日経平均は高市トレードからデルタヘッジを巻き込む疾風怒濤 空前の4万8千円台に乗せての史上最高値更新 ノーベル医学生理学賞受賞の報にも沸く

米国市場はまちまち。
日経平均株価 終値 47,944.75(+2,175.26)
始値 46,636.07
高値 48,150.04
安値 46,592.99
日経225先物 終値 48,190(+2,250)
始値 48,060
高値 48,220
安値 47,340
出来高 58,429枚

日経平均は高市トレードから怒涛の2千円超高の続急伸。
指数としては終値ベースで僅かに4万8千円を割り込むが、先週末の終値からは一気に3千円の大台替わりを達成したことになる。
指数としては終値ベースで僅かに4万8千円を割り込むが、先週末の終値からは一気に3千円の大台替わりを達成したことになる。




先週末10月4日の自民党総裁選では高市氏が勝利。
直前までの報道では小泉氏優勢だったが、キングメーカーとされている麻生氏が党員票を一番多く得票した候補に入れる方針に切り替えたことで情勢は一変。
土壇場で麻生氏が高市氏支持に回ったことで、勝敗の帰趨はあっさり決まってしまった。さしずめ関ケ原のようである。
第一党とはいえ、公明との連立が不透明な中、一部では首班指名を不確実視する向きもある。
過去には1993年の細川内閣誕生や、1994年の自社さ連立政権で社会党党首だった村山元首相のように第一党党首でなくても少数与党連立の総理になるケースがある。
国民民主党党首の玉木氏を総理にするというウルトラCも一時期ほどの機運がないことや、今の野党連携では全く現実味がない。
市場の反応を見る限り、高市総理誕生を前提とした動きで、米トランプ大統領も既に総理と呼んでいる。
そのまま第一党党首として、来る臨時国会での首班指名され、初の女性総理が誕生する見通し。
今回は土曜日だったこともあり、市場の取引時間外であったことから、超大幅ギャップを記録。
この値嵩では3千円超のギャップも十分あり得ることもあり、先物のサーキットブレーカー発動も警戒されたが、無事2,120円GUで寄り付いた。
2千円超のGUは令和のブラックマンデーとも称された昨年8月5日の大暴落の翌朝、同年8月6日に記録した2,520円GU以来。
空前の4万8千円台で寄り付き、直後こそ噴値売りが先行し、激しく売り買いが交錯するも、9時すぎ頃に一時安値47,340円に突っ込んだ後は底堅く推移。
現物の後場開場後には伸び悩む場面もあったが、ほぼ一貫した断続的な上昇の末、一時高値48,220円をつけながら、ほぼ高値引け水準で取引を終了。
利上げ観測後退で嫌気されるはずの銀行株まで上げるほどの空前の上げ相場となっている。
ナイトに入っても騰勢は衰えていない。
1日で3千円も大台替りするという節目突破で踏み上げ効果も空前の規模である。
コールを売った人が、コールを買っていた人から行使されるのに備えて日経225先物を買う、いわゆるデルタヘッジを巻き込んだ怒涛の騰勢が続いている。
前人未到の空域での攻防は、まさに垂涎の値動き。
格好の空中戦も下手ながら何とか及第点。
新戦略「SP225-SYSTEM2」など、改めて今の運用戦略を得られたありがたさを実感。
終日買いスタンスが奏功した。


また、今年のノーベル賞ウィークは初日から快挙の報に沸いた。
ノーベル生理学・医学賞に坂口志文氏が米国の2人とともに選ばれた。
坂口氏は免疫細胞の暴走にブレーキをかける役割を果たす制御性T細胞の発見。
自己免疫疾患の治療に役立つだけでなく、癌治療へ応用する研究も進んでいる。
キラーT細胞などで一般人にも馴染みのある名前であることもある。
実際、有名なアニメ「はたらく細胞」にも擬人化キャラクターで登場するので小学生でも知っている人が多いほど。
2012年の山中伸弥氏受賞時のインパクトにも近く、非常に分かりやすく臨床に直結する内容なのが印象的。
最近はタイムリーで既に実用化、商用化されてやすい研究が受賞する例も多い。日本人のノーベル賞受賞は、昨年の被団協が団体として受賞したのを除けば29人目。
生理学・医学賞では1987年の利根川進氏、2012年の山中伸弥氏、2015年の大村智氏、2016年の大隅良典氏、2018年の本庶佑氏に続いて6人目となる。
残りのノーベル賞日程は7日に物理学賞、8日に化学賞、9日に文学賞、10日に平和賞、そして13日に経済学賞を控える。
続く朗報に期待したい。
デイ +470円(10枚)
SA +1,470円(3枚)増し玉合算
3,196,580,000円 (+9,910,000円)※手数料考慮せず




