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カテゴリ:政治経済

石破新内閣発足 早期解散から早速選挙モードにシフトするも日経平均は前日下落分の埋め戻し限定的

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NY-NAS2024.09.30
米国市場は夫々上昇。
ダウは4日ぶりに反落。

2024.10.01-225上海
日経先物(左)  /上海総合 (右)休場

日経平均株価 終値 38,651.97(+732.42)
始値 38,232.47
高値 38,718.13
安値 38,232.47

日経225先物 終値 38,770(+840)
始値 38,270
高値 38,800
安値 38,180
出来高 26,652枚

日経平均
10.1

日経平均は急反発。
前日の2千円約安から大きく埋め戻すも、その戻りは3分の1強にとどまっている。
先物は340円GUで始まり、9時直後にもじりじりと上げ幅を縮小。
中国は国慶節で休場だが、中盤は伸びみ、狭いレンジで膠着。
しかし、現物の後場開場とともに、再騰勢の展開に。
一時高値38,00円まで値を戻しながら、ほぼ高値引け水準で終えている。

終日買いスタンスが奏功。

10.1
本日、自民党石破新総裁は臨時国会にて首班指名を受け、第102代内閣総理大臣に就任。
石破新内閣が発足した。初入閣13人、女性閣僚2人。
フレッシュ感を打ち出したかのような内閣ながら安全保障面で特色があり、やはり防衛関連株中心に物色が進んだ。
10.110.01

これまでであれば、また国政選挙を経ずに首のすげ替えかとなるところだが、今回は解散を前提とした総選挙に臨むための内閣といったところ。
これでもし政権交代となったら、岸田前首相が不出馬を決断した意味がなくなるが、似たような事態に2012年の野田元総理による解散がある。あの急転直下の決断は、結実しなかった。むしろ、総選挙前から怒涛の安倍トレードが始まったのはまだ記憶に新しい。
高市トレードもまさにあれを彷彿とさせるものがあった。

2012年解散では結果的に民主党は選挙に大敗し、まるで安倍元総理に禅譲した格好だったが、野田氏だって最初から負ける気で解散したわけではないはず。
負けるとわかっているのなら、地位に恋々として解散などしないはずだからである。
それまでの自民党がまさにそれだった。
それでも解散して負けた野田元総理。消費増税と引き換えにして。

このように、自ら解散して選挙で勝てる確証はなく、選挙はみずもの。
今回の総裁選然りだが、衆院解散総選挙も何が起こるかわからない。

奇しくも石破総理の相手が、その野田氏であるのは何の因果だろうか。

10.1
10.1

そんな中で、石破総理は、かつての政策論を尽くしてからの解散をする方針から一転、早くも解散を宣言。
新内閣の鮮度が落ちる前、支持率が落ちる前に一気呵成に事を運ぶ作戦なのかもしれない。

事前に取り沙汰されていた通り、10月9日解散、15日公示、27日投開票に決まった。

既に臨戦態勢に入っており、すっかりその発言は選挙用モードに。

「デフレを脱却するかの瀬戸際にいる」という認識を改めて示して、経済対策の検討を指示。
持続的に実質賃金を上昇させ、将来不安を取り除くと明言。

「コストカット型の経済から高付加価値創出型経済へ転換し、投資大国日本を実現する」と述べている。

総裁選前のタカ派色はすっかりなりをひそめ、国民や市場へ配慮した安全運転にシフトしているようだ。

しかし、投資大国というからには、助成金などの財政出動ではなく、自らが光を放つ魅力ある国家にしなければならない。
かつての80年代後半、90年代前半の日本は世界に先駆けて高付加価値製品を生み出す国として凛然たる輝きを放っていたが、もう他の国の後塵を拝するようになって久しい。

これには高齢者問題と世代交代にもかかわってくるが、高い生産性と高負荷化価値を生み出す新進気鋭の種とそれらを育む土壌がなければ、明るい未来はなく、外国人投資家は投資してくれない。
現在の半導体事業は、そのポテンシャルで投資というよりは、外国企業の誘致、政府の助成金に寄るところが大きい。

実際に外国人投資家からの投資を呼び込むためには、より具体的なビジョンが求めらるが、イシバノミクスの全容はまだ見えてこない。

果たしてアベノミクスを超えるようなインパクトを示すころができるだろうか。

今月は衆院選、来月早々にも米大統領選挙。
また、再び中東情勢が緊迫化。
これまた、株式市場にも更なる波乱が予想される。

4月のイラン・イスラエルの応戦2023年10月のハマスの奇襲など、よもや第5次中東戦争に発展しかねないという事態が何度もあったが、一旦小康を得ていた。これでイランが本格参戦すればどうなるだろうか。

主要シンクタンクが昔からもし核戦争になったらという前提で多くのシミュレーションをしているが、この2024年になってもそれらの予想は現実のものとなっていない。さすがに最悪の事態は回避され続けている。

戦争は今のハイテク兵器ならすぐに終わると思ったら、そうもいかず、あのロシアのウクライナ侵攻、ウクライナ戦争は未だ終結しておらず、泥沼化している。

他方、1967年第3次中東戦争は僅か6日で終結している例もある。
当時元大本営作戦参謀で、伊藤忠商事の専務だった瀬島龍三氏だけが1週間で終わると言ってその通りになった。
他社を出し抜いて物資を確保し開戦後の高騰時に高値で売り抜け大きな利益をもたらした先見の明、先物相場の駆け引きは実に見もので、この辺りの情勢は山崎豊子の小説「不毛地帯」でも有名で、臨場感たっぷりに描かれている。

