カテゴリ

カテゴリ:雑感・四方山話

石破総理がトランプ大統領と電話会談 大谷選手は統領務室へ表敬訪問し直接握手という明暗が実に印象的 日経平均は歴代4位の上げ幅 先物は2千円超高 前日急落分の大半埋め戻し

カテゴリ:
NY-NAS2025.04.07
米国市場はまちまち。
ナスダックが3日ぶりに小反発もダウは三桁の下落でリスクオフは継続中。
2025.04.08-225上海
日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 33,012.58(+1,876.00)
始値 31,729.11
高値 33,257.16
安値 31,703.69

日経225先物 終値 33,100(+2,140)
始値 32,700
高値 33,300
安値 32,380
出来高 85,259枚
日経平均
4.8
日経平均は4日ぶりに急反発。
上げ幅1,876円は歴代4位を記録。
歴代3位の上げ幅もブラックマンデー翌日のもので、自律反発も相まって余りある反動高。
前日の急落分の大半を埋め戻した格好に。

先物は2千円超高の急反発。
1,740円GUで始まり、9時直後こそ、一時安値32,380円まで突っ込む場面もあったが、間もなく切り返し、棒上げ商状から急速に上げ幅を拡大。
上海開場後には一段高し、一時高値33,300円をつけ、前日比で2,340円高まで値を戻す場面もあったが、その刹那、失速し頭打ち。
一転して午後にかけて上げ幅を縮小するいってこいの展開に。
それでも朝方の中央値水準を維持して推移。
戻り売りも限定的で、結局引けにかけて買い戻され本日の高値圏を維持して取引を終了。

売り崩しに期待したが、あっさり踏まれて早々に退散。
4.8
石破総理がトランプ大統領と電話会談。
外交上のやり取りに関することとして内容については公表されていない。
その成果の詳報も得られず、依然見通しが暗い中、他方で、関税以外では明るいニュースも。

4.7
4.7
各国首脳が米大統領と水面下でバトルしている中、大リーグワールドシリーズを制覇したドジャースチームがトランプ大統領を表敬訪問。
この世界同時株安、貿易戦争という混乱がなければ、日本メディアはこれ一色になるに違いないと思われるほどだが、この時世において、大谷選手と米トランプ大統領が執務室で握手するというギャップが実に印象的。
トランプ大統領をして映画スターのようと言わしめるのが、メジャーの一選手という枠を超えて、いかにアピアランスが素晴らしいかを物語っている。


デイ -90円(10枚)
SA  +210円(3枚)増し玉合算

現在の資金
2,976,390,000円 (-270,000円)※手数料考慮せず

日経平均は米FOMC前に終始小動き ダウは約47年ぶりに9日続落 ホンダと日産が経営統合

カテゴリ:
NY-NAS2024.12.17
米国市場は夫々下落。
ダウだけが、12月4日の史上最高値を更新後に続落中。
9日続落は1978年2月以来、実に約47年ぶり。
ダウの続落記録としてまだ記憶に新しいのは2018年6月22日の8日続落で、9日以上の続落記録は50年近く遡らなくてはならないものであったが、遂にこの最高値更新後の調整の間に記録を更新した格好に。
それでもナスダックは前日に更に史上最高値更新していたが、2万ポイントの大台に乗せてからは一服感も強い。

2024.12.18-225上海
日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 39,081.71(-282.97)
始値 39,176.88
高値 39,382.69
安値 39,081.71

日経225先物 終値 39,200(-200)
始値 39,330
高値 39,380
安値 39,090
出来高 22,580枚

日経平均
12.18
日経平均は4日続急落。
先物は小幅安で始まり、寄り付き直後は売りが先行。
上海開場を前後して棒上げ商状から急速に巻き戻す場面もあったが、一時高値39,380円で頭打ち。
再び押し戻されるが、中盤には朝方の安値水準を維持しつつ、極狭レンジで一進一退。
引け前に一段安し、一時安値39,090円まで突っ込むが、逆引けピンで結局本日の中央値水準で取引を終了。
中銀イベントを前に動きなし。
終日ほぼ手控えだった。

また個別株ではホンダと日産が経営統合という、また目を疑うニュースが。
シャープに続いて日産まで飲み込もうとする鴻海の動きを受けてのことだろうか。
これを受けた市場の反応は、日産がストップ高、ホンダは年初来安値更新と明暗。

1999年の日産ルノー提携時を思えばありえない組み合わせ。
孤高だったホンダがアイデンティティともいえるF1を撤退するなど、この20年で時代は大きく変わった。
各社生き残りを模索し仕方がない事情もあるのだろうが、まさかのこの2社が合従連衡する時代が来るとは。
三菱自とも立場変わってまさに隔世の感といったところ。

デイ ±0円(10枚)
SA  +180円(3枚)増し玉合算

現在の資金
2,795,090,000円 (+540,000円)※手数料考慮せず

第二次石破内閣発足 30年ぶりの少数与党内閣で先行き不透明感は続く イニシャルレンジで早々に決着

カテゴリ:
NY-NAS2024.11.08
米国市場は三指数揃って史上最高値を更新。
2024.11.11-225上海
日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 39,533.32(+32.95)
始値 39,417.21
高値 39,598.74
安値 39,315.61

日経225先物 終値 39,550(+50)
始値 39,200
高値 39,620
安値 39,200

日経平均
11.11

日経平均は小幅続伸。
先物は300円GDで始まるが、前日同様に寄り付き直後は棒上げ商状からの買い先行。
一時高値39,620円をつけるが、その刹那、失速、頭打ち。
中終盤にかけては狭いレンジの三角保ち合いの様相を呈していたが、引けにかけては再騰勢の展開に。
それでも朝方の高値には及ばず、結局イニシャルレンジで早々に決着したまま取引を終了。

11.11
第二次石破内閣が発足。ご祝儀相場らしい特段の動きはなかった。

先の衆議院総選挙により自民党が過半数の議席を失い、少数与党に転落。
首班指名をめぐっては国民新党がキャスティングボードを握る格好で、その動向が注目されていた。

本日召集された特別国会で内閣総理大臣の指名選挙が行われ、石破茂氏が第103代の総理大臣に指名された。
衆議院での1回目の投票では過半数を得る候補がいなかったため、史上5度目となる決選投票に。
決戦投票では石破氏が221票、野田氏が160票、2人以外に投じた84票が無効となる、極めて異例の首班指名となった。
無効票が84票も出るほどに、非自民が野合する政権交代は当面実現しそうにない様子。

11.11
11.11
細川政権発足時は、野合して自民55年体制が崩壊し、一部メディアによりその機運が醸成された感があったものだが、今回は怒涛のイベントを終えて間もないこともあり、至って平穏にスルー。

逆の意味で隔世の感といったところ。
少数与党内閣は、自民党が社会党、新党さきがけと手を結び政権奪還し村山政権が誕生したあの1994年以来、実に30年ぶり。
羽田内閣など、過去の少数与党内閣がいずれも短命だっただけに、夏の参院選まで先行き不透明感は益々高まっている。

為替も介入警戒域に再び突入。
売り崩しに期待したが、あっさり踏まれて早々に退散。
やれやれ。

デイ -70円(10枚)

現在の資金
2,738,650,000円 (-700,000円)※手数料考慮せず

衆院選は事前観測以上の自民大敗 早くも次のイベントドリブンにシフト 日経平均は出尽くしによる買い戻し先行 寄り底から怒涛の巻き戻し騰勢 一時800円超高の急反発

カテゴリ:
NY-NAS2024.10.25
米国市場はまちまち。
2024.10.28-225上海
日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 38,605.53(+691.61)
始値 37,757.95
高値 38,740.17
安値 37,757.95

日経225先物 終値 38,670(+660)
始値 37,560
高値 38,770
安値 37,550

10.28

日経平均は急反発。
衆院選後の初取引は投開票前のリスクオフムードから一転、一時800円超高の巻き戻し騰勢に。

先物は450円GDで始まるが、ほぼ寄り底から急反転。
与党が勝敗ラインとしていた過半数を割り込み、寄り付き前気配では国内政治の不安定化を警戒した売り気配が先行したが、比較的小幅なGDにとどまったことで、寄った直後は不安よりも安心感が勝った。

過半数割れ自体は先週時点で織り込まれていたのか、寄り付き直後は棒上げ商状から急速に下げ幅を縮小。

早々にプラスに転じ、9時直後には一時高値38,750円をつけるが、9時半すぎには棒上げ騰勢は一服感。
それでも戻り売りも限定的で狭いレンジながらも高値圏を堅持。

終盤には保ち合いを上放れする一段高。
上海後場の開場とともに、一時高値38,770円を付ける場面も。
ただ、朝方の高値よりも二文新値にとどまり、引けにかけてはやや伸び悩んで推移。
それでも高値維持路線は変わらず、結局大幅高圏内で取引を終了している。

もう少しリスクオフが続くかと備えていたものの、為替は円安が加速し、素直な巻き戻しの展開に。
朝方からの急騰は、あまりの切り替えの早さに驚いたものの、その上げっぷりには溜飲が下がる思いに。

踏み上げ効果に期待したが、まさに垂涎の値動きであり、絶好のデイトレ日和だった。
終日短期回転が奏功。

10.27

衆院総選挙は週末の時点で予想通り、自民、公明の与党が大幅に議席を失い、過半数割れに。

欧米メディアは特に英BBCが「国民が自民党を罰した」と評したり、他にも「米国の重要な同盟国のリーダーシップを巡って不安定な状況が続く」と懸念を示す談話が多い。

10.27


実際に、一夜が明けても、先行きは依然として不透明のまま。
自公を除いた野党総数では上回っているものの、野党間の連携はとれていないので、すぐに政権交代というムードでもないからである。
このところ何度も思い起こされる1993年の細川内閣誕生時のように、30年ぶりに少数与党連立の可能性が浮上するも、当時のような、あの熱気は全くない。
報道も裏金議員と称される自民候補者にだけアイコンをつけて区別するなど、多少のキャンペーン感はあったものの、そのほかは至って公平な姿勢で、あからさまに反自民を野合させてでも政権交代に導いたり、そのような気運を高める動きもない。

10.27

野党最多は立憲民主党。
大幅に議席を伸ばしたものの、圧勝でもない。
2009年のように二大政党によるがっぷりよつという構図でもなく、分裂した旧民主党の共闘もいまいち足並み揃わず。
維新は票を減らしたものの、大阪は維新1強で自民全滅。
とはいえ票が分散した結果、依然として自民党が第1党で最多議席を維持しており、現時点では自民党政権が存続する可能性は高い。
ただ、存続しても、今度は不信任案決議をいつでも簡単に通すことができる。
首班指名で統一候補は立てられないにしても、自民を引きずり落とすというただ一点においてのみなら野合は可能である。
ただ、ねじれ議会となる為、3分の2以上の再議決はできず、強行採決はできない。その意味でも来年の参院選までこの不安定感、不透明感は引きずりそうである。

