生産性と高負荷化価値を生み出す新進気鋭の種とそれらを育む土壌がなければ、明るい未来はなく、外国人投資家は投資してくれない。
現在の半導体事業は、そのポテンシャルで投資というよりは、外国企業の誘致、政府の助成金に寄るところが大きい。

実際に外国人投資家からの投資を呼び込むためには、より具体的なビジョンが求めらるが、イシバノミクスの全容はまだ見えてこない。

果たしてアベノミクスを超えるようなインパクトを示すころができるだろうか。

今月は衆院選、来月早々にも米大統領選挙。
また、再び中東情勢が緊迫化。
これまた、株式市場にも更なる波乱が予想される。

4月のイラン・イスラエルの応戦2023年10月のハマスの奇襲など、よもや第5次中東戦争に発展しかねないという事態が何度もあったが、一旦小康を得ていた。これでイランが本格参戦すればどうなるだろうか。

主要シンクタンクが昔からもし核戦争になったらという前提で多くのシミュレーションをしているが、この2024年になってもそれらの予想は現実のものとなっていない。さすがに最悪の事態は回避され続けている。

戦争は今のハイテク兵器ならすぐに終わると思ったら、そうもいかず、あのロシアのウクライナ侵攻、ウクライナ戦争は未だ終結しておらず、泥沼化している。

他方、1967年第3次中東戦争は僅か6日で終結している例もある。
当時元大本営作戦参謀で、伊藤忠商事の専務だった瀬島龍三氏だけが1週間で終わると言ってその通りになった。
他社を出し抜いて物資を確保し開戦後の高騰時に高値で売り抜け大きな利益をもたらした先見の明、先物相場の駆け引きは実に見もので、この辺りの情勢は山崎豊子の小説「不毛地帯」でも有名で、臨場感たっぷりに描かれている。

予断が許されない情勢は、刻々と移り変わる。
いずれにの事態に発展しても、大いなる収益機会には違いなく、手薬煉引いてチャンスを待ちたいところだが、はてさて。


デイ +430円(10枚)
SA   +380円(12枚)増し玉合算

現在の資金
2,624,410,000円 (+8,860,000円)※手数料考慮せず