予断が許されない情勢は、刻々と移り変わる。
いずれにの事態に発展しても、大いなる収益機会には違いなく、手薬煉引いてチャンスを待ちたいところだが、はてさて。


デイ +430円(10枚)
SA   +380円(12枚)増し玉合算

現在の資金
2,624,410,000円 (+8,860,000円)※手数料考慮せず

米CPIショック後は押し切れず、日米首脳会談とともにコツンと朝から巻き戻し ドル円は153円を突破 1990年以来となる34年ぶりの円安水準に

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2024.04.10NY-422.12024.04.10NAS-136.2

4.11米国市場は夫々下落。
さしずめ米CPIショックともいうべき突っ込み安だが、セリングクライマックスには程遠い。
長期金利は4.5%台、5ヵ月ぶりに高い水準。
日本時間の前日まではドル円で152円台を突破した、一旦小康を得た格好だったが、円安はその後も加速。
遂に一時153円をも突破。
介入警戒感もなんのその、実に1990年以来、34年ぶりとなる歴史的な円安水準に突入

2024.04.112024.04.11上海

日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 39,442.63(-139.18)
始値 39,090.68
高値 39,473.48
安値 39,065.31

日経225先物 終値 39,410(-140)
始値 39,040
高値 39,500
安値 39,020
出来高 31,700枚


日経平均

4.11日経平均は続落。
先物は510円GDで始まり、寄り付き直後こそ一時安値39,020円まで突っ込むが、大台割れ寸前ですぐさま切り返し、間もなく棒上げ商状から下げ幅を急速に縮小。
戻り売りをこなしながらも断続的に上昇し、午後には終盤にかけて一段高。
一時高値39,00円まで回復しながら、引け直前に伸び悩むも、結局本日の高値圏を維持して取引を終了。



4.114.114.11

4.114.114.11

他方、前日に続いて日本の総理大臣として9年ぶりに国賓待遇で訪米中の岸田総理は日米首脳会談後に記者会見とともに演説。
対中国を見据えたテクノロジー中心の安全保障の取り組み、防衛費増額、日本企業による米国への投資拡大などをアピール。

4.114.114.11

宇宙開発においてもJAXA、トヨタなどが開発する月面探査車両の技術協力とともに米国人以外で初となる日本人の月面着陸を予定するアルテミス計画など、対中安全保障のみならず、テクノロジー分野において官民一体の連携強化が著しい。
対中姿勢での連携強化は菅前総理の訪米時と変わらないが、一層鮮明になった格好に。

これまで事務方レベルで水面下で協議が重ねられてきた議題が公式に決定された瞬間でもあるが、壮大さという点でいずれも目を見張るものが多い。
マイクロソフトのAI設備投資に続いて、NTT、NTTドコモが中心となって夫々開発を進めているIOWN、光の半導体やオープンRANについても両国政府で支援する方針を首脳同士で公式に決定。
オープンRANは異なるメーカーの機器を組み合わせて形態などのモバイル通信網を構築する仕組みで、基地局シェアトップのファーウェイなどの中国勢に対抗する狙いがあり、こちらも日米が連携して推進することを確認。
このように今回の首脳会談はテクノロジー分野で特筆する点も多い。
また公式晩餐会ではyasobiの両人が招かれ岸田総理の近くに配席されるなど、話題盛り沢山。

前日の152円突破に続いて奇しくも歴史的な為替の急変があったものの、首脳会談においては議題とされているかは不明であり、日本では財務官と財務相による口先介入にとどまっており、実弾投入については依然予断を許さない状況。
介入した場合もこの勢いだと早ければ弾切れになるおそれもあり、
高まる介入への警戒感をよそに、ポジティブ反応が先行中。
やはり国策優位の展開で、売り崩しに期待したが、さしずめご祝儀相場の様相で、プラス圏には及ばなかったものの、終始巻き戻し流れは変わらなかった。

米利下げをあまりにも強く先取りしてきただけに今回のCPIショックでも押し切れていない。
ボルカー議長時代にはボルカー・ショックともいわれる苛烈な引き締め政策を断行したものの、
インフレがまだ下がり切らないうちに利下げをしてしまったために、インフレがぶり返してしまった過去がある。
失業者が増えるまでインフレは終わらない、そしてインフレが上昇していると景気後退に気付けない。
この教訓を踏まえ現FRBメンバーも同じ轍を踏まぬように必死なのだろうが、市場はお構いなしに強欲であり続ける。

朝方の突っ込み安からの売り崩しも早々に一服。
踏み上げ効果にも期待したが、ほどほどで退散。

デイ -40円(10枚)
SA +380円(10枚)

現在の資金
2,089,280,000円 (+3,400,000円)※手数料考慮せず

安倍元首相国葬 菅前首相の弔辞に明治の元勲の死への思いを重ねて

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2022.09.26NY-329.62022.09.26NAS-65.00

米国市場は5日続急落。
ダウとS&P500は連日で年初来安値を更新中。

2022.09.272022.09.27上海





日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 26,571.87(+140.32)
始値 26,585.38
高値 26,680.20
安値 26,523.77

日経225先物 終値 26,320(+120)
始値 26,330
高値 26,450
安値 26,290
出来高 43,555枚

日経平均

























9.27日経平均は4日ぶりに反発。
先物は130円GUで始まり、序盤から売り買いが交錯。
一時安値26,290円まで突っ込んだ後には高値26,450円まで切り返すなど狭いレンジで乱高下。
しかし、ほぼイニシャルレンジで早々に膠着。
朝方こそ戻りを試す場面もあったが、引けにかけて売り直され、本日の安値圏で終えている。
売り崩しや踏み上げ効果に期待したが、尽く不発で早々に退散。

