日経平均は一時1,500円超安の続急落 先物は高安1,600円に及ぶ大往来 トランプ関税ショックによる一斉リスクオフ継続中 中国の応酬からナイトに入っても先物で3万3千円台まで突っ込む場面も
- カテゴリ:
- 本日の取引

米国市場は急反落。
ダウが1,600ドル超、ナスダックは1千ポイント安。
ダウの千ドル超安は直近では昨年8月の夏の大暴落、2024年8月5日の1033.99ドル安、2022年5月18日の1164.52ドル安、GW中だった2022年5月5日の1063.09ドル安に限られる。

いずれも1千を超える水準だが、ダウが千ドルを大幅に超えるのは、新型コロナ禍時における2020年6月11日の1861.82ドル安以来で、このまま連日で千円規模で下落すれば2020年3月における一連の新型コロナウィルスショック時の3千ドル弱安にまで遡らなければならない。
他方、ナスダックの千ポイント規模の下落は記憶にない。
今回大幅下落率であるとはいえ、-5.97%という僅か数%安で下落幅は1千ポイントを超えてしまった。
それもそのはず、最大規模の新型コロナ時でさえ、2020年3月16日に970.29ポイント安にとどまっていたからである。
当時のナスダックの値嵩は約7千ポイントでその直前時期においてようやく1万ポイントに達するかどうかという水準だったから、直近の2万ポイント超の値嵩を思えば当時の2倍であり、半分の下落率で達してしまう下げ幅ではある。
2020年6月にダウと同じ5桁に並んでしまって久しいが、5千を超えて感慨一入だった頃を思えば、まさに隔世の感といったところ。
それは日経平均も同じで、当時の倍だから、半分の労力で同じパフォーマンスを得られることになる。
リスク管理を間違えば半分の時間で資金を溶かしてしまうリスクがあるので、それだけリスクマネジメントの重要性が増してくるというものだが。
トランプ関税ショックが続き、中国はじめ各国も応酬の構えだが、日本にその動きはない。あくまで交渉を続ける姿勢に変わりなし。
中国の報復が始まれば本格的な貿易戦争に発展する。
単なる取引交渉手段にすぎず、実際の発効までに水面下で交渉して延期したり、取り下げたりするのだろうという一縷の望みも潰えたのか、市場はまさに蜂の巣を叩いたかのようで、一斉にリスクオフが進行中。

日経先物(左) /上海総合 (右)
日経平均株価 終値 33,780.58(-955.35)
始値 34,304.66
高値 34,320.11
安値 33,259.76
日経225先物 終値 33,760(-1,090)
始値 33,960
高値 34,360
安値 33,300
出来高 67,279枚


日経平均は連日で約千円安の続急落。
先物は3万4千円を僅かに割り込む890円GDで始まるが、すぐに大台を回復して序盤こそ買戻しが先行するが、一時高値34,360円で巻き戻しも早々に失速し、頭打ちに。
一転して戻り待ち売り優勢となるが、序中盤はやはり底堅くもじりじりと下げ幅を拡大。
朝方の安値水準で底堅く推移していたものの、現物の後場開場とともに保ち合いを下放れする一段安。
一時安値33,300円まで突っ込む場面もあったが、今度は上海後場開場ともに下げ渋る展開に。
あっさり朝方の水準を取り戻すも、結局半値戻しにとどまって、本日の中央値水準で終えている。
高安幅は千円超、実に1,060円に及ぶ大往来。
しかし、今の値嵩を思えばまだ突っ込みが浅いと言える。
一時は指数が1,476円安、先物で1,550円安にまで突っ込んでいたものの、それでも現物が終値で1千円安を超えずにいるのは、一方で絶好の買い場と踏んでまだまだ高をくくった押し目買い勢が多いことを物語っており、セリングクライマックスには程遠い。
ナイトに入っては、中国の報復報道も波及し、更に下値模索の展開に。
遂に3万2千円台にまで突っ込んでいる。昨年夏の大暴落、令和のブラックマンデー時の底値30,370円にまであと2千円弱にまで迫っている。
終日短期回転が奏功。
頭と尻尾をくれてやり、下手ながら何とか及第点といったところ。
昨年夏に続いて、新型コロナ以来のパニック相場の到来が予感されるが、手薬煉引いてチャンスを待っていた甲斐があったというもの。
まさに垂涎の値動きの連続であり、絶好のデイトレ日和に。
以前であれば百年に一度というレベルのパニック相場が、この数年では頻発しており、今後も近い将来更に大きな規模の暴落が発生してもすぐに慣れてしまうのだろう。
昨年夏に続いて、新型コロナ以来のパニック相場の到来が予感されるが、手薬煉引いてチャンスを待っていた甲斐があったというもの。
まさに垂涎の値動きの連続であり、絶好のデイトレ日和に。
以前であれば百年に一度というレベルのパニック相場が、この数年では頻発しており、今後も近い将来更に大きな規模の暴落が発生してもすぐに慣れてしまうのだろう。
それでも2023年からの上昇相場から買ってきた場合は大半が含み益がある状態だったはずだが、平均取得額は35,600円程度と言われており、この水準を大きく割り込んできた今、ただ買って持っているだけの投資家は、いよいよ含み損を抱えることになり、損切りするかの判断を迫られる局面にある。
長期投資ならまだしも、最近の投資家が忘れかけていた、短期売買ではただ買い持ち継続で利益を得ることはできないという当たり前のことを思い出させてくれる良い証左ともいえようか。
ITバブル崩壊時を彷彿とさせるものの、一過性と高をくくる楽観勢がまだ多いためか、もう一波乱に期待されるところ。
このようなチャンスに情報戦の妙、優秀なリスク管理システムがあってこそだが、日々運用戦略のありがたさを痛感。
長期投資ならまだしも、最近の投資家が忘れかけていた、短期売買ではただ買い持ち継続で利益を得ることはできないという当たり前のことを思い出させてくれる良い証左ともいえようか。
ITバブル崩壊時を彷彿とさせるものの、一過性と高をくくる楽観勢がまだ多いためか、もう一波乱に期待されるところ。
このようなチャンスに情報戦の妙、優秀なリスク管理システムがあってこそだが、日々運用戦略のありがたさを痛感。
デイ +710円(10枚)
ナイト +270円(10枚)増し玉合算
SA +10円(17枚)増し玉合算
現在の資金
2,962,540,000円 (+9,970,000円)※手数料考慮せず
ナイト +270円(10枚)増し玉合算
SA +10円(17枚)増し玉合算
現在の資金
2,962,540,000円 (+9,970,000円)※手数料考慮せず