10.27
今回躍進したのは国民民主党。
消費税の一時停止や手取りを増やすというわかりやすい政策、キャチコピーが奏功したのか、解散前の7議席から28議席に。
候補者不足により比例で3議席を他党に譲らなければならない事態になるほど想定外に票を伸ばしている。

そこで俄かに浮上したのが自公と国民民主との連立。
国民の議席数を合わせれば過半数を確保できるが、玉木代表は連立を強く否定している。

首班指名の特別国会は11月11日に召集される。
過半数に達しない場合は上位2人による決選投票となる。
今回のように微妙な場合は、第1党から総理が出るとは限らない。

過去には、これも鮮烈な記憶として残っている1993年8月の特別国会、細川護熙氏の日本新党は第5党だった。
1994年4月には第3党の新政党から羽田氏、同年6月には第2党の社会党から村山氏が指名された例がある。
特にこの前代未聞の村山政権発足は決選投票によるものだった。

今回は自公で過半数割れであるので、このままいけば、実に30年ぶりに決選投票となる可能性も高いが、特別国会前に自公、立民がどう他党を取り込むかが注目される。

決選投票では先の自民党総裁選が記憶に新しく、順当な得票数とは全く別の力学が働くので、予断は許されない。

而して、日本の政情不安はいくら考えても先行き見通しが不明。
ここは一旦棚上げしてでも、市場の関心は早々に次に移っている。
とりわけ米大統領選まで1週間余に迫る中、イベントドリブンもシフトアップ。

今週はアルファベット、マイクロソフト、アップルなどビッグテックの決算、そして日銀金融政策決定会合が予定されており、来週には米大統領選に続いて米FOMCも控える。
衆院選が重なったおかげで、近年稀にみるビッグイベント週間となるが、続く大いなる相場展開に期待したい。

デイ +790円(10枚)
SA   +880円(11枚)増し玉合算

現在の資金
2,695,930,000円 (+1,7580,000円)※手数料考慮せず
 

50年ぶりにノーベル平和賞受賞 日経平均はファストリ効果で3日続伸

カテゴリ:
NY-NAS2024.10.10
米国市場は反落。
前日のCPI発表も相まって、序盤から売り買いが交錯したものの夫々小幅な下落に落ち着いている。

2024.10.11-225上海
日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 39,605.80(+224.91)
始値 39,636.87
高値 39,668.93
安値 39,415.26

日経225先物 終値 39,610(+300)
始値 39,440
高値 39,690
安値 39,380
2024.07.11-2024.10.11
10.11
10.11

日経平均は3日続伸。
TOPIXは僅かに反落している通り、プライム全体では下落銘柄の方が多く、上昇は僅か30%程度にもかかわらず、日経平均株価の指数としては200円高。

9983
これには前日決算発表したファストリ(9983)の寄与度が大きく、1銘柄だけで日経平均を277円分押し上げている。
つまりファストリのプラスがなければ実質小反落といったところ。
先物は130円GUで始まり、オプションSQ通過以後は序盤から急速に上げ幅を拡大。
一時高値39,690円を朝方10時半すぎとに午後から13時すぎから半頃にかけて同値水準で天井を付ける格好に。
引けにかけては伸び悩んだものの、結局本日の高値圏を維持して取引を終了。

終日ほぼ手控えだった。

10.11
ノーベル賞ウィークも最終盤で日本原水爆被害者団体協議会の受賞の報が舞い込んだ。

日本の受賞者はこれまで米国籍取得者を含め計28人だったが、団体での受賞は初。これに1団体が加わることになる。
日本によるノーベル賞受賞は2021年真鍋淑郎氏のノーベル物理学賞以来、3年ぶり。
平和賞での受賞は非核三原則を表明するなど核縮小に尽力して1974年に佐藤栄作元総理が受賞して以来、実に50年ぶり。
10.11
受賞理由は「核のタブー確立に大いに貢献。被爆者たちの歴史を伝える証言のおかげで、核兵器への反対意見が広く世界中で醸成された。核兵器は80年近く戦争で使用されていない」というもの。

日本被団協の受賞が発表されると、世界のメディアではなぜ今年なのかと驚きの声も。
今まさに戦禍にあるウクライナや中東に関連する受賞が予想されていたからである。

この問いに対し、フリードネスノーベル賞委員長は「世界で核兵器使用を禁じるための重要な役割を果たしている」と強調。

もしかしたら近いうちに核戦争が始まってしまうかもしれないという切迫した思い、あるいは虫の知らせみたいなものか、世界の人々に改めて思いを新たにしてほしいという願いなどが、受賞につながったのだろうか。

10.11
広島市役所で会見した日本被団協代表の箕牧氏は、夢ではなく現実かと確かめるかのように右頬を自らつねって「本当に夢のよう」と感激を露わに。
そして、一番に前代表だった坪井氏に喜びを伝えたいと語った。

2016.05.27
坪井前代表は、2016年伊勢志摩サミットで来日していた当時の米オバマ大統領が広島を訪問した際、間近でオバマ氏と握手を交わしながら笑顔で会話をしていた様子がとても印象的だった人物。

来年で広島、長崎への原爆投下から80年の節目を迎える。

現在ウクライナ戦争が泥沼化し、中東情勢が緊迫化、更に日本近海で有事が勃発すれば第三次世界大戦につながりかねない情勢の中、米大統領選ではトランプ氏の返り咲きも現実味を帯びてきている。
もしトラとなれば、かつてトランプ氏が日本の核武装を容認する発言をしていたこともあり、これはノーベル委員会からの米大統領選後を見据えた何かのメッセージ、あるいは警鐘なのだろうか。

その意味において、まさにこのタイミングでの意義がある受賞といえるのかもしれない。

デイ ±0円(10枚)
SA   +360円(14枚)増し玉合算

現在の資金
2,652,430,000円 (+5,040,000円)※手数料考慮せず

石破新内閣発足 早期解散から早速選挙モードにシフトするも日経平均は前日下落分の埋め戻し限定的

カテゴリ:
NY-NAS2024.09.30
米国市場は夫々上昇。
ダウは4日ぶりに反落。

2024.10.01-225上海
日経先物(左)  /上海総合 (右)休場

日経平均株価 終値 38,651.97(+732.42)
始値 38,232.47
高値 38,718.13
安値 38,232.47

日経225先物 終値 38,770(+840)
始値 38,270
高値 38,800
安値 38,180
出来高 26,652枚

日経平均
10.1

日経平均は急反発。
前日の2千円約安から大きく埋め戻すも、その戻りは3分の1強にとどまっている。
先物は340円GUで始まり、9時直後にもじりじりと上げ幅を縮小。
中国は国慶節で休場だが、中盤は伸びみ、狭いレンジで膠着。
しかし、現物の後場開場とともに、再騰勢の展開に。
一時高値38,00円まで値を戻しながら、ほぼ高値引け水準で終えている。

終日買いスタンスが奏功。

10.1
本日、自民党石破新総裁は臨時国会にて首班指名を受け、第102代内閣総理大臣に就任。
石破新内閣が発足した。初入閣13人、女性閣僚2人。
フレッシュ感を打ち出したかのような内閣ながら安全保障面で特色があり、やはり防衛関連株中心に物色が進んだ。
10.110.01

これまでであれば、また国政選挙を経ずに首のすげ替えかとなるところだが、今回は解散を前提とした総選挙に臨むための内閣といったところ。
これでもし政権交代となったら、岸田前首相が不出馬を決断した意味がなくなるが、似たような事態に2012年の野田元総理による解散がある。あの急転直下の決断は、結実しなかった。むしろ、総選挙前から怒涛の安倍トレードが始まったのはまだ記憶に新しい。
高市トレードもまさにあれを彷彿とさせるものがあった。

2012年解散では結果的に民主党は選挙に大敗し、まるで安倍元総理に禅譲した格好だったが、野田氏だって最初から負ける気で解散したわけではないはず。
負けるとわかっているのなら、地位に恋々として解散などしないはずだからである。
それまでの自民党がまさにそれだった。
それでも解散して負けた野田元総理。消費増税と引き換えにして。

このように、自ら解散して選挙で勝てる確証はなく、選挙はみずもの。
今回の総裁選然りだが、衆院解散総選挙も何が起こるかわからない。

奇しくも石破総理の相手が、その野田氏であるのは何の因果だろうか。

10.1
10.1

そんな中で、石破総理は、かつての政策論を尽くしてからの解散をする方針から一転、早くも解散を宣言。
新内閣の鮮度が落ちる前、支持率が落ちる前に一気呵成に事を運ぶ作戦なのかもしれない。

事前に取り沙汰されていた通り、10月9日解散、15日公示、27日投開票に決まった。

既に臨戦態勢に入っており、すっかりその発言は選挙用モードに。

「デフレを脱却するかの瀬戸際にいる」という認識を改めて示して、経済対策の検討を指示。
持続的に実質賃金を上昇させ、将来不安を取り除くと明言。

「コストカット型の経済から高付加価値創出型経済へ転換し、投資大国日本を実現する」と述べている。

総裁選前のタカ派色はすっかりなりをひそめ、国民や市場へ配慮した安全運転にシフトしているようだ。

しかし、投資大国というからには、助成金などの財政出動ではなく、自らが光を放つ魅力ある国家にしなければならない。
かつての80年代後半、90年代前半の日本は世界に先駆けて高付加価値製品を生み出す国として凛然たる輝きを放っていたが、もう他の国の後塵を拝するようになって久しい。

これには高齢者問題と世代交代にもかかわってくるが、高い生産性と高負荷化価値を生み出す新進気鋭の種とそれらを育む土壌がなければ、明るい未来はなく、外国人投資家は投資してくれない。
現在の半導体事業は、そのポテンシャルで投資というよりは、外国企業の誘致、政府の助成金に寄るところが大きい。

実際に外国人投資家からの投資を呼び込むためには、より具体的なビジョンが求めらるが、イシバノミクスの全容はまだ見えてこない。

果たしてアベノミクスを超えるようなインパクトを示すころができるだろうか。

今月は衆院選、来月早々にも米大統領選挙。
また、再び中東情勢が緊迫化。
これまた、株式市場にも更なる波乱が予想される。

4月のイラン・イスラエルの応戦2023年10月のハマスの奇襲など、よもや第5次中東戦争に発展しかねないという事態が何度もあったが、一旦小康を得ていた。これでイランが本格参戦すればどうなるだろうか。