9.279.279.27






本日は安倍元首相の国葬が日本武道館で執り行われた。
7.8事件の悲劇から早二ヵ月半。
三権の長である岸田首相、衆参院議長、最高裁長官が追悼の辞を述べた後、最後に特に印象的だったのは、友人代表として式壇の前に立った菅前首相の言葉。

9.27銀座の焼き鳥屋で再登板を説得したエピソードを聞くと改めて2012年の政権奪還の立役者はまさにこの御仁だったのだろう。
更にその弔辞の中で、安倍氏の議員会館の机上にあった読みかけの山県有朋の本についても語られた。
そのマーカーで線を引かれた箇所には、伊藤博文の暗殺の報を受けて山県が伊藤の死を悼み詠んだ歌の記述が。

「かたりあひて尽くしし人は先立ちぬ今より後の世をいかにせむ」

同じ長州出身でともに松下村塾に学んだ戦友のエピソードを同じ地元である自身に重ねて明治の元勲に思いを馳せていたのだろうか。
それなのに、ご自身が同じように凶弾に斃れてしまうとは、何の因果なのだろうか。

改めてご冥福をお祈りしたい。

本日の損益
デイ -50円(10枚)

現在の資金
1,416,720,000円 (-500,000円)※手数料考慮せず

安倍元首相が凶弾に斃れる あの辞意表明から僅か二年で

カテゴリ:
2022.07.07NY+346.82022.07.07NAS+259.4







米国市場は続急伸

2022.07.082022.07.08上海





日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 26,517.19(+26.66)
始値 26,623.85
高値 26,881.75
安値 26,510.53

日経225先物 終値 26,610(+120)
始値 26,590
高値 26,860
安値 26,390
出来高 88,710枚


日経平均

7.8日経平均は指数が辛うじて続伸。
先物は100円GUで始まり、序盤は買いが先行。
しかし、11時半に一時高値26,860円をつけた直後、事態は一変。
安倍晋三元首相が何者かに銃撃されたとの報が舞い込んだ。
参院選の投開票を日曜日に控えるまさに選挙戦最終盤に悲劇は起こった。安倍氏が奈良で応援演説中に銃撃され現場は騒然。
懸命な救命活動の様子やドクターヘリにより県立医科大学病院へ搬送されたことなど、報道各社がこぞって中継し、メディアはこの事件一色に。それでもその後の安否は依然として不明なままだった。


7.87.87.8

事件発生直後には棒下げ商状から急速に上げ幅を縮小。
一時安値26,390円まで突っ込む場面もあったが、心肺停止とだけで、それ以上は不明のまま。
予断を許さなかったものの、直ちに訃報とはならなかったことで一命をとりとめているかもとの期待も。
安否に関する新しい続報がなくなると、パニックは1時間ほどで小康を得た格好に。
結局三角保ち合いの様相を呈しながら、ほぼ寄り引け同値水準で取引を終了している。

しかし、そんな期待や祈りもむなしく17:03には逝去との報が。
米バイデン大統領やトランプ前大統領をはじめ、世界各国のリーダーたちが相次いで弔意を表明。
台湾はもちろん、中国や韓国、ロシアまでも立場を超えて追悼のメッセージが寄せられている。
現職の総理ではないにもかかわらず、いずれも外交儀礼以上の敬意を感じられる文面ばかり。在任記録史上最長のかつての内閣総理大臣が、いかに傑出した大きな存在だったかを改めて感じるところでもある。

あの衝撃の辞意表明から僅か二年で、まさか凶弾に斃れるとは。
52歳という戦後最年少で総理に上りつめ、途中降板があったものの、2012年9月には再び自民党総裁に再登板。そしてあの劇的な衆議院解散同12月の総選挙圧勝から再び内閣総理大臣に返り咲き。
それ以降はアベノミクスの名のもとに多大な影響をもたらし、外交においても国に尽くした。
G7の中でも存在感を示したことで日本の首相としては中曽根氏、小泉氏以来となる長期安定政権を樹立した人物として世界に知られる。
マーケットにおいて2トップ外交アノマリーが効いた時代が確かに存在しており、小泉元首相のような人物の登場をワシントンは待ち続けているとも言われるほどに、日本の首相がコロコロ変わることに憂慮されていた中、安倍政権の存在は大きかった。
第2次内閣以降、連続在任日数は実に2822日、通算では3188日にも及び、佐藤栄作氏に続く史上最長を記録した。


今でこそ欧米中銀による新型コロナ緩和バブルのインパクトが大きいが、2012年衆議院解散からの怒涛の株価上昇は安倍トレードとも言われ、鮮烈な記憶として残っており、アベノミクス相場とも呼ばれたが、その政策の出口はまだ見えてこない。

その功績の賛否は後世の歴史家に委ねるとしても、勝手ながら安倍元首相はきっと中曽根氏のように、天寿を全うされ、「お疲れ様」と言われながら、安らかに逝く姿を想像していた。引退後も長寿の記録を残しながら更なるご活躍が期待されていただけに、あのようなことで簡単に奪われてしまう命とは何と儚いものか。

事件背景は未だ明らかにされていない。
この週末には参議院選挙の投開票日を迎える。
単純に犯人の個人的動機のように報道されているが、米ケネディ大統領暗殺事件のようにあまり釈然としないのは気のせいだろうか。仮にあったとしても真相を知る由もない。

享年67とはあまりにも若すぎる死である。
ただただ
驚きと悲しみを禁じ得ない。

心より哀悼の意を表するとともにご冥福をお祈りしたい。

本日の損益
デイ +90円(10枚)

現在の資金
1,382,420,000円 (+900,000円)※手数料考慮せず

衆院選明けの日経平均は700円超高の続急伸 遅れ馳せご祝儀相場 岸田内閣発足後最大の上げ幅を記録

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2021.10.29NY+89.082021.10.29NAS+50.27







