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NY-NAS2024.10.21
米国市場はまちまち。
ダウは4日ぶりに急反落。
ナスダックは4日続伸。
2024.10.22-225上海

日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 38,411.96(-542.64)
始値 38,933.60
高値 38,995.03
安値 38,200.82

日経225先物 終値 38,430(-590)
始値 39,050
高値 39,090
安値 38,200
日経平均

日経平均は続急落。
先物は小幅高で始まり、ほぼ寄り天から急速に下げ幅を拡大。
9時直後こそ戻りを試す場面もあったが、寄り付き直後の高値39,090円に届かないと見るや、早々に失速。
9時半すぎには棒下げ商状開から一時安値38,200円にまで突っ込む展開に。
しかし、イニシャルレンジで早々に決着し、午後には極狭レンジで膠着。
結局朝方の急落直後の水準を維持したまま本日の安値圏で引けている。

終日売りスタンスだったが、短期回転が奏功。

高安幅は890円の大往来。
そして、本日で実に10日連続陰線。

これまでの最高連続記録は2012年5月16日の13日連続陰線がある。
この日は選挙直前ではなく、MSCIの定例見直しに絡んだ需給にすぎず、その日の突っ込み安を最後に記録がストップしている。
一応2012年という点では自民党返り咲きの政権交代前ではあるが、半年以上も前のことであり、今とは事情も趣も異なる。

特筆すべきは、1993年宮沢内閣解散、自民党55年体制崩壊時の8日連続陰線との符合。

今回のように解散総選挙前後で、しかも至近という観点で最も符合するのは、あの1993年宮沢内閣総辞職前の株価動向で、歴代4位タイで8日連続陰線の記録がある。

当時いよいよ支持率が低迷し、どうにもならなくなったところで、不信任案可決から解散総選挙となった。
1993年6月18日解散、同年7月18日投開票され、まさに時代の転換点ともいえる選挙だったが、あの自民党55年体制の崩壊からの細川内閣発足は実にセンセーショナルだった。

未だに鮮烈に記憶に残っているが、当時、某大物キャスターが番組内で、野党の議席数を示す積み木をタワー状に積み上げて、自民党のそれより高く見せて、打倒自民党政権と煽るかのような異様な過熱ぶりに驚いたものだ。

当時はそれまでの自民党一強が崩れることなど考えられず、政権交代など不可能かと思われていた。
そんな中、野党共闘による自民党政権転覆が可能と思わせたメディアの力は現在に比べると非常に大きかった。
結果、浮動層にも投票を促すことになり、スキャンダルにまみれた傲慢な政治家にお灸を据えたいと思っていたり、閉塞感を感じていた有権者がその波に乗ったのである。

そして遂に政権交代が実現。
日本新党など非自民が連立し、細川政権が誕生した。

小さな野党が寄ってたかって共闘して自民党を下野させるが、その後の日本政治は混迷の時代を迎えることになる。
果てには予想だにしなかった社会党の党首が総理大臣となる村山内閣に至り、その後、橋本内閣により自民党が再び与党に返り咲くまで3年の月日を要している。

ただ、今回の連続陰線が1993年当時の構図に似ているといっても、その肝心な小さな野党の足並みは全く揃っていない。

日本の株式市場は外国人投資家の動向で決まってしまうところがあり、日本人が今回の選挙をどう捉えようが、外国人が日本の政治が安定していると見れば買われるのである。
今回の世論調査で外国人投資家がどう判断するか、それを受けてポジションを取っていくことの方が重要なのかもしれない。
更に今年は米大統領選も控えており、選挙結果で揉めればまさにカオス。

それでも絶好のイベントドリブンのチャンスとなることは間違いなく、大いに期待したいところだが、はてさて。

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