主要シンクタンクが昔からもし核戦争になったらという前提で多くのシミュレーションをしているが、この2024年になってもそれらの予想は現実のものとなっていない。さすがに最悪の事態は回避され続けている。

戦争は今のハイテク兵器ならすぐに終わると思ったら、そうもいかず、あのロシアのウクライナ侵攻、ウクライナ戦争は未だ終結しておらず、泥沼化している。

他方、1967年第3次中東戦争は僅か6日で終結している例もある。
当時元大本営作戦参謀で、伊藤忠商事の専務だった瀬島龍三氏だけが1週間で終わると言ってその通りになった。
他社を出し抜いて物資を確保し開戦後の高騰時に高値で売り抜け大きな利益をもたらした先見の明、先物相場の駆け引きは実に見もので、この辺りの情勢は山崎豊子の小説「不毛地帯」でも有名で、臨場感たっぷりに描かれている。

予断が許されない情勢は、刻々と移り変わる。
いずれにの事態に発展しても、大いなる収益機会には違いなく、手薬煉引いてチャンスを待ちたいところだが、はてさて。


デイ +430円(10枚)
SA   +380円(12枚)増し玉合算

現在の資金
2,624,410,000円 (+8,860,000円)※手数料考慮せず

グラボメーカーのエヌビディアが今や世界時価総額2位に 感慨も一入とともに隔世の感も

カテゴリ:
NY-NAS2024.06.05

米国市場は続伸。
ナスダックは連日で史上最高値を更新する三桁の続急伸。
エヌビディアが時価総額でアップルを抜いた。

6.6
6.6

このエヌビディアという会社、グーグル、アマゾン、アップルのように誰でも知っている会社ではない。

geforce-rtx-4090
4090

日頃からパソコンを使わなかったり、自分で用意したことがない人にとっては馴染みがないかもしれないが、PCを自作で組んだり、BTO(Build To Order)で注文したことがある人にとってはこの緑色のロゴを必ず目にすることで昔からお馴染みである。

PCのグラフィックボード、通称グラボの会社として有名で、ゲーミングPCだけでなく、クリエイティブな仕事をする人や事務仕事でもサクサク動くPCを望んでハイスペックなPCを組もうとすれば、「GEFORCE RTX」というロゴが光るこの会社のパーツにお世話になっている人も多いだろう。

トレーダーにとっても同様で、マルチモニター仕様にするのに、かつてはこのグラボを搭載するのが必然だったからである。

グラボを搭載せず、映像処理機能をマザーボード上で賄うオンボードタイプの安価なPCを除いては、ほぼすべてのハイスペックPCにこの会社のパーツが使用されているといっても過言ではないだろう。

昔はグラボ製品の型番が三桁だったが、今は四桁にまでナンバリングが進み、最新のものは4千番台で筆頭が4090番。同じ型番でも末尾にTiをつけて更に性能が上の改定版を出す場合もある。
現行世代では4090が最高で、その下が4080、4060というように性能と価格が下がっていく。
ここで4080Tiが出ると、4080と4080Tiは全く別物となり、4090よりも高性能になる場合もあったりして、序列がちょっとややこしいのである。

次世代の5000番台、6000番台はどれほど性能が上がるのか期待するというように、CPUとともにPCを買い替えるたびにこのグラボを選定、吟味するのが毎回の楽しみでもあった。

この数年、このグラボだけで最高スペックのものを組もうとすると数十万円ほどに高騰していた。
それには暗号通貨によるマイニング特需という背景もあって、グラボを入手しにくい事態となったことも記憶に新しいが、それでもあくまで一つのパーツメーカー、黒子としての存在だったにすぎなかったのだ。

エヌビディア
それが今やAI半導体として欠かせない存在となり、AI開発を象徴する企業の筆頭に躍り出た格好に。
特に今年に入ってからの急上昇が著しく、誰でも知っているグーグル(2.17兆ドル)、アマゾン(1.89兆ドル)をあっさり抜き去り、ついにアップル(3兆ドル)を超えるという、まさにゴボウ抜き。
エヌビディアは3.01兆ドルとなり、残すはマイクロソフト(3.15兆ドル)のみというから驚愕である。

先の決算では日経平均を史上最高値更新にまで押し上げたきっかけともなったこのエヌビディア。
日頃からお世話になっているパーツのメーカーともあれば感慨も一入だが、実に隔世の感の方が大きいというもの


2024.06.06-225上海

日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 38,703.51(+213.34)
始値 38,841.66
高値 39,011.93
安値 38,693.50

日経225先物 終値 38,760(+240)
始値 38,980
高値 39,070
安値 38,700
出来高 33,779枚

日経平均
6.6

日経平均は急反発。先月末の急落分を一気に埋め戻し。
先物は460円GUで始まり、寄り付き直後こそ、買いが先行し、3万9千円の大台を回復するが、長くは維持できず間もなく失速。

一時高値39,070円をつけると、一転して棒下げ商状から上げ幅を急速に縮小。
再び大台を割り込み、上海開場直後の戻り試しにも失敗すると後は一段安。

一時安値38,700円まで突っ込みながら、結局本日の安値圏で終えている。
売り崩しに期待したが、ほどほどの退散。

デイ +120円(10枚)
SA +520円(10枚)増し玉合算

現在の資金
2,219,530,000円 (+6,400,000円)※手数料考慮せず

米CPIショック後は押し切れず、日米首脳会談とともにコツンと朝から巻き戻し ドル円は153円を突破 1990年以来となる34年ぶりの円安水準に

カテゴリ:
2024.04.10NY-422.12024.04.10NAS-136.2

4.11米国市場は夫々下落。
さしずめ米CPIショックともいうべき突っ込み安だが、セリングクライマックスには程遠い。
長期金利は4.5%台、5ヵ月ぶりに高い水準。
日本時間の前日まではドル円で152円台を突破した、一旦小康を得た格好だったが、円安はその後も加速。
遂に一時153円をも突破。
介入警戒感もなんのその、実に1990年以来、34年ぶりとなる歴史的な円安水準に突入

2024.04.112024.04.11上海

日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 39,442.63(-139.18)
始値 39,090.68
高値 39,473.48
安値 39,065.31

日経225先物 終値 39,410(-140)
始値 39,040
高値 39,500
安値 39,020
出来高 31,700枚


日経平均

4.11日経平均は続落。
先物は510円GDで始まり、寄り付き直後こそ一時安値39,020円まで突っ込むが、大台割れ寸前ですぐさま切り返し、間もなく棒上げ商状から下げ幅を急速に縮小。
戻り売りをこなしながらも断続的に上昇し、午後には終盤にかけて一段高。
一時高値39,00円まで回復しながら、引け直前に伸び悩むも、結局本日の高値圏を維持して取引を終了。



4.114.114.11

4.114.114.11

他方、前日に続いて日本の総理大臣として9年ぶりに国賓待遇で訪米中の岸田総理は日米首脳会談後に記者会見とともに演説。
対中国を見据えたテクノロジー中心の安全保障の取り組み、防衛費増額、日本企業による米国への投資拡大などをアピール。

4.114.114.11

宇宙開発においてもJAXA、トヨタなどが開発する月面探査車両の技術協力とともに米国人以外で初となる日本人の月面着陸を予定するアルテミス計画など、対中安全保障のみならず、テクノロジー分野において官民一体の連携強化が著しい。
対中姿勢での連携強化は菅前総理の訪米時と変わらないが、一層鮮明になった格好に。

これまで事務方レベルで水面下で協議が重ねられてきた議題が公式に決定された瞬間でもあるが、壮大さという点でいずれも目を見張るものが多い。
マイクロソフトのAI設備投資に続いて、NTT、NTTドコモが中心となって夫々開発を進めているIOWN、光の半導体やオープンRANについても両国政府で支援する方針を首脳同士で公式に決定。
オープンRANは異なるメーカーの機器を組み合わせて形態などのモバイル通信網を構築する仕組みで、基地局シェアトップのファーウェイなどの中国勢に対抗する狙いがあり、こちらも日米が連携して推進することを確認。
このように今回の首脳会談はテクノロジー分野で特筆する点も多い。
また公式晩餐会ではyasobiの両人が招かれ岸田総理の近くに配席されるなど、話題盛り沢山。

前日の152円突破に続いて奇しくも歴史的な為替の急変があったものの、首脳会談においては議題とされているかは不明であり、日本では財務官と財務相による口先介入にとどまっており、実弾投入については依然予断を許さない状況。
介入した場合もこの勢いだと早ければ弾切れになるおそれもあり、
高まる介入への警戒感をよそに、ポジティブ反応が先行中。
やはり国策優位の展開で、売り崩しに期待したが、さしずめご祝儀相場の様相で、プラス圏には及ばなかったものの、終始巻き戻し流れは変わらなかった。

米利下げをあまりにも強く先取りしてきただけに今回のCPIショックでも押し切れていない。
ボルカー議長時代にはボルカー・ショックともいわれる苛烈な引き締め政策を断行したものの、
インフレがまだ下がり切らないうちに利下げをしてしまったために、インフレがぶり返してしまった過去がある。
失業者が増えるまでインフレは終わらない、そしてインフレが上昇していると景気後退に気付けない。
この教訓を踏まえ現FRBメンバーも同じ轍を踏まぬように必死なのだろうが、市場はお構いなしに強欲であり続ける。

朝方の突っ込み安からの売り崩しも早々に一服。
踏み上げ効果にも期待したが、ほどほどで退散。

デイ -40円(10枚)
SA +380円(10枚)

現在の資金
2,089,280,000円 (+3,400,000円)※手数料考慮せず

10年越の5.23ショック再び 日経平均は9日ぶりに急反落

カテゴリ:
2023.05.22NY-140.02023.05.22NAS+62.88


米国市場はまちまち

2023.05.232023.05.23上海





日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 31,957.77(-129.05)
始値 31,245.72
高値 31,352.53
安値 30,828.73

日経225先物 終値 30,850(-180)
始値 31,260
高値 31,360
安値 30,820
出来高 70,559枚

日経平均




































5.23日経平均は9日ぶりに急反落。
怒涛の続急伸も8連騰でストップ。
先物は230円GUで始まり、序盤はじりじりと上げ幅を拡大し、一時高値31,360円まで値を伸ばし、連日で33年ぶりの戻り高値を更新していったが、後場開場後に一転して棒下げ商状から上げ幅を急速に縮小。
あっさりマイナスに転じると、更に下げ幅を拡大し、一時安値30820円まで突っ込む場面もあったが、間もなく底打ち。
その後は引けにかけて三角保ち合いの様相に。
他方で巻き戻しも限定的で、結局戻し切れずに引けにかけて売り直され、ほぼ安値引けで終えている。