米国市場は小幅に続伸。
三指数揃って連日で過去最高値を更新中。

2021.10.292021.10.29上海

日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 29,647.08(+754.39)
始値 29,330.68
高値 29,666.83
安値 29,267.63

日経225先物 終値 29,550(+770)
始値 29,410
高値 29,670
安値 29,390
出来高 45,009枚

日経平均



























10.29衆院選明けの日経平均は700円超高の続急伸。
岸田内閣発足後最大の上げ幅を記録。
先物は630円GUで始まり、更に上げ幅を棒上げ商状から急速に拡大。
前日比で900円高に迫るが、早々に頭打ち。
あっさりいってこいの展開となるが、上海開場とともに持ち直し、再び上値を試しながら引け前には朝方の高値を僅かに上回る一段高。
一時高値29,670円まで駆け上がるも、引け前には朝方の高値を挟んで逡巡。
それでも本日の最高値圏を維持して取引を終了。

10.31



















10.3110.31衆議院は自民党が単独過半数を獲得。
10日に特別国会召集、正式に第二次岸田内閣が発足する。

懸念されていた不安定政権やねじれも回避された格好に。
261議席という法案通過に必要な絶対安定多数を得て、アベノミクス以降の安定政権継続を好感する動きは事前予想通り。だがギャップ高からの上値は重い。

手控え資金の流入もあってか、総裁選の時にはショック安だった反動もあり、ようやく遅ればせながらご祝儀相場がやってきたと言ったところ。
相場は噂で買われ、事実で出尽くし売りされることが多いが、いかに選挙結果が不安視されていた証左とも言えようか。

蓋を開けてみれば、投票率も低く、国民は岸田政権を信任したことにほかならない。

今回は2009年総選挙のような絶好のデイトレ日和とまではいかず、二大政党による政権交代キャンペーンまでには発展していない。どちらかというと28年前の自民党55年体制崩壊劇の前夜に似ていた。

未だに鮮烈に記憶に残っているのは1993年総選挙におけるあの異様な報道の過熱ぶり。
非自民による野合をむしろ期待する空気で、某大物キャスターが野党の議席数を示す積み木をタワー状に積み上げて自民党のそれより高く見せて、打倒自民党政権を煽るかのようだった。
それまで不可能かと思われた野党共闘による自民党政権転覆が可能と思わせるもので、浮動層にも投票を促し、それが実現したのである。
まさしく堂々たる反自民キャンペーンで、スキャンダルにまみれた傲慢な政治家にお灸を据えたいと思っていたり、閉塞感を感じていた有権者はその波に乗ったのだろう。
その結果、日本新党など非自民が連立し、細川政権が誕生。小さな野党が寄ってたかって共闘して自民党を下野させたのは後にも先にもあの選挙以外にない。
その後の体たらくは周知のとおりで、あれ以降、国民がより政治に関心がなくなっていったと感じるのは気のせいだろうか。

28年前当時の露骨すぎた報道に比べて今回の選挙は時代もあってかマスコミも偏った野党擁護の姿勢はほとんどなく、投票率は史上三番目の低さという半ば諦観したかのうような有様。
28年前や16年前の政変の再来は回避されるどころか、更に政権基盤を盤石にした格好に。

衆院選結果を受けてひとまずは頭上の雲が晴れたものの、ほどほどで退散。
終日買いスタンスだったが、短期回転が奏功。
今週は米FOMC、雇用統計を控え、手薬煉引いてもう一波乱に期待したいところだが、はてさて。

本日の損益
デイ +190円(10枚)

現在の資金
1,152,320,000円 (+1,900,000円)※手数料考慮せず

自民党総裁選で岸田氏勝利  日経平均は一時800円超安 配当権利落ち分の埋め戻しならず

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2021.09.28NY-569.32021.09.28NAS-0.03







米国市場は夫々下落。
ナスダックは今年3番目の下げ幅。

9.28米債務上限問題が再燃。例年とは異なり落としどころが見えずらい。
イエレン米財務長官は、債務上限引き上げを行わなければ10月18日にも資金が枯渇すると警告。
毎年のように結末が分かっている茶番劇を見せられるのだが、ガバメントシャットダウンしても結局は遅かれ早かれ上限が引き上げられて危機を回避するのが恒例となっている。
しかし、折しも10年前の事、仮にデフォルトを回避出来たとしても、2011年8月にはS&Pが米国債を初めて格下げしパニック相場となったのもまだ記憶に新しいところ。
2011年の8月1日にはデフォルト回避で買い戻されたが、同年8月8日の米国の取引終了後にS&Pが米国債の格下げを決定。日本市場でひとまずリスクオフの反応後、地球を一周回ってその日の夜の米国市場で改めて急落している。

2021.09.292021.09.29上海





日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 29,544.29(-639.67)
始値 29,611.92
高値 29,679.26
安値 29,329.16

日経225先物 終値 29,620(-300)
始値 29,500
高値 29,680
安値 29,330
出来高 60,693枚

日経平均























9.29日経平均は続急落。
配当落ち後、大台の3万円を大きく割り込んで一時800円超安。
埋め戻しも限定的で、配当落ち分を差し引いても400円安相当といったところ。
先物は420円GDで始まり、序盤こそ買戻しが先行するも、間もなく頭打ち。
上海が始まると下げ幅を拡大するが、自民党総裁選も控えており、午後からは思惑交錯で乱高下する展開に。

