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NY-NAS2024.10.22
米国市場はまちまち。
ナスダックは5日続伸。
2024.10.23-225上海
日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 38,104.86(-307.10)
始値 38,397.28
高値 38,514.33
安値 37,987.62

日経225先物 終値 38,070(-360)
始値 38,320
高値 38,540
安値 37,990
日経平均
10.23


日経平均 11日連続陰線
日経平均は3日続急落。一時3万8千円割れ。
前日に続いて、11日連続陰線を記録した。
日経平均は2012年5月以来、TOPIXでは1992年3月以来となる。
株安、円安、債券安のトリプル安が加速する格好に。

先物は110円GDで始まるが、序盤は買戻しが先行。
一時高値38,540円まで値を戻す場面もあったが、間もなく失速、頭打ち。
午後にはあっさり朝方の安値を下抜け、一段安。

急速に下げ幅を拡大し、棒下げ商状から一時安値37,990円に突っ込む場面も。
大台を僅か1文の割り込みながらも踏みとどまり、日中は大台を堅持した。

引けにかけて下げ渋って推移するが、結局戻し切れず、本日の安値圏で終えている。

終日売りスタンスで、売り崩しに期待したものの、あっさり振り落とされてほどほどで退散。

10.23

ナイトに入っては、米FRBの思惑とは裏腹に、米長期金利上昇中。
為替ではドル円が、7月末以来、約3ヵ月ぶりに153円台前半に突入する場面も。
先の米FRB利下げに続く大幅な利下げ観測はすっかり後退。
0.25%の年内2回が、次回スキップとする見方まで。
それが金利上昇につながっている。
あれほど慎重を期してきたパウエル議長も、やはりボルカー議長時代と同じ轍を踏んでしまうのか。


中間決算が本格化する中、企業業績とは関係なく、政治的材料で振り回されるマーケット。
市場の不安は未だ払拭されていない。

衆院選の自公過半数割れに、「もしトラ」観測。
米大統領選は全取り方式なので、全体の得票数や支持率だけではわからない。
思い出すのは、あの2016年のトランプショック。
あれほどヒラリー優勢だったのが、土壇場でひっくり返ったからである。
更に2020年の大統領選ではバイデン氏が当選したが、選挙後は敗者が結果を受け入れずに泥沼化することも。
しかし、時を同じくしてファイザーのワクチン開発効果が株価を押し上げたことで、29年ぶりの高値を更新し、直近の大幅上昇トレンドの礎ともなった。
このように選挙が絡む不透明シナリオは、枚挙に暇がない。

今ではトランプ政権復活をかなり織り込んでいるので、ハリス氏が当選となれば、金利低下、株安に仕掛けられるかもしれない。
他方、衆院選で自民党が過半数割れとなると、ショックが一巡した後、中期的に株価は下落する傾向がある。
今回の連続陰線によく符合しているのが、1993年宮沢内閣の時で、8日連続陰線を記録した後も下落基調は変わらなかったのである。
1996年村山政権時も然り。2009年衆院選での麻生政権からの政権交代時も、鳩山新政権に移行直後のハネムーン期間を経過すれば同様。

このように米大統領選、衆院選とともに先を読んだらきりがないので、全方位のリスクマネジメントが不可欠。

このようなイベントドリブンでのリスクシナリオには、やはり最新の戦略が肝要となってくる。
為替ヘッジを必要とせず、比較的低コストで安全にリスクテイク、適度な利幅が取れるのも日経225のいいところ。

さしずめ嵐の前の静寂感。
選挙前にもう一波乱に期待したいところだが、ひとまず一服感のやれやれ。

デイ +120円(10枚)
SA   +200円(11枚)増し玉合算

現在の資金
2,673,830,000円 (+3,400,000円)※手数料考慮せず