5.23ショック再び











奇しくも10年前の同じ日である2013年5月23日の高止まりから急落劇、5.23ショックを彷彿とさせる。
じり高する中での突然の仕掛け売りでまさに同じパターン。

2013年時はバーナンキショックと呼ばれることもあるが、実際には発言の影響は限定的でむしろ朝方は高く推移していた。

2013年の5.23ショックの際には、千円以上の超大幅な急落があったことはまだ記憶に新しい。
思えば2013年5月23日、あの日は高値に買い上げられてからの急落という大往来で、出来高は32万枚を超えていた。
一般には当時のバーナンキFRB議長が前日の議会証言で緩和縮小を示唆したことが遠因にあるとされるが、翌朝の日本市場は朝からネガティブな反応はなくむしろ高値圏を推移していた。前日5月22日のリスクオンの余韻すらあった。
あの日の地合いをまだ鮮明に覚えているが、バーナンキ・ショックと呼ばれるものではなく、単純にアノマリーや需給要因によるところが大きい。


2013年時にはサーキットブレーカーまで発動し、千円超の下落幅、実に日中だけで1500円超幅を下げ、ラージで32万枚という震災時以上の驚異の出来高を記録していたが、今回は500円程度の下押しで日中での暴落は早々に収束。

ナイトに入ってようやく戻り売りが再開。
一時安値30,550円まで下げ幅を拡大している。
日中の高安幅は540円にとどまっていたが、ナイトまで通してみればこの時点で810円に及んだ。
それでも1万円台の当時に比べれば、3万円超の値嵩でこの程度の下落は適度な調整の範囲内といえるのか。

7023-5.23また現物でも特筆すべき動きがあり、引け直前にトヨタ(7203)が一気に100円安。
前日比4.76%安で引けたことが注目されている。
この日のトヨタ株の出来高3979万3700株のうち、引け直前だけで4割近い1447万6千株が出来ていた。

朝方の異様な底堅さからの下放れはまさに干天の慈雨の如し。
まさに溜飲が下がる思いに。
頭と尻尾をくれてやりながらも終日短期回転が奏功。

同様の急落は昨今において枚挙に暇がないが、毎度思うことは同じ。

日経225の相場では上がろうが下がろうが関係ない。
この戦略のおかげで自分のトレードが確立できたからこそだが。
重要なのは確固たるルールとリスクマネジメント。
相場はゼロサムゲームであり、百戦錬磨のプロが個人から資金を奪えるのは、損失を最小限にし、巧みな戦略で攻めるばかりでなく、しっかり防御を怠らない運用をするからなのだと本日のような相場を見ると改めて痛感する。


本日の損益
デイ +360円(10枚)
ナイト +190円(10枚)増し玉合算

現在の資金
1,625,120,000円 (+5,500,000円)※手数料考慮せず

日経平均は怒涛の8連騰 G7広島サミットは成功裡に閉幕 G7首脳の原爆慰霊碑への献花に隔世の感

カテゴリ:
2023.05.19NY-109.22023.05.19NAS-30.94






米国市場は3日ぶりに反落。
米債務上限問題は2011年の米国債格下げデフォルト回避の為の迷走が再び、といったところ。

2023.05.222023.05.22上海





日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 31,086.82(+278.47)
始値 30,735.71
高値 31,086.82
安値 30,689.27

日経225先物 終値 31,030(+130)
始値 30,770
高値 31,090
安値 30,680
出来高 39,665枚

日経平均


5.22日経平均は怒涛の8連騰。8日続急伸。
連騰記録では2017年に史上最長の16連騰を記録しており、まだ前例なき連騰でもない。ただ、この歴史的高値圏での踏み上げ効果にどれだけの持続可能性があるか、さしずめババ抜き相場の様相ともいえる。
前日まで続いていた四本値揃っての高値更新は5日間でストップしている。
それでも始値が僅かに及ばなかっただけで、高値、安値、そして終値ベースでは、連日で2021年のバブル後高値を連日で更新中。

先物は130円GDで始まり、寄り付き直後こそ戻り待ち売りに押されたかに見えたが、9時直後に前日安値でもある一時安値30,680円で踏みとどまると、すぐさま切り返し、棒上げ症状から上げ幅を急速に拡大。
上海開場とともに伸び悩む場面もあったが、後場からはもう一段高。
保ち合いを完全に上放れすると、吹っ切れたように再び33年ぶりの上値を尽く突破していく展開に。
引け前には遂に3万1千円をも突破し、一時高値31,090円をつけながら本日の高値圏で終えている。
噴値売りもあっさり踏まれて乗り切れなかったものの、下手ながら何とか及第点か。

前日に続いて1990年以来となる33年ぶりの空を更に駆け上がる空中戦は実に爽快。
米国市場の波乱含みを横目に見事な踏み上げだったが、この数年、閉塞感が高かっただけに連日で感慨も一入。
やはり国策による上昇や国を挙げてのイベント時の流れには逆らってはいけない。


5.19G7広島サミット ゼレンスキー大統領G7広島サミット

G7広島サミットG7広島サミットG7広島サミット

ウクライナのゼレンスキー大統領の電撃訪問やG7首脳陣が揃って原爆死没者慰霊碑の前で一列に並んで献花するなど、10年前であれば俄かに信じられない光景を目の当たりに。

広島特に慰霊碑への米首脳による訪問は前自国開催の2016年伊勢志摩サミット時にオバマ大統領の訪問でも実現したが、米国内で波紋を呼んだいきさつもあり、あまり大々的にアピールされていない。
その上での実現というのは、まさに隔世の感というべきか。

G7広島サミットも成功裡に閉幕。
当初オンライン参加のはずだったウクライナのゼレンスキー大統領が電撃出席したことにより、歴史的なサミットとなた今回のG7広島サミット。
歴史的な株高とともに、議長である岸田首相の株も上がった格好に。
むしろ逆で、まさに国策イベントは買いであり、強く安定したリーダーに期待して外国人が買っているのか。
このまま5月アノマリーを打ち破る新たなる潮流となるのか、更なる日本市場の飛躍に期待したい。

本日の損益
デイ +30円(10枚)
ナイト -40円(10枚)増し玉合算

現在の資金
1,619,620,000円 (-100,000円)※手数料考慮せず

祝 WBC優勝 14年ぶりV奪還 感慨も一入 日経平均は500円高の急反発

カテゴリ:
2023.03.21NY+316.02023.03.21NAS+184.5


米国市場は続急伸。
金融不安を払拭しきれない中での売り買い攻防が続く。

2023.03.172023.03.17上海

日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 27,466.61(+520.94)
始値 27,298.15
高値 27,520.97
安値 27,267.26

日経225先物 終値 27,230(+380)
始値 27,120
高値 27,270
安値 27,030
出来高 37,507枚

日経平均










































3.22日経平均は急反発。
先物は270円GUで始まるが、序盤は激しく売り買いが交錯。
2万7千円割れを試す、一時安値27,030円まで突っ込む場面もあったが、大台堅持が確認されると、一転して切り返し、午後には一段高の巻き戻し騰勢に。
一時高値27,270円まで値を伸ばすが、結局本日の高値圏を維持して取引を終了。
終日買いスタンスだったが、あえなく振り落とされ早々に退散。

WBC




3.22白熱するWBC、ワールドベースボールクラシック。
第5回大会で日本が14年ぶり3度目の優勝を果たした。
決勝戦は前回2017年大会準決勝で惜敗した相手でもある米国。
6年ぶりに雪辱を果たした格好だが、今回も前回同様に2失点に抑え打線の爆発を抑えながら一進一退の展開。
いつ一打逆転されてもおかしくない状況の中、7人もピッチャーが登板する継投を重ね、序盤に作ったリードを守り切って、3-2で米国に勝利した。

第1回2006年、第2回2009年に2連覇したが、2013年2017年には準決勝敗退の惜敗だった。
今年の第5回大会には再び14年ぶりに決勝に進んだ侍ジャパン。
しかも相手は前回準決勝で敗れた米国。年俸数十億円級の超強打者をそろえてきた。

今大会は1次リーグから大量得点の圧勝で決勝ラウンドの米国マイアミ入り。
準決勝でメキシコ、決勝戦で米国に勝利し、7戦全勝での優勝。

WBC準々決勝までは危なげなく観られたが、前日21日(祝日)に行われた準決勝メキシコ戦は本当に危なかった。
4-5の1点ビハインドで迎えた9回裏、ノーアウト1・2塁で、不調だった村上があの土壇場でタイムリー、劇的なサヨナラ勝ちを収めた。
絶体絶命の最終回裏で起死回生の2塁打を打った大谷も凄いが、「村神様」の覚醒も劇的なタイミングで、まるで漫画のようだ。
決勝点で生還したランナーは四球で出塁していた吉田の代走の周東だったのだが、1塁から大谷に追いつきそうな勢いで異常に速かった。
村上の適時打と周東の足で一気に決めてくれなければ、最悪ずるずると引き伸ばしにされてタイブレークで負けていたかもしれないリスクがあっただけに、まさに一人一人の全力が紡がれて成し得た劇的なサヨナラ勝利だった。


2023.03.22

迎えた決勝戦も俄然盛り上がりを見せ、前回2009年優勝時の熱気を彷彿とさせる。
まさに今回も同じように国民が一丸になったかのような雰囲気に。
視聴率は全戦40%超、決勝戦は平日午前にもかかわらず42.4%とのことで、昭和ではあるまいに、TV放れのこの令和の時代に驚きしかない。

決勝の米国戦は、2回にターナー(年俸36億5千万円)に5号ソロホームランを打たれ先制を許し、早々に1失点。
やはり米国は強いと思った矢先、2回裏ですぐさま村上が1号ソロホームランで同点に。
前日メキシコ戦の9回裏に見せたサヨナラ打に続き、絶好のタイミング。
その後もヌートバーのゴロで追加点。2-1とリードし、更に4回には岡本が2号ソロホームランで3-1と突き放した。
それでも米国打線の前に2点差ではどうなるか分からない。
8回表に登板のダルビッシュがK.シュワーバー(約27億円)にソロホームランを打たれ、3-2に詰め寄られる。
それでもそれ以外はしっかり打ち取り、1点リードを守って迎えた最終回9回表。
最後のピッチャーは何と大谷。
事前にエンゼルス監督により準々決勝から大谷は投げないとする内容がリークされていたのに、まさかの大谷登板。

先頭打者に四球で出塁を許すも、M.ベッツ(33億8千万円)をゲッツーで打ち取り、一気に2アウト。
あと一人打ち取れば優勝というところで、迎えるバッターは同じエンゼルスのチームメイトでもあり、米チーム主将のM.トラウト(50億円)。
最後の最後までドラマティックな展開。まさに夢の対決が実現。
何という巡りあわせかというほどにまるで漫画の世界である。
滅多に空振りしないトラウトを3・2フルカウントから空振り三振に打ち取って試合終了。