党員票で優勢であるはずだった河野氏が初回の投票でも岸田氏に僅か1票差ながら敗れたことにより、一時は売り優勢に。
初回で河野氏が勝利し、決選投票で岸田氏にひっくり返されるという可能性もあったが、いきなり僅差ながら岸田氏が初回投票でも勝利したことで後は消化試合の様相に。
出尽くしで更なる売り崩しにも期待したが、結局寄り付きよりもやや下げ幅を縮小して引けている。

終日売りスタンスだったが、短期回転が奏功した。


9.299.299.29






9.299.29
決選投票の結果は現物引け後、先物の大引け直前に判明。
岸田氏が勝利し第27代自民党総裁に選出された。
10月4日召集の臨時国会で首班指名されれば正式に第100代内閣総理大臣に就任することになる。

当初は無投票で菅総裁が再選されて、衆院選に臨むところだったのだろうが、支持率低迷を受けてなのか、今月3日場中に突然の不出馬表明。
怒涛の巻き戻しモードに入って、日経平均は31年ぶりの高値水準を回復している。

しかし、総裁選告示後は混迷の一途をたどり、安倍氏が高市氏を、麻生財務相が岸田氏を支持し、菅総理は河野氏支持を表明。
野田氏の出馬表明で数を散らす格好となりながらも、派閥論理的には事実上の三つ巴の乱戦に突入した格好だった。

これまでの大半の総裁選に比べて今回は違和感が強いことこの上なかった。

いつもは誰かの号令や派閥論理だけで明確に決まる構図だったが、安倍前総理が菅氏ではなく高市氏支持に回ったことで、出来レースではない乱戦になったからだ。

外国人投資家は変化を好むはずので、改革路線の河野氏が敗色濃厚となるや、やはり一旦売られた。
これまでの安倍路線を踏襲する高市氏でも安倍氏の代理ということで昨年の菅官房長官が選出された時と同じ。
リーダーの顔がとりあえず忠実な部下に変わることで買われたかもしれない。
岸田氏はいい意味で消去法的で、市場の反応が未知数だったが、それが吉と出るかは衆院選まで待たなければならない。
ただ党員票をひっくり返しての選出でもあり、衆院選での大敗の目が完全になくなったわけではない。
これでもし政権交代となったら、宇野内閣、羽田内閣以来の短命政権となってしまうが。

デフォルト懸念が一旦後退した中国恒大はドル建て債務の利払いを堂々と不履行。
中国は国内債権者のみを救済し、当然生じるであろう反発をトップダウンで封じ込めている。
先日感じていた一抹の懸念はあっさり現実に。まさに専制国家ならではのドラスティックな対応。
民主国家ではありえないことが本当に起きている。
米長期金利の俄かな上昇とともに、様々な思惑が交錯する中、もう一波乱に期待したいところだが、はてさて。

本日の損益
デイ +90円(10枚)

現在の資金
1,094,120,000円 (+900,000円)※手数料考慮せず

日経平均はバブル後高値更新後、巻き戻し騰勢一服感

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2021.09.14NY-292.02021.09.14NAS-67.82







米国市場は夫々下落。
ナスダックは5日続落。
CPIは伸び鈍化で長期金利低下、ドル安の流れとなるが、来週にはFOMCを控え、利上げ観測台頭も。

2021.09.152021.09.15上海





日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 30,511.71(-158.39)
始値 30,464.17
高値 30,573.41
安値 30,347.30

日経225先物 終値 30,350(-50)
始値 30,250
高値 30,400
安値 30,160
出来高 30,547枚

日経平均

















9.15日経平均は4日ぶりに反落。
先物は150円GDで始まり、序盤は買戻しが先行するが、プラス圏にわずかに届かず頭打ちとなると一進一退。
午後には再び戻りを試す場面もあったが、一時高値30,400円で頭打ち。
結局引けにかけては伸び悩み、連騰ストップ。
昨日にバブル後高値更新したばかりであるだけに、上値に逡巡して取引を終了。
終日買いスタンスだったが、あっさり振り落とされ早々に退散。

菅総理の自民党総裁選不出馬表明から怒涛の巻き戻しを見せた日経平均。
2012年の野田元総理による禅譲解散政権交代期待による安倍トレード始動を彷彿とさせる流れだったが、閉塞感の打破はひとまず奏功するも、一服感。
民主党時代も二度党首が交代し、その都度新風に期待したものの、結局政治不信を払拭しきれずに2009年政権交代に至った。
今回もそのような空気を醸しだしつつも、そもそも自民党の首のすげ替えまでしか織り込んでいない。
むしろ本当に期待しているのはもっと大きな変革で、自民党を下野させ55年体制を崩壊に至らしめた1993年の細川内閣誕生時のような空気に似ているとさえ思う。
あの時は某キャスターの世論誘導があからさまだったが、今はまだそこまでする人もいない。
バブル後最高値を更に更新していくには自民党政権である以上に長期安定政権が条件ともいえるが、皮肉にも、この体たらくでは衆院選での政権交代すらありえなくもないところにきている。
いよいよ17日に告示を控えた自民党総裁選。顔ぶれが固まりリスクテイクの新たなる潮流に期待したいところだが、はてさて。

本日の損益
デイ -40円(10枚)

現在の資金
1,088,320,000円 (-400,000円)※手数料考慮せず

菅総理が総裁選不出馬表明 日経平均は先物主導で怒涛の一段高 2万9千円台を回復

カテゴリ:
2021.09.02NY+131.22021.09.02NAS+21.80








米国市場は夫々上昇。

2021.09.032021.09.03上海





日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 29,128.11(+584.60)
始値 28,626.48
高値 29,149.65
安値 28,607.29

