日経平均は現物引け後に自公連立解消の報で先物が1千円超の突っ込み安 オプションSQ通過後に格好の売り崩し 公明党連立離脱ショック

米国市場は夫々下落。

日経先物(左) /上海総合 (右)
日経平均株価 終値 48,088.80(-491.64)
始値 48,510.72
高値 48,510.72
安値 47,962.61
日経225先物 終値 47,620(-1,180)
始値 48,540
高値 48,750
安値 47,530
出来高 38,675枚


日経平均は寄り天から急反落。
先物は400円GUで始まるが、現物市場開場とともに下落に転じ、じりじりと上げ幅を縮小。
中盤は下げ渋りながら、4万8千円台を堅持。

指数は辛うじて4万8千円台にとどまったものの、現物引け後の15時半すぎに公明党の連立離脱の報が伝わると、僅か数分で1千円超の突っ込み安。
一時安値47,530円まで下げ幅を急拡大。大引け間際だったということもあり、結局そのままほぼ安値引け水準で取引を終了。
オプションSQ通過後に公明党連立離脱ショックも相まって格好の売り崩し。
終日売りスタンスが奏功。
終日売りスタンスが奏功。

公明党が26年という長きにわたった自民党との連立を解消。
しかし、野党が首班指名を一本化するにはあまりにハードルが高すぎる。
早速玉木氏も公明党の離脱決断を称賛。しかし、公明党は首班指名で斎藤党首の名を書く方針を明らかにしている。
最大野党の立憲民主党の野田氏でまとまる気配はないし、国民民主の玉木氏を総理に担ぎ上げるウルトラCも難しい。
政権交代をただ実現させるためだけに野合するとも限らないが、最大野党の立民議員が玉木氏で納得するとも思えない。
少数与党ではほかに1994年の自民党が社会党、新党さきがけと手を結び政権奪還した村山政権の例もある。
公明が抜けた今、いずれにも似た可能性を秘めているが、政策がお互いあまりに違いすぎるのでは、夫々の党がただ数合わせだけのための野合は否定している。
結局第一党たる自民党の総裁がそのまま総理になる公算は変わらず。
不信任決議だけなら結束は可能だろうが、為替の反応はやや円高に振れたくらいで影響は限定的。
株価は高市トレードによるご祝儀上昇分を帳消しする方向で巻き戻されている。

石破総理が80年談話演説。
無謀な戦争に突き進んだ原因を分析。
無責任なポピュリズムに屈しない姿勢で、大勢に流されない政治家の矜持と責任感を持たねばならないと所感を述べた。
終戦記念日には見送られたが、やはり取りやめではなく、過去の総理談話は引き継ぐとした。
理由に沖縄や長崎への訪問を挙げて、自身が学び、感じたものをまとめたものとしている。
株価は高市トレードによるご祝儀上昇分を帳消しする方向で巻き戻されている。

石破総理が80年談話演説。
無謀な戦争に突き進んだ原因を分析。
無責任なポピュリズムに屈しない姿勢で、大勢に流されない政治家の矜持と責任感を持たねばならないと所感を述べた。
終戦記念日には見送られたが、やはり取りやめではなく、過去の総理談話は引き継ぐとした。
理由に沖縄や長崎への訪問を挙げて、自身が学び、感じたものをまとめたものとしている。
公明党が離脱した今、単独少数与党では何も通らない可能性も高い。
とはいえ解散総選挙をしても単独過半数を取れる保証は何もないが、この政治空白のどさくさに紛れて、俄かに石破総理による解散待望論まで急浮上する始末。
現物市場はこの公明党連立離脱ショックを織り込んでいないまま連休入りとなる。
週明けの新たなる潮流に期待したい。
デイ +120円(10枚)
ナイト +330円(10枚)
SA +190円(7枚)増し玉合算
3,204,910,000円 (+5,830,000円)※手数料考慮せず