WBC決勝9回表WBC決勝9回表

あの場面で160km/hを4連投。
3球目と4球目はストレート160kmで勝負し、気持ちいいほどに全力で空振り三振。
最後はスライダーが実にきれいに決まった。
トラウトの空振り三振なんてめったに見られない。
きっと歴史に残る名勝負になるに違いない。

両チームの総得点5点のうち4点がソロホームランということは、スタンドに叩き込まないと点が取れなかったということで、いかに投手が素晴らしかったかを物語っている。
7人のピッチャーが継投。捕手も大変。
そして何よりチームの雰囲気が出来上がっていた。
実に仲がよさそうで、ターナーが不思議がっていたという話が伝わってくるくらいに、チームが一致団結していた。
何度も一打逆転される危機があったが、死闘の末、本塁打以外を完封。まさに全員野球。
メキシコ戦の逆転劇も然りだが、最後まで守り切る、諦めない気持ちがいかに大切かを実感。

14年ぶりのV奪還は感慨も一入。
毎回WBCは国民の心を一つにする気がする。
侍ジャパン、感動をありがとう。

本日の損益
デイ -30円(10枚)

現在の資金
1,579,020,000円 (-300,000円)※手数料考慮せず

リスク回避の下値模索続く バーナンキ元FRB議長が異例のノーベル経済学賞受賞

カテゴリ:
2022.10.10NY-93.912022.10.10NAS-110.3

米国市場は続落。
先週末の米雇用統計に加えて、更に今週には米CPIを控え、下値模索が続いている。
ナスダックは年初来安値更新し、2020年7月以来の安値水準に。

2022.10.112022.10.11上海





日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 26,401.25(-714.86)
始値 26,757.12
高値 26,759.62
安値 26,369.56

日経225先物 終値 26,430(-140)
始値 26,700
高値 26,720
安値 26,360
出来高 51,618枚

日経平均





















































10.11日経平均は指数が700円超安の続急落。
先物は前日に祝日取引を挟んで続落。
小幅高で始まり序盤は売り買いが交錯。
巻き戻しを試す場面も見られたが、上海開場とともに売り直されて、棒下げ商状から下げ幅を急速に拡大。
祝日だった月曜日から中国は国慶節が明け、取引が再開している。
午後には一段安し、一時安値26,360円まで突っ込む場面も。
引けにかけてやや下げ渋る場面もあったが、戻りも限定的で、結局本日の安値圏で終えている。
祝日取引では織り込みが進んでいなかっただけに、朝方の急落はまさに溜飲が下がる思いに。
終日売りスタンスが奏功。

10.10ノーベル経済学賞にバーナンキ元FRB議長が共同で受賞。
今年はノーベル賞の日本人受賞ニュースは聞かれなかったが、最後に異例のニュースに沸いた。
中央銀行の長が受賞するのは前代未聞。

1930年代の大恐慌時代において、銀行取り付け騒ぎが金融危機を長期化させる決定的要因になることを示したことが主な受賞理由となっている。

そして2008年、実際に自身が米FRB議長時代にリーマンショックに直面することになるのだが、だからこそ、取り付け騒ぎを防ぐ意味で、あそこまで公的資金注入に躍起になっていたのだろうか。
当時の米FRBの措置については多々疑問に思っていたことあるが、今回のバーナンキ氏の受賞理由を読み解くと、少し氷解した気がする。

特にリーマンショック当時には不明だった状況が氏の著書で明らかになっているが、その賛否は分かれるに違いない。それでもそのバックボーンに今回の受賞理由があるとしたら、またそれも新たな歴史を作ったと言えるのだろう。

ちなみにイエレン前議長もアカデミアからの転身であり、夫はノーベル賞受賞者である。
このような新たな前例が出来たことにより、夫婦でノーベル賞受賞という更に異例なニュースを聞く日が来るかもしれない。

本日の損益
デイ +120円(10枚)

現在の資金
1,434,820,000円 (+1,200,000円)※手数料考慮せず

安倍元首相国葬 菅前首相の弔辞に明治の元勲の死への思いを重ねて

カテゴリ:
2022.09.26NY-329.62022.09.26NAS-65.00

米国市場は5日続急落。
ダウとS&P500は連日で年初来安値を更新中。

2022.09.272022.09.27上海





日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 26,571.87(+140.32)
始値 26,585.38
高値 26,680.20
安値 26,523.77

日経225先物 終値 26,320(+120)
始値 26,330
高値 26,450
安値 26,290
出来高 43,555枚

日経平均

























9.27日経平均は4日ぶりに反発。
先物は130円GUで始まり、序盤から売り買いが交錯。
一時安値26,290円まで突っ込んだ後には高値26,450円まで切り返すなど狭いレンジで乱高下。
しかし、ほぼイニシャルレンジで早々に膠着。
朝方こそ戻りを試す場面もあったが、引けにかけて売り直され、本日の安値圏で終えている。
売り崩しや踏み上げ効果に期待したが、尽く不発で早々に退散。

9.279.279.27






本日は安倍元首相の国葬が日本武道館で執り行われた。
7.8事件の悲劇から早二ヵ月半。
三権の長である岸田首相、衆参院議長、最高裁長官が追悼の辞を述べた後、最後に特に印象的だったのは、友人代表として式壇の前に立った菅前首相の言葉。

9.27銀座の焼き鳥屋で再登板を説得したエピソードを聞くと改めて2012年の政権奪還の立役者はまさにこの御仁だったのだろう。
更にその弔辞の中で、安倍氏の議員会館の机上にあった読みかけの山県有朋の本についても語られた。
そのマーカーで線を引かれた箇所には、伊藤博文の暗殺の報を受けて山県が伊藤の死を悼み詠んだ歌の記述が。

「かたりあひて尽くしし人は先立ちぬ今より後の世をいかにせむ」

同じ長州出身でともに松下村塾に学んだ戦友のエピソードを同じ地元である自身に重ねて明治の元勲に思いを馳せていたのだろうか。
それなのに、ご自身が同じように凶弾に斃れてしまうとは、何の因果なのだろうか。

改めてご冥福をお祈りしたい。

本日の損益
デイ -50円(10枚)

現在の資金
1,416,720,000円 (-500,000円)※手数料考慮せず

安倍元首相が凶弾に斃れる あの辞意表明から僅か二年で

カテゴリ:
2022.07.07NY+346.82022.07.07NAS+259.4







米国市場は続急伸

2022.07.082022.07.08上海





日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 26,517.19(+26.66)
始値 26,623.85
高値 26,881.75
安値 26,510.53

日経225先物 終値 26,610(+120)
始値 26,590
高値 26,860
安値 26,390
出来高 88,710枚


日経平均

7.8日経平均は指数が辛うじて続伸。
先物は100円GUで始まり、序盤は買いが先行。
しかし、11時半に一時高値26,860円をつけた直後、事態は一変。
安倍晋三元首相が何者かに銃撃されたとの報が舞い込んだ。
参院選の投開票を日曜日に控えるまさに選挙戦最終盤に悲劇は起こった。安倍氏が奈良で応援演説中に銃撃され現場は騒然。
懸命な救命活動の様子やドクターヘリにより県立医科大学病院へ搬送されたことなど、報道各社がこぞって中継し、メディアはこの事件一色に。それでもその後の安否は依然として不明なままだった。


7.87.87.8

事件発生直後には棒下げ商状から急速に上げ幅を縮小。
一時安値26,390円まで突っ込む場面もあったが、心肺停止とだけで、それ以上は不明のまま。
予断を許さなかったものの、直ちに訃報とはならなかったことで一命をとりとめているかもとの期待も。
安否に関する新しい続報がなくなると、パニックは1時間ほどで小康を得た格好に。
結局三角保ち合いの様相を呈しながら、ほぼ寄り引け同値水準で取引を終了している。

しかし、そんな期待や祈りもむなしく17:03には逝去との報が。
米バイデン大統領やトランプ前大統領をはじめ、世界各国のリーダーたちが相次いで弔意を表明。
台湾はもちろん、中国や韓国、ロシアまでも立場を超えて追悼のメッセージが寄せられている。
現職の総理ではないにもかかわらず、いずれも外交儀礼以上の敬意を感じられる文面ばかり。在任記録史上最長のかつての内閣総理大臣が、いかに傑出した大きな存在だったかを改めて感じるところでもある。

あの衝撃の辞意表明から僅か二年で、まさか凶弾に斃れるとは。
52歳という戦後最年少で総理に上りつめ、途中降板があったものの、2012年9月には再び自民党総裁に再登板。そしてあの劇的な衆議院解散同12月の総選挙圧勝から再び内閣総理大臣に返り咲き。
それ以降はアベノミクスの名のもとに多大な影響をもたらし、外交においても国に尽くした。
G7の中でも存在感を示したことで日本の首相としては中曽根氏、小泉氏以来となる長期安定政権を樹立した人物として世界に知られる。
マーケットにおいて2トップ外交アノマリーが効いた時代が確かに存在しており、小泉元首相のような人物の登場をワシントンは待ち続けているとも言われるほどに、日本の首相がコロコロ変わることに憂慮されていた中、安倍政権の存在は大きかった。
第2次内閣以降、連続在任日数は実に2822日、通算では3188日にも及び、佐藤栄作氏に続く史上最長を記録した。


今でこそ欧米中銀による新型コロナ緩和バブルのインパクトが大きいが、2012年衆議院解散からの怒涛の株価上昇は安倍トレードとも言われ、鮮烈な記憶として残っており、アベノミクス相場とも呼ばれたが、その政策の出口はまだ見えてこない。

その功績の賛否は後世の歴史家に委ねるとしても、勝手ながら安倍元首相はきっと中曽根氏のように、天寿を全うされ、「お疲れ様」と言われながら、安らかに逝く姿を想像していた。引退後も長寿の記録を残しながら更なるご活躍が期待されていただけに、あのようなことで簡単に奪われてしまう命とは何と儚いものか。

事件背景は未だ明らかにされていない。
この週末には参議院選挙の投開票日を迎える。
単純に犯人の個人的動機のように報道されているが、米ケネディ大統領暗殺事件のようにあまり釈然としないのは気のせいだろうか。仮にあったとしても真相を知る由もない。

享年67とはあまりにも若すぎる死である。
ただただ
驚きと悲しみを禁じ得ない。

心より哀悼の意を表するとともにご冥福をお祈りしたい。

本日の損益
デイ +90円(10枚)

現在の資金
1,382,420,000円 (+900,000円)※手数料考慮せず

日経平均は一服感続く 上海は春節明け 北京冬季五輪では長野以来のジャンプ金に感慨も一入

カテゴリ:
2022.02.04NY-21.422022.02.04NAS+219.1







米国市場はまちまち。

2022.02.072022.02.07上海





日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 27,248.87(-191.12)
始値 27,327.63
高値 27,369.68
安値 27,085.32

日経225先物 終値 27,220(-190)
始値 27,270
高値 27,310
安値 27,070
出来高 25,127枚

日経平均



















2.72022.02.06-2022.02.07日経平均は反落。
先物は140円GDで始まり、間もなく棒下げ商状から下げ幅を急速に拡大。
しかし、前日安値まであと一文のところで踏み止まると急速に下げ渋って推移。
本日から春節明けの上海市場が再開されたが、膠着感は変わらず。
結局三角保ち合いのまま取引を終了。
売り崩しに期待したが、下値は限定的。

2.7ウクライナ危機が一触即発な中、北京五輪では長野以来のジャンプで金メダルで感動。
再び金融政策に思惑が交錯するまで束の間の小休止といったところだろうか。
終日短期回転が奏功した。

本日の損益
デイ +120円(10枚)

現在の資金
1,247,720,000円 (+1,200,000円)※手数料考慮せず

衆院選明けの日経平均は700円超高の続急伸 遅れ馳せご祝儀相場 岸田内閣発足後最大の上げ幅を記録

カテゴリ:
2021.10.29NY+89.082021.10.29NAS+50.27







米国市場は小幅に続伸。
三指数揃って連日で過去最高値を更新中。

2021.10.292021.10.29上海

日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 29,647.08(+754.39)
始値 29,330.68
高値 29,666.83
安値 29,267.63

日経225先物 終値 29,550(+770)
始値 29,410
高値 29,670
安値 29,390
出来高 45,009枚

日経平均



























10.29衆院選明けの日経平均は700円超高の続急伸。
岸田内閣発足後最大の上げ幅を記録。
先物は630円GUで始まり、更に上げ幅を棒上げ商状から急速に拡大。
前日比で900円高に迫るが、早々に頭打ち。
あっさりいってこいの展開となるが、上海開場とともに持ち直し、再び上値を試しながら引け前には朝方の高値を僅かに上回る一段高。
一時高値29,670円まで駆け上がるも、引け前には朝方の高値を挟んで逡巡。
それでも本日の最高値圏を維持して取引を終了。

10.31



















10.3110.31衆議院は自民党が単独過半数を獲得。
10日に特別国会召集、正式に第二次岸田内閣が発足する。

懸念されていた不安定政権やねじれも回避された格好に。
261議席という法案通過に必要な絶対安定多数を得て、アベノミクス以降の安定政権継続を好感する動きは事前予想通り。だがギャップ高からの上値は重い。

手控え資金の流入もあってか、総裁選の時にはショック安だった反動もあり、ようやく遅ればせながらご祝儀相場がやってきたと言ったところ。
相場は噂で買われ、事実で出尽くし売りされることが多いが、いかに選挙結果が不安視されていた証左とも言えようか。

蓋を開けてみれば、投票率も低く、国民は岸田政権を信任したことにほかならない。

今回は2009年総選挙のような絶好のデイトレ日和とまではいかず、二大政党による政権交代キャンペーンまでには発展していない。どちらかというと28年前の自民党55年体制崩壊劇の前夜に似ていた。

未だに鮮烈に記憶に残っているのは1993年総選挙におけるあの異様な報道の過熱ぶり。
非自民による野合をむしろ期待する空気で、某大物キャスターが野党の議席数を示す積み木をタワー状に積み上げて自民党のそれより高く見せて、打倒自民党政権を煽るかのようだった。
それまで不可能かと思われた野党共闘による自民党政権転覆が可能と思わせるもので、浮動層にも投票を促し、それが実現したのである。
まさしく堂々たる反自民キャンペーンで、スキャンダルにまみれた傲慢な政治家にお灸を据えたいと思っていたり、閉塞感を感じていた有権者はその波に乗ったのだろう。
その結果、日本新党など非自民が連立し、細川政権が誕生。小さな野党が寄ってたかって共闘して自民党を下野させたのは後にも先にもあの選挙以外にない。
その後の体たらくは周知のとおりで、あれ以降、国民がより政治に関心がなくなっていったと感じるのは気のせいだろうか。

28年前当時の露骨すぎた報道に比べて今回の選挙は時代もあってかマスコミも偏った野党擁護の姿勢はほとんどなく、投票率は史上三番目の低さという半ば諦観したかのうような有様。
28年前や16年前の政変の再来は回避されるどころか、更に政権基盤を盤石にした格好に。

衆院選結果を受けてひとまずは頭上の雲が晴れたものの、ほどほどで退散。
終日買いスタンスだったが、短期回転が奏功。
今週は米FOMC、雇用統計を控え、手薬煉引いてもう一波乱に期待したいところだが、はてさて。

本日の損益
デイ +190円(10枚)

現在の資金
1,152,320,000円 (+1,900,000円)※手数料考慮せず

2年ぶりのノーベル賞受賞の報に沸く 日経平均は2年5ヵ月ぶりの7日続落を記録 あっさり2万7千円台までスピード調整

カテゴリ:
2021.10.04NY-323.52021.10.04NAS-311.2







米国市場は反落。
連日三桁の一進一退の鯨幕相場。

2021.10.052021.09.30上海

日経先物(左)  /上海総合 (右)休場

日経平均株価 終値 27,822.12(-622.77)
始値 28,050.39
高値 28,058.67
安値 27,460.29

日経225先物 終値 27,740(-490)
始値 27,940
高値 27,990
安値 27,450
出来高 73,251枚

日経平均


























10.5日経平均は7日続急落。
2019年5月14日以来、2年5ヵ月ぶりの7日続落を記録。
先物は290円GD、あっさり2万8千円の大台を割り込んでスタート。
序盤こそ売り買いが交錯するが、間もなく売り優勢となり下げ幅を急速に拡大。
一時安値27,450円、780円安まで突っ込む場面もあったが、午後には買い戻されいってこいの展開に。
それでも朝方の高値には届かず、結局伸び悩んで取引を終了。
終日短期回転が奏功。

10.5今年のノーベル賞ウィークは2日目の今日、日本にも快挙の報。
物理学賞を日本出身の米プリンストン大学上席研究員の真鍋淑郎氏が受賞。
米国に帰化しており米国籍ながら、日本人のノーベル賞受賞は2年ぶり。
初日の医学生理学賞では日本人の受賞はなくスルーされていたが、2日目にして日本人受賞の報に沸いた。
日本人によるノーベル賞受賞は2019年吉野氏のノーベル化学賞以来、2年ぶり。物理学賞での受賞は2015年の梶田氏の受賞以来、6年ぶりのこと。

真鍋氏は御年90歳で、今まさに人類が直面し、その甚大な影響に苦しんでいるCO2による地球温暖化に関するもの。
30年以上も前にスーパーコンピューターを使用し気候変動をシミュレーションし、地球温暖化予測をモデル化した第一人者。まさに今の国連が掲げているテーマで毎日のように耳にする「SDGs」の先駆者と言えるのではないか。
もともとノーベル賞は功績はもとより、長生きしなければ受賞できないと言われるが、皮肉にも昨今の「SDGs」、「持続可能な開発目標」という言葉が日々飛び交う風潮も相まって、あまり受賞者がいない地球物理学の分野での受賞につながったのだろうか。気象分野では初の受賞というからなおさらだ。
ひとくちに物理学と言っても分野は様々で、ノーベル賞級の研究と言われて云十年という研究者は枚挙に暇がない。
地球温暖化については30年以上も前に既に一般人にも意識させるほどに、その先見性を評価されていたにもかかわらず、それだけでは受賞できないのがいつものノーベル賞。
ほとんどのノーベル賞が一般生活と直接関係しない基礎科学分野での研究成果が中心で、一般人には馴染みのない内容が多いが、山中氏のiPS細胞中村氏の青色発光ダイオードのように、生活や医療に直結するものだったり、タイムリーで既に実用化、商用化されていてわかりやすい研究成果で若くして受賞する例もある。
しかし、今回の地球温暖化の研究はまさに30年も前から一般的に知られていたことで、まさにそれを研究する第一人者の受賞がようやく今になってとは、つくづくノーベル賞受賞に大切なのは長生きすることなのだと思い知らされる今日この頃。

若手研究者に向けて、氏曰く、「地球温暖化の問題がこんなに大きくなるとは夢にも思っていなかった。60年、好奇心を持ち夢中になってやってきた。好奇心を持つような研究をやることが大切」との言葉。

不景気になると、優秀な若者が好奇心よりも安定指向に走ってしまう。
好奇心だけでは飯が食えないからと全員が実用分野ばかりに目を向けてしまっては、今後ノーベル賞は望めなくなってしまうかもしれない。

目先の利益ではなく、長い視野を持つことの大切さ。それはトレードにも通じるものがある。

齢九十にしてノーベル賞受賞者が語る好奇心とは。
その言葉の意味はあまりにも重く響くが、今の若者の心にはどう響くだろうか。

日本人の受賞者は米国籍取得者を含め計28人に。
残りのノーベル賞日程は明日6日に化学賞、7日に文学賞、8日に平和賞、そして11日に経済学賞を控える。
更なる朗報に期待したい。

本日の損益
デイ +230円(10枚)

現在の資金
1,118,720,000円 (+2,300,000円)※手数料考慮せず

自民党総裁選で岸田氏勝利  日経平均は一時800円超安 配当権利落ち分の埋め戻しならず

カテゴリ:
2021.09.28NY-569.32021.09.28NAS-0.03







米国市場は夫々下落。
ナスダックは今年3番目の下げ幅。

9.28米債務上限問題が再燃。例年とは異なり落としどころが見えずらい。
イエレン米財務長官は、債務上限引き上げを行わなければ10月18日にも資金が枯渇すると警告。
毎年のように結末が分かっている茶番劇を見せられるのだが、ガバメントシャットダウンしても結局は遅かれ早かれ上限が引き上げられて危機を回避するのが恒例となっている。
しかし、折しも10年前の事、仮にデフォルトを回避出来たとしても、2011年8月にはS&Pが米国債を初めて格下げしパニック相場となったのもまだ記憶に新しいところ。
2011年の8月1日にはデフォルト回避で買い戻されたが、同年8月8日の米国の取引終了後にS&Pが米国債の格下げを決定。日本市場でひとまずリスクオフの反応後、地球を一周回ってその日の夜の米国市場で改めて急落している。

2021.09.292021.09.29上海





日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 29,544.29(-639.67)
始値 29,611.92
高値 29,679.26
安値 29,329.16

日経225先物 終値 29,620(-300)
始値 29,500
高値 29,680
安値 29,330
出来高 60,693枚

日経平均























9.29日経平均は続急落。
配当落ち後、大台の3万円を大きく割り込んで一時800円超安。
埋め戻しも限定的で、配当落ち分を差し引いても400円安相当といったところ。
先物は420円GDで始まり、序盤こそ買戻しが先行するも、間もなく頭打ち。
上海が始まると下げ幅を拡大するが、自民党総裁選も控えており、午後からは思惑交錯で乱高下する展開に。

党員票で優勢であるはずだった河野氏が初回の投票でも岸田氏に僅か1票差ながら敗れたことにより、一時は売り優勢に。
初回で河野氏が勝利し、決選投票で岸田氏にひっくり返されるという可能性もあったが、いきなり僅差ながら岸田氏が初回投票でも勝利したことで後は消化試合の様相に。
出尽くしで更なる売り崩しにも期待したが、結局寄り付きよりもやや下げ幅を縮小して引けている。

終日売りスタンスだったが、短期回転が奏功した。


9.299.299.29






9.299.29
決選投票の結果は現物引け後、先物の大引け直前に判明。
岸田氏が勝利し第27代自民党総裁に選出された。
10月4日召集の臨時国会で首班指名されれば正式に第100代内閣総理大臣に就任することになる。

当初は無投票で菅総裁が再選されて、衆院選に臨むところだったのだろうが、支持率低迷を受けてなのか、今月3日場中に突然の不出馬表明。
怒涛の巻き戻しモードに入って、日経平均は31年ぶりの高値水準を回復している。

しかし、総裁選告示後は混迷の一途をたどり、安倍氏が高市氏を、麻生財務相が岸田氏を支持し、菅総理は河野氏支持を表明。
野田氏の出馬表明で数を散らす格好となりながらも、派閥論理的には事実上の三つ巴の乱戦に突入した格好だった。

これまでの大半の総裁選に比べて今回は違和感が強いことこの上なかった。

いつもは誰かの号令や派閥論理だけで明確に決まる構図だったが、安倍前総理が菅氏ではなく高市氏支持に回ったことで、出来レースではない乱戦になったからだ。

外国人投資家は変化を好むはずので、改革路線の河野氏が敗色濃厚となるや、やはり一旦売られた。
これまでの安倍路線を踏襲する高市氏でも安倍氏の代理ということで昨年の菅官房長官が選出された時と同じ。
リーダーの顔がとりあえず忠実な部下に変わることで買われたかもしれない。
岸田氏はいい意味で消去法的で、市場の反応が未知数だったが、それが吉と出るかは衆院選まで待たなければならない。
ただ党員票をひっくり返しての選出でもあり、衆院選での大敗の目が完全になくなったわけではない。
これでもし政権交代となったら、宇野内閣、羽田内閣以来の短命政権となってしまうが。

デフォルト懸念が一旦後退した中国恒大はドル建て債務の利払いを堂々と不履行。
中国は国内債権者のみを救済し、当然生じるであろう反発をトップダウンで封じ込めている。
先日感じていた一抹の懸念はあっさり現実に。まさに専制国家ならではのドラスティックな対応。
民主国家ではありえないことが本当に起きている。
米長期金利の俄かな上昇とともに、様々な思惑が交錯する中、もう一波乱に期待したいところだが、はてさて。

本日の損益
デイ +90円(10枚)

現在の資金
1,094,120,000円 (+900,000円)※手数料考慮せず

日経平均はバブル後高値更新後、巻き戻し騰勢一服感

カテゴリ:
2021.09.14NY-292.02021.09.14NAS-67.82







米国市場は夫々下落。
ナスダックは5日続落。
CPIは伸び鈍化で長期金利低下、ドル安の流れとなるが、来週にはFOMCを控え、利上げ観測台頭も。

2021.09.152021.09.15上海





日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 30,511.71(-158.39)
始値 30,464.17
高値 30,573.41
安値 30,347.30

日経225先物 終値 30,350(-50)
始値 30,250
高値 30,400
安値 30,160
出来高 30,547枚

日経平均

















9.15日経平均は4日ぶりに反落。
先物は150円GDで始まり、序盤は買戻しが先行するが、プラス圏にわずかに届かず頭打ちとなると一進一退。
午後には再び戻りを試す場面もあったが、一時高値30,400円で頭打ち。
結局引けにかけては伸び悩み、連騰ストップ。
昨日にバブル後高値更新したばかりであるだけに、上値に逡巡して取引を終了。
終日買いスタンスだったが、あっさり振り落とされ早々に退散。

菅総理の自民党総裁選不出馬表明から怒涛の巻き戻しを見せた日経平均。
2012年の野田元総理による禅譲解散政権交代期待による安倍トレード始動を彷彿とさせる流れだったが、閉塞感の打破はひとまず奏功するも、一服感。
民主党時代も二度党首が交代し、その都度新風に期待したものの、結局政治不信を払拭しきれずに2009年政権交代に至った。
今回もそのような空気を醸しだしつつも、そもそも自民党の首のすげ替えまでしか織り込んでいない。
むしろ本当に期待しているのはもっと大きな変革で、自民党を下野させ55年体制を崩壊に至らしめた1993年の細川内閣誕生時のような空気に似ているとさえ思う。
あの時は某キャスターの世論誘導があからさまだったが、今はまだそこまでする人もいない。
バブル後最高値を更に更新していくには自民党政権である以上に長期安定政権が条件ともいえるが、皮肉にも、この体たらくでは衆院選での政権交代すらありえなくもないところにきている。
いよいよ17日に告示を控えた自民党総裁選。顔ぶれが固まりリスクテイクの新たなる潮流に期待したいところだが、はてさて。

本日の損益
デイ -40円(10枚)

現在の資金
1,088,320,000円 (-400,000円)※手数料考慮せず

菅総理が総裁選不出馬表明 日経平均は先物主導で怒涛の一段高 2万9千円台を回復

カテゴリ:
2021.09.02NY+131.22021.09.02NAS+21.80








米国市場は夫々上昇。

2021.09.032021.09.03上海





日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 29,128.11(+584.60)
始値 28,626.48
高値 29,149.65
安値 28,607.29

日経225先物 終値 29,160(+690)
始値 28,610
高値 29,190
安値 28,590
出来高 63,159枚

日経平均












































9.3日経平均は5日続急伸。6月28日以来となる2万9千円台を回復。
先物は140円GUで始まり、序盤こそ一進一退で膠着展開となっていたが、上海開場とともに保ち合いを上放れ。
更に菅総理が総裁選不出馬の意向だと報じられると、怒涛の一段高。
為替の動きは米雇用統計前ということもあってか限定的だったが、先物主導で一段高。

9.3奇しくも自国での五輪開催後には、歴代首相が辞任しているが、今回もご多聞に漏れずといったところ。
1964年東京五輪後の池田勇人氏退任を皮切りに、その後も1972年札幌五輪後に佐藤栄作氏退任、1998年長野五輪後に橋本龍太郎氏退任、2020年東京五輪が予定通り開催されていたならばその閉幕時となる頃に安倍晋三前首相退任、そして実際に開催された今年の東京五輪後に菅義偉首相が退任することになる。
もともと安倍前総理のリリーフとして登板した菅総理。
あの突然の前総理辞任劇の後だけに、ご本人もそのおつもりだったのだろうし、地位に恋々としがみつくような方でもないのだろう。
本当にお疲れさまという思い。

これで風雲急を告げる政界再編の動きや衆院選の不透明感もひとまず晴れた格好だが、もう一波乱に期待したいところ。
終日買いスタンスが奏功。

本日の損益
デイ +280円(10枚)増し玉合算
ナイト +80円(10枚)

現在の資金
1,083,820,000円 (+3,600,000円)※手数料考慮せず

連休明けの日経平均はほぼ変わらず 東京五輪閉幕

カテゴリ:
2021.08.09NY-106.62021.08.09NAS+24.42







米国市場はまちまち。

2021.08.102021.08.10上海






日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 27,888.15(+68.11)
始値 27,887.03
高値 28,128.61
安値 27,808.54

日経225先物 終値 27,850(+10)
始値 27,900
高値 28,120
安値 27,780
出来高 28,175枚

日経平均












8.8




















8.10日経平均は小幅に続伸。
先物は小幅高で始まり、序盤から上げ幅を急速に拡大し、あっさり2万8千円の大台を回復。
一時高値28,120円まで値を伸ばす場面もあったが、上海開場とともに失速。
一転急速に上げ幅を縮小するいってこいの展開に。
午後一段安する場面もあったが、結局下値は限定的で朝方の小幅高水準で終えている。
終日短期回転が奏功。

8.88.78.7





連休中の先日、57年ぶりの自国開催となった東京五輪が遂に閉幕。
史上最多の金メダル獲得数を記録。

今回の五輪種目として最後となる野球では日本が決勝で米国を下して有終の美を飾って優勝。
決勝もよかったが、特に準々決勝での米国戦では土壇場の9回裏で同点に追いつき、延長10回での逆転サヨナラが感慨無量。
まさに野球は9回裏2アウトからだという言葉を現実にした展開だった。
柔道では金メダル9個。新種目での初代記録や日本初の記録も続出し、終わってみれば1964東京、2016リオの17個の記録を大きく更新し、金27個と華々しい結果に。

コロナ禍で無観客となってしまったことや開会式などのセレモニーの是非はともかく、競技が始まると日本人だけでなく、国を越えて外国選手の活躍にも感動する日々だった。

オリンピックで金メダルを取ることに比べれば、トレードはやり方さえ間違わなければ誰でも結果が出せる。

ロンドン五輪リオデジャネイロ五輪の時と同様の思いを馳せつつ、連日にわたる快挙に感動も一入。

今月は例年大きなターニングポイントとなりやすいジャクソンホール会議を控えており、手薬煉引いてチャンスを待ちたいところ。

本日の損益
デイ +370円(10枚)

現在の資金
1,069,720,000円 (+3,700,000円)※手数料考慮せず

東京五輪開幕 日経平均は連休明けも高寄りから戻り売り優勢

カテゴリ:
2021.07.23NY+238.22021.07.23NAS+152.3








2021.07.22NY+25.352021.07.22NAS+52.64








2021.07.21NY+286.02021.07.21NAS+133.0








米国市場は三指数が過去最高値を更新

2021.07.262021.07.26上海





日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 27,833.29(+285.29)
始値 27,990.47
高値 28,036.47
安値 27,786.44

日経225先物 終値 27,830(+270)
始値 28,100
高値 28,150
安値 27,760
出来高 30,998枚

日経平均




















7.26連休明けの日経平均は大幅続伸。
先物は540円GU、2万8千円の大台を大きく回復して始まるが、間もなく一時高値28,150円で頭打ち。
棒下げ商状から上げ幅を急速に縮小。
上海市場開場とともに下げ渋る場面もあったが、売り崩しと押し目の買いの攻防の末、終盤には一段安。
一時安値27,760円まで突っ込みながら本日の安値圏で終えている。
終日売りスタンスだったが、あえなく退散。

東京五輪東京五輪東京五輪東京五輪





いよいよ開催された東京オリンピック。
8年前の誘致決定の報から着々と準備を進めてきたはずが、未曽有のパンデミックにより延期を余儀なくされた東京五輪。
8年前には一抹の懸念があったが、まさかその通りの中止寸前まで追い込まれる事態に。
太平洋戦争によりアジア初の五輪が幻と消えて中止となり、ようやく1964年には無事開催されたものの、2020年の東京は再び中止が危ぶまれた。
東京五輪当初は目玉とされた国立競技場はザハ・ハディド氏案から隈氏案に変わった。元来五輪は開催国の威信をかけるものだったが、夏は二度目で冬は札幌、長野と五輪に慣れている国民にとっては、もはや税金の無駄と考える向きもあるのだろう。そこにきてコロナ禍に見舞われた2020年。
まさに直前まで予断を許さない状況だったが、無事に特措法で連休中となった23日の金曜日に開会式を迎えた。
その直後に正確な死者数などが知らされるようになったのはなぜだろうか、ということは置いといても、せっかくの自国における五輪開催。

開会式は前回のリオデジャネイロ五輪で安倍前首相がマリオに扮して話題を呼んだが、あの閉会式からつながりをもった開会式になるのだろうと期待されていた。
IOCも絶賛していた内容だったようで海外受けを見込んだところに、演出責任者に度重なる交代劇。
当初は新型コロナの影響でメッセージ性が変容するのは致し方ないにしても、その裏側には足の引っ張り合い、利権絡みとクーデターのような内紛があったのだと知ると残念でならない。
開会式だけでも150億円以上の予算ともいわれ、歴史に刻まれる感動的なものになるはずだった開会式も非常にシンプルなものに。

2021.07.26










そうはいっても主役はあくまで選手。
いざ始まったら早速メダルラッシュに沸き、日本選手による快挙が続いている。
遂に国別でメダル獲得数で日本が暫定トップに。

毎回思うのはオリンピックで金メダルを取ることはもちろん銅メダルだってどんなに大変かということ。
それに比べてトレードはやり方さえ間違わなければ誰でも結果が出せる。

57年ぶりの自国開催。
夏枯れ相場の中、「休むも相場なり」とはよくいったもので、オリンピックでも見ていた方がよほどよいといえようか。


本日の損益
デイ -60円(10枚)

現在の資金
1,060,620,000円 (-600,000円)※手数料考慮せず

日米首脳会談 日経平均は直近レンジを崩さず足踏みの静寂続く

カテゴリ:
2021.04.16NY+164.62021.04.16NAS+13.58







米国市場は続急伸。
ダウとS&P500はともに過去最高値を更新。
ナスダックも2月の高値目前に迫っている。

2021.04.192021.04.19上海





日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 29,685.37(+2.00)
始値 29,688.32
高値 29,808.01
安値 29,530.84
出来高 4億4699万株

日経225先物 終値 29,690(-40)
始値 29,720
高値 29,820
安値 29,520
出来高 26,390枚

日経平均












4.19日経平均は指数が小幅に続伸。
先物は小幅安で始まり序盤は売りが先行し、棒下げ商状から急速に下げ幅を拡大。
一時安値29,520円をつけるが、間もなく切り返し、午後にかけて下げ幅を縮小。
午後には一段高となり一時高値29,820円をつけるが、前日高値にあと一文を残して頭打ち失速。
引けにかけて伸び悩み、結局ほぼ朝方の水準で取引を終了。
直近数日のレンジでの往来が続いている。
売り崩しも踏み上げもなく、終日短期回転が奏功。

4.184.184.18







4.18日米首脳会談では日米両首脳は対中姿勢で協調。
菅首相はホワイトハウスで共同会見。
52年という半世紀ぶりに声明で台湾を明記するなど、その強硬姿勢はより鮮明となってエスカレートしているように見える。
コロナや通商問題ならまだしも、イデオロギーへの干渉はいずれ戦争に発展しかねない。
歴史がそれを証明している。
東シナ海、南シナ海、北朝鮮、そして俄かに台湾有事の火種まで舞い込ませる辺りは、前トランプ政権以上に苛烈で、ある意味歴代の民主党の伝統なのだろう。共和党ととの蜜月とは対照的である。
一触即発な様はまるでケネディ政権時のキューバ危機を彷彿とさせる。
逆に現代は意思疎通を光の速さで行える為、疑心暗鬼に駆られて核戦争の準備をする必要もない。
ケネディ氏とフルシチョフ氏の密使や駆け引きも、あの事件を切っ掛けに開設されたホットラインすらも必要ないのではないか。
旧ソ連との冷戦、日本へはジャパンバッシング、そして今度は中国との覇権争いと、米国の歴史は繰り返す。
そんなアメリカファーストの歴代大統領の中にあって唯一オバマ政権時だけは多少の平和な印象があったが、それがたとえかりそめの平和だったとしても戦争で失われるかけがえのないものを思えば遥かにいい。

本日の損益
デイ +80円(5枚)
ナイト +110円(10枚)

現在の資金
973,920,000円 (+1,400,000円)※手数料考慮せず

はやぶさ2帰還やワクチン接種開始と明るい報も市場はSQ前にスピード調整

カテゴリ:
2020.12.04NAS+87.052020.12.04NY+248.7







米国市場は続伸。
ダウは4日続伸。11月24日に終値で3万ドルを付けて以来の過去最高値更新。
ナスダックやS&P500とともに三指数が揃って史上最高値を更新中。

2020.12.072020.12.07上海





日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 26,547.44(-203.80)
始値 26,894.25
高値 26,894.25
安値 26,500.32
出来高 6億1582万株

日経225先物 終値 26,570(-70)
始値 26,880
高値 26,950
安値 26,500
出来高 77,079枚

日経平均











12.7日経平均は続落。
先物は100円GUで始まり、寄り付き直後こそ買いが先行するも、一時高値26,950円で頭打ち。
大台の2万7000円にはあと一歩及ばず、9時には棒下げ商状から間もなくマイナスに転じた。
午後には一時安値26,500円まで下げ幅を急速に拡大。
今週末にメジャーSQを控える中、ロールオーバーをこなしながらも戻り売り優勢の展開。
引けにかけては下げ渋る場面もあったが、結局売り直されて本日の安値圏で終えている。

hayabusa2hayabusa2hayabusa2





hayabusa220201206_hayabusa2_Fireball-5-2はやぶさ2帰還やワクチン接種開始の見通しと明るいニュースとは裏腹に市場はスピード調整。
昨日帰還したはやぶさ2のカプセルがオーストラリアの砂漠でJAXAのチームが無事回収に成功。明日日本に到着する。本体はすでに軌道を変え新たな調査に向かっている。

月や火星などの重力の大きい天体に着陸するのと小惑星調査は次元が異なる困難を伴うだけに感慨も一入。NASAでも成功しておらずはやぶさ1号に続いての快挙。
大気圏再突入時にも針の穴を通すような精密さが必要。
それは1km先のてんとう虫の星を狙えるくらいの精度。

はやぶさ2は2019年に人類で初めて小惑星の内部物質を採取することに成功。
ICBMより速い速度で移動する小惑星に着陸し、穴をあけて作業してそれを持ち帰るというのは、とてつもないこと。
小惑星リュウグウは地球に衝突するかもしれない小惑星の一つであり、これら一連の偉業のうち、人工クレーターを作ることに成功したのも世界初で、将来的に小惑星の軌道修正も可能となると期待されている。
遂にその成果であるカプセルが地球に帰還。実際に回収されたことで数々の世界初の成果がようやく名実ともに日本にもたらされることになり、技術的に欧米より10年はリードしたと伝えられている。

12.6他方、新型コロナウィルについても先だってファイザーが発表使用申請していたワクチンがいよいよ承認され、各国でワクチン接種が続々実現する見通し。
英国では8日から接種が始まる。
ロシアも独自に開発したワクチン「スプートニクV」を5日に先駆けて治験前にもかかわらず大規模接種を開始しており、中国も年内に各国へ販売。
ロシアのワクチンはあの衛星の名を冠しており、世界初の有人飛行、人工衛星の打ち上げを実現させた栄光を偲ばせる名をあえてつけたのは国威発揚の意図なのだろうか。
はやぶさの快挙も相まってかつての宇宙競争時代が思い出される。

先月来怒涛の上昇が続いている世界同時株高。
その異様な先高感やFRBによる空前のマネー流入による過剰流動性相場は、あのアベノミクス相場の始まりをも上回る勢いで、押し目もダイナミック。
手薬煉引いて待っていた甲斐があったというものだが、流れに身を任せながら、ほぼ据え膳相場。
連日の高値圏での一進一退からの調整は干天の慈雨の如く、高安450円幅の往来。
朝方の急落はまさに溜飲が下がる思いに。

本日の損益
デイ  +150円(5枚)
ナイト -30円(5枚)

現在の資金
916,470,000円 (+600,000円)※手数料考慮せず

菅内閣発足 日経平均は終始小動き

カテゴリ:
2020.09.15NY+2.272020.09.15NAS+133.6







米国市場は続伸。

2020.09.162020.09.16上海





日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 23,475.53(+20.64)
始値 23,425.23
高値 23,506.45
安値 23,397.43
出来高 6億3021万株

日経225先物 終値 23,300(-20)
始値 23,260
高値 23,340
安値 23,240
出来高 16,320枚

日経平均












9.16日経平均は小幅続落。
先物は小幅安でスタートするが小動きに終始した。
米FOMCを今晩に控え、菅新内閣発足も織り込み済みで波乱なく取引を終了。
出来高は2万枚を大きく割り込む1万6千枚台。
終日ほぼ手控えだった。

9.16BB195hAC.img本日安倍内閣は総辞職。
召集された臨時国会で第99代内閣総理大臣に指名され、菅新内閣が発足した。

7年9ヵ月ぶりの首相交代。

9.169.16
9.16





9.169.169.16





支持率がまだ高いうちに解散総選挙をし、再び不毛な首のすげ替え政治が復活しなければよいのだが、はてさて。

本日の損益
デイ  +60円(5枚)

現在の資金
896,750,000円 (+300,000円)※手数料考慮せず

このページのトップヘ

見出し画像
×