日経225先物 終値 29,160(+690)
始値 28,610
高値 29,190
安値 28,590
出来高 63,159枚

日経平均












































9.3日経平均は5日続急伸。6月28日以来となる2万9千円台を回復。
先物は140円GUで始まり、序盤こそ一進一退で膠着展開となっていたが、上海開場とともに保ち合いを上放れ。
更に菅総理が総裁選不出馬の意向だと報じられると、怒涛の一段高。
為替の動きは米雇用統計前ということもあってか限定的だったが、先物主導で一段高。

9.3奇しくも自国での五輪開催後には、歴代首相が辞任しているが、今回もご多聞に漏れずといったところ。
1964年東京五輪後の池田勇人氏退任を皮切りに、その後も1972年札幌五輪後に佐藤栄作氏退任、1998年長野五輪後に橋本龍太郎氏退任、2020年東京五輪が予定通り開催されていたならばその閉幕時となる頃に安倍晋三前首相退任、そして実際に開催された今年の東京五輪後に菅義偉首相が退任することになる。
もともと安倍前総理のリリーフとして登板した菅総理。
あの突然の前総理辞任劇の後だけに、ご本人もそのおつもりだったのだろうし、地位に恋々としがみつくような方でもないのだろう。
本当にお疲れさまという思い。

これで風雲急を告げる政界再編の動きや衆院選の不透明感もひとまず晴れた格好だが、もう一波乱に期待したいところ。
終日買いスタンスが奏功。

本日の損益
デイ +280円(10枚)増し玉合算
ナイト +80円(10枚)

現在の資金
1,083,820,000円 (+3,600,000円)※手数料考慮せず

日米首脳会談 日経平均は直近レンジを崩さず足踏みの静寂続く

カテゴリ:
2021.04.16NY+164.62021.04.16NAS+13.58







米国市場は続急伸。
ダウとS&P500はともに過去最高値を更新。
ナスダックも2月の高値目前に迫っている。

2021.04.192021.04.19上海





日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 29,685.37(+2.00)
始値 29,688.32
高値 29,808.01
安値 29,530.84
出来高 4億4699万株

日経225先物 終値 29,690(-40)
始値 29,720
高値 29,820
安値 29,520
出来高 26,390枚

日経平均












4.19日経平均は指数が小幅に続伸。
先物は小幅安で始まり序盤は売りが先行し、棒下げ商状から急速に下げ幅を拡大。
一時安値29,520円をつけるが、間もなく切り返し、午後にかけて下げ幅を縮小。
午後には一段高となり一時高値29,820円をつけるが、前日高値にあと一文を残して頭打ち失速。
引けにかけて伸び悩み、結局ほぼ朝方の水準で取引を終了。
直近数日のレンジでの往来が続いている。
売り崩しも踏み上げもなく、終日短期回転が奏功。

4.184.184.18







4.18日米首脳会談では日米両首脳は対中姿勢で協調。
菅首相はホワイトハウスで共同会見。
52年という半世紀ぶりに声明で台湾を明記するなど、その強硬姿勢はより鮮明となってエスカレートしているように見える。
コロナや通商問題ならまだしも、イデオロギーへの干渉はいずれ戦争に発展しかねない。
歴史がそれを証明している。
東シナ海、南シナ海、北朝鮮、そして俄かに台湾有事の火種まで舞い込ませる辺りは、前トランプ政権以上に苛烈で、ある意味歴代の民主党の伝統なのだろう。共和党ととの蜜月とは対照的である。
一触即発な様はまるでケネディ政権時のキューバ危機を彷彿とさせる。
逆に現代は意思疎通を光の速さで行える為、疑心暗鬼に駆られて核戦争の準備をする必要もない。
ケネディ氏とフルシチョフ氏の密使や駆け引きも、あの事件を切っ掛けに開設されたホットラインすらも必要ないのではないか。
旧ソ連との冷戦、日本へはジャパンバッシング、そして今度は中国との覇権争いと、米国の歴史は繰り返す。
そんなアメリカファーストの歴代大統領の中にあって唯一オバマ政権時だけは多少の平和な印象があったが、それがたとえかりそめの平和だったとしても戦争で失われるかけがえのないものを思えば遥かにいい。

本日の損益
デイ +80円(5枚)
ナイト +110円(10枚)

現在の資金
973,920,000円 (+1,400,000円)※手数料考慮せず

菅内閣発足 日経平均は終始小動き

カテゴリ:
2020.09.15NY+2.272020.09.15NAS+133.6







米国市場は続伸。

2020.09.162020.09.16上海





日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 23,475.53(+20.64)
始値 23,425.23
高値 23,506.45
安値 23,397.43
出来高 6億3021万株

日経225先物 終値 23,300(-20)
始値 23,260
高値 23,340
安値 23,240
出来高 16,320枚

日経平均












9.16日経平均は小幅続落。
先物は小幅安でスタートするが小動きに終始した。
米FOMCを今晩に控え、菅新内閣発足も織り込み済みで波乱なく取引を終了。
出来高は2万枚を大きく割り込む1万6千枚台。
終日ほぼ手控えだった。

9.16BB195hAC.img本日安倍内閣は総辞職。
召集された臨時国会で第99代内閣総理大臣に指名され、菅新内閣が発足した。

7年9ヵ月ぶりの首相交代。

9.169.16
9.16





9.169.169.16





支持率がまだ高いうちに解散総選挙をし、再び不毛な首のすげ替え政治が復活しなければよいのだが、はてさて。

本日の損益
デイ  +60円(5枚)

現在の資金
896,750,000円 (+300,000円)※手数料考慮せず

一つの時代の終わり 安倍総理が突然の辞意表明 日経平均高安幅は実に800円に及ぶ

カテゴリ:
2020.08.27NY+160.32020.08.27NAS-39.72







米国市場はまちまち。
ジャクソンホール会議は無事通過。

2020.08.282020.08.28上海





日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 22,882.65(-326.21)
始値 23,232.30
高値 23,376.13
安値 22,594.79
出来高 9億8082万株

日経225先物 終値 22,890(-320)
始値 23,230
高値 23,390
安値 22,560
出来高 78,527枚

日経平均














8.28日経平均は続急落。
先物は小幅高で始まり、序盤は小動き。
上海が開場するとじり高の展開となるが、一時高値23,390円で頭打ち。
高値圏で膠着していたが、安倍総理の辞意報道が伝わると14:07に突如として棒下げ商状。
23,300円から僅か3分で一気に22,560円まで急落。
その後売り買いが入り乱れ乱高下を繰り返したが、結局下落分のほぼ半値戻し水準で引けている。

8.28先日連続在日日数で史上最長を記録した矢先での辞任劇。
17時から会見予定されていたため、既に寄り付き前に辞任も想定内だったが、大きな動きはなく、典型的なじり高が続いていた。
結果的に高値圏からの売り崩しに絶好の機会を演出した格好に。
その様は場中に瞬時に千円下げた2016年4月28日の日銀ショックを彷彿とさせる値動き。
高安幅は指数で781.34円、先物では実に830円に及んだ。

2006年9月、戦後最年少の総理として安倍政権が発足。
小泉政権に続き長期政権が期待されたが、2007年9月のまさかの1年で辞任
そして2012年11月に当時の野田総理から禅譲される形で衆院解散
翌12月の総選挙で首班指名され再び総理に返り咲くと歴代の総理の在任記録を次々と塗り替えながら長期政権を築き、現在まで実に7年8ヵ月。

辞意の理由が13年前と同じ持病「潰瘍性大腸炎」によるもので「またか」という批判にさらされている安倍総理。だが、それはいささか気の毒ともいえる。
過去最長の在任記録を更新中であり、その事実のみをもっても既に13年前の政権投げ出しの汚名は返上して余りあると思われる。

2011年の震災今年の新型コロナウィルスなど、未曾有の国難にあっては内閣総理大臣というポジションは並みのメンタルでは務まらない。
持病と闘いながら国ために尽力した事実には変わりなく、レガシーになるかはともかく、アベノミクスとして現在の株高に貢献した事実は揺るがない。
安倍トレード花盛りし頃が今でもまだ記憶に新しいが、その是非は後世の歴史家にしかわからない。

結局誰が総理だったとしても未知の脅威に対して完璧な対策などできるはずもない。
震災時の民主党、新型コロナ禍では自民党さえも然り。

思えば民主党政権も震災からその対応に批判が集中し間もなく支持率が低迷。
奮闘むなしく当時の菅政権から野田政権へと、首のすげ替えが行われるも、海外からは「誰?」と更に低迷の一途。結局持たずにその翌年に自民党に政権を譲り渡す格好でその幕を閉じた。
野田元総理の置き土産である消費増税の約束を守り、遂に消費税は10%にしたはいいが、それがきっかけとなったのか景気は一層落ち込み、とどめは今回の新型コロナ。
全世界を巻き込んだ人類史上特筆すべき災害に見舞われ奮闘するも、結果その闘い半ばにして退場せざるを得なかったのは、皮肉というべきか、はたまた因果応報というべきか。
栄枯盛衰、こと政治に関しては歴史は繰り返すのだと改めて実感する。

休んでも批判され、頑張って連続執務して持病で倒れようものなら職務放棄と罵られてしまう内閣総理大臣というポストはそれでもなりたくて仕方がない御仁はいるようである。
次の総理は貧乏くじを引くようなものだが、後任には誰がなっても批判にさらされそうで、再び2007年から2012年のように毎年のように総理が変わる未来が見えているだけに国民も複雑な思いに違いない。
かつての国民不在の政権交代劇「安倍→福田→麻生→鳩山→菅→野田」。すっかり冷めたあの政治を思い出さずにはいられない。
選挙対策だけの首のすげ替えが、当時ヒラリークリントン氏の来日時の対応など日本の国際政治的地位の失墜をもたらし、目に余るものがあったからだ。

辞めるなら今までいくらでも機会はあったはずだが、ここまで我慢したなら意地でも五輪開催を見てからとするはず。それなのに今辞めてもいいと思えた理由をつい邪推してしまう。
もしかしたら水面下では既に東京オリンピックは中止が決定していて、花道を飾れないとわかり、失意のうちに病に倒れたのだろうか。

ただ、今回はコロナ禍にあって、国会も閉会中であり、後任も不透明な中、混乱を招くことは必至。
来年の9月の党総裁任期満了をもっての勇退こそが最高の花道だったはずであり、その点は誠に無念であったことであろうし、心中察するに余りある。
並みの人ならとうに投げ出していたはず。
このタイミングしかなかったとのことだが、党員投票なしでの総裁選への思惑のほか、連続在任の史上最長記録更新が一つの達成感を生んでしまったのだろうか。

"The straw that broke the camel's back."
まるで駱駝の背に載せる最後の一藁のように。
あの森友加計問題でのマスコミによる総攻撃でさえ耐え抜く頑健さを誇っていた安倍政権。
しかし、達成感からか、今となっては本人にしかわからない些細なことで、最後はあっさり心が折れてしまったのかもしれない。

今はただ、本当にお疲れさまという思い。

本日の損益
デイ  +380円(10枚)増し玉合算
ナイト -30円(10枚)増し玉合算

現在の資金
892,600,000円 (+3,500,000円)※手数料考慮せず

第四次安倍内閣発足 全閣僚再任 日経平均は更に上放れ

カテゴリ:

