衆院選は事前観測以上の自民大敗 早くも次のイベントドリブンにシフト 日経平均は出尽くしによる買い戻し先行 寄り底から怒涛の巻き戻し騰勢 一時800円超高の急反発

米国市場はまちまち。

日経先物(左) /上海総合 (右)
日経平均株価 終値 38,605.53(+691.61)
始値 37,757.95
高値 38,740.17
安値 37,757.95
日経225先物 終値 38,670(+660)
始値 37,560
高値 38,770
安値 37,550

日経平均は急反発。
衆院選後の初取引は投開票前のリスクオフムードから一転、一時800円超高の巻き戻し騰勢に。
先物は450円GDで始まるが、ほぼ寄り底から急反転。
与党が勝敗ラインとしていた過半数を割り込み、寄り付き前気配では国内政治の不安定化を警戒した売り気配が先行したが、比較的小幅なGDにとどまったことで、寄った直後は不安よりも安心感が勝った。
過半数割れ自体は先週時点で織り込まれていたのか、寄り付き直後は棒上げ商状から急速に下げ幅を縮小。
早々にプラスに転じ、9時直後には一時高値38,750円をつけるが、9時半すぎには棒上げ騰勢は一服感。
それでも戻り売りも限定的で狭いレンジながらも高値圏を堅持。
終盤には保ち合いを上放れする一段高。
上海後場の開場とともに、一時高値38,770円を付ける場面も。
ただ、朝方の高値よりも二文新値にとどまり、引けにかけてはやや伸び悩んで推移。
それでも高値維持路線は変わらず、結局大幅高圏内で取引を終了している。
もう少しリスクオフが続くかと備えていたものの、為替は円安が加速し、素直な巻き戻しの展開に。
朝方からの急騰は、あまりの切り替えの早さに驚いたものの、その上げっぷりには溜飲が下がる思いに。
踏み上げ効果に期待したが、まさに垂涎の値動きであり、絶好のデイトレ日和だった。
終日短期回転が奏功。

衆院総選挙は週末の時点で予想通り、自民、公明の与党が大幅に議席を失い、過半数割れに。
欧米メディアは特に英BBCが「国民が自民党を罰した」と評したり、他にも「米国の重要な同盟国のリーダーシップを巡って不安定な状況が続く」と懸念を示す談話が多い。
もう少しリスクオフが続くかと備えていたものの、為替は円安が加速し、素直な巻き戻しの展開に。
朝方からの急騰は、あまりの切り替えの早さに驚いたものの、その上げっぷりには溜飲が下がる思いに。
踏み上げ効果に期待したが、まさに垂涎の値動きであり、絶好のデイトレ日和だった。
終日短期回転が奏功。

衆院総選挙は週末の時点で予想通り、自民、公明の与党が大幅に議席を失い、過半数割れに。
欧米メディアは特に英BBCが「国民が自民党を罰した」と評したり、他にも「米国の重要な同盟国のリーダーシップを巡って不安定な状況が続く」と懸念を示す談話が多い。

実際に、一夜が明けても、先行きは依然として不透明のまま。
自公を除いた野党総数では上回っているものの、野党間の連携はとれていないので、すぐに政権交代というムードでもないからである。
このところ何度も思い起こされる1993年の細川内閣誕生時のように、30年ぶりに少数与党連立の可能性が浮上するも、当時のような、あの熱気は全くない。
報道も裏金議員と称される自民候補者にだけアイコンをつけて区別するなど、多少のキャンペーン感はあったものの、そのほかは至って公平な姿勢で、あからさまに反自民を野合させてでも政権交代に導いたり、そのような気運を高める動きもない。
2009年のように二大政党によるがっぷりよつという構図でもなく、分裂した旧民主党の共闘もいまいち足並み揃わず。
維新は票を減らしたものの、大阪は維新1強で自民全滅。
とはいえ票が分散した結果、依然として自民党が第1党で最多議席を維持しており、現時点では自民党政権が存続する可能性は高い。
ただ、存続しても、今度は不信任案決議をいつでも簡単に通すことができる。
首班指名で統一候補は立てられないにしても、自民を引きずり落とすというただ一点においてのみなら野合は可能である。
ただ、ねじれ議会となる為、3分の2以上の再議決はできず、強行採決はできない。その意味でも来年の参院選までこの不安定感、不透明感は引きずりそうである。
とはいえ票が分散した結果、依然として自民党が第1党で最多議席を維持しており、現時点では自民党政権が存続する可能性は高い。
ただ、存続しても、今度は不信任案決議をいつでも簡単に通すことができる。
首班指名で統一候補は立てられないにしても、自民を引きずり落とすというただ一点においてのみなら野合は可能である。
ただ、ねじれ議会となる為、3分の2以上の再議決はできず、強行採決はできない。その意味でも来年の参院選までこの不安定感、不透明感は引きずりそうである。

今回躍進したのは国民民主党。
消費税の一時停止や手取りを増やすというわかりやすい政策、キャチコピーが奏功したのか、解散前の7議席から28議席に。
候補者不足により比例で3議席を他党に譲らなければならない事態になるほど想定外に票を伸ばしている。
そこで俄かに浮上したのが自公と国民民主との連立。
国民の議席数を合わせれば過半数を確保できるが、玉木代表は連立を強く否定している。
首班指名の特別国会は11月11日に召集される。
過半数に達しない場合は上位2人による決選投票となる。
今回のように微妙な場合は、第1党から総理が出るとは限らない。
過去には、これも鮮烈な記憶として残っている1993年8月の特別国会、細川護熙氏の日本新党は第5党だった。
1994年4月には第3党の新政党から羽田氏、同年6月には第2党の社会党から村山氏が指名された例がある。
特にこの前代未聞の村山政権発足は決選投票によるものだった。
特にこの前代未聞の村山政権発足は決選投票によるものだった。
今回は自公で過半数割れであるので、このままいけば、実に30年ぶりに決選投票となる可能性も高いが、特別国会前に自公、立民がどう他党を取り込むかが注目される。
決選投票では先の自民党総裁選が記憶に新しく、順当な得票数とは全く別の力学が働くので、予断は許されない。
而して、日本の政情不安はいくら考えても先行き見通しが不明。
決選投票では先の自民党総裁選が記憶に新しく、順当な得票数とは全く別の力学が働くので、予断は許されない。
而して、日本の政情不安はいくら考えても先行き見通しが不明。
ここは一旦棚上げしてでも、市場の関心は早々に次に移っている。
とりわけ米大統領選まで1週間余に迫る中、イベントドリブンもシフトアップ。
今週はアルファベット、マイクロソフト、アップルなどビッグテックの決算、そして日銀金融政策決定会合が予定されており、来週には米大統領選に続いて米FOMCも控える。
衆院選が重なったおかげで、近年稀にみるビッグイベント週間となるが、続く大いなる相場展開に期待したい。
デイ +790円(10枚)
SA +880円(11枚)増し玉合算
現在の資金
2,695,930,000円 (+1,7580,000円)※手数料考慮せず
デイ +790円(10枚)
SA +880円(11枚)増し玉合算
現在の資金
2,695,930,000円 (+1,7580,000円)※手数料考慮せず