2017.10.31NY+28.502017.10.31NAS+28.71






米国市場は反発。
ナスダックは過去最高値更新。

2017.11.012017.11.01上海




日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 22,420.08(+408.47)
始値 22,144.92
高値 22,455.92
安値 22,130.03
出来高 11億6116万株

日経225先物 終値 22,430(+480)
始値 22,190
高値 22,470
安値 22,180
出来高 69,240枚

日経平均




日経平均




















11.1日経平均は大幅反発。
終値ベースで1996年7月1日以来、21年4ヵ月ぶりの高値水準を回復。
上げ幅は5月8日の+450円以来で約半年ぶりの大きさを記録。
先物は240円GUで始まり、序盤は売り買いが交錯したものの、間もなく一巡し、上げ幅を急速に拡大。
中盤やや戻り売り優勢となる場面もあったが、売りをこなしながら午後から引けにかけては再び騰勢を強め一段高。
高値22,470円をつけながら、本日の高値圏で終えている。

第98代内閣総理大臣第四次安倍内閣発足。
8月の改造内閣での全閣僚再任。
株価は鰻上りで2005年や2012年の選挙後を彷彿とさせる。
流れに逆らわなければほぼ据え膳相場。
終日買いスタンスが奏功した。

本日の損益
デイ +90円(5枚)

現在の資金
666,110,000円 (+450,000円)※手数料考慮せず

日経平均が終値ベースで年初来高値更新 約2年1ヵ月ぶりの高値を回復 小池劇場で波乱含みもマーケットは幕間つなぎの様相

カテゴリ:
2017.09.29NY+23.892017.09.29NAS+42.51







米国市場は続伸。
ナスダック、S&Pが過去最高値更新。

2017.10.022017.09.29上海





日経先物(左)  /上海総合 (右)休場

日経平均株価 終値 20,400.78(+44.50)
始値 20,400.51
高値 20,411.33
安値 20,363.28
出来高 6億9704万株

日経225先物 終値 20,410(+70)
始値 20,390
高値 20,420
安値 20,350
出来高 28,716枚

日経平均 

10.2日経平均は続伸し、終値ベースで年初来高値を更新。
9月25日に更新した年初来高値を更新し、2015年8月18日以来となる約2年1ヵ月ぶりの高値水準を記録。
配当権利落ち前の取引時間中の高値である21日の20,481.27円には届かないものの、じり高が続いている。
先物は小幅高で始まり、寄り付き直後こそは鞘寄せする場面もあったが、窓が埋まると即切り返し上値追いの展開に。
先行して先物は21日の日中高値を上回り、一時高値20,420円をつけ、取引時間中の高値としても年初来高値を更新。
上海市場が国慶節で休場。
日経も閑散に売りなしで出来高は2万枚と薄商い。
終始狭いレンジで膠着が続いたが、結局引けにかけて朝方の高値を一文更新しながら、ほぼ高値引けで終えている。

10.2 2017年ノーベル医学生理学賞いよいよ名実ともに10月相場入り。
今年もノーベル賞ウイークに入ったが、医学生理学賞は米国3氏が受賞。
日本人の初の4年連続受賞を期待する報道がある一方で、政局は小池劇場で俄かに波乱含みとなっているが、1993年、2009年の政権交代を実現させるほど大衆の熱気は感じられない。
それは株価にも表れている。
米株の躍進に比べて、日経は上値が重い。

小池新党今回の小池旋風。
都知事選は小泉劇場の郵政解散総選挙さながらに抵抗勢力を打倒する大義名分で完勝だったが、国政はそうもいかない。
選挙に勝っても小池氏を首班指名できないのなら政権選択選挙もあったものではない。
そもそも解散の経緯からして安倍総理の思惑は反自民一掃のための選挙。
政権選択選挙にまで発展するようには思えないが、小池新党が誕生したことで選択肢ができたことは事実。

地方選での大勝からあわよくば国政へという流れは維新の会という先例がある。
結局は首班指名して総理にまで押し上げる力と勢いがなければ、政権奪取はできないことを歴史が証明している。
つい数年前のあの維新ブームの時に橋本総理誕生が想像できたか、今回も小池総理誕生が果たして想像できるか。
政権担当能力がなければ、一時のブームで終わってしまう。今回の選挙の行く末もそれが目に見えている。

1993年 連立政権細川内閣誕生1993年 連立政権非自民が合流し政権を打倒しようとする構図はあの歴史的な1993年7月の総選挙に似ている。
当時宮澤内閣だったが、マスコミがこぞって自民党の55年一党独裁を終わらせることに躍起になっていた感があり、日本新党、新党さきがけなど、非自民の数を結集させ、無理やりにでも数を寄せ集めて自民党をやっつけようという自民党政権打倒のブームを作り出し、結果その通りに非自民の連立政権、細川内閣が誕生した。
自民党の55年体制が崩壊したというのは強烈なインパクトだった。

当時はマスコミの力であのような芸当ができたが、今は時代も違う。
構図としては当時と似ており、大義に関係なく反自民が寄せ集まり、政権を奪取できるかが焦点となっているのも同じ。

細川内閣が誕生した経緯から見ても、第一党党首でなくても首班に指名できるのなら、小池氏が出馬せず首班指名を他人にして実現可能な気もするが、小池氏以外に国民が納得する総理に指名できる人物がいない点が致命的。
希望の党の看板で選挙に勝って、旧民進の議員を首班指名し、民進党出身の総理が誕生してしまう可能性すらある。

1993年 衆議院総選挙1993年の連立政権は単独与党でなく、まして過半数にも満たない勢力が政権を奪取するという、まさに前代未聞の出来事で、非自民の旗印だけで歴史が動かされてしまったあの衝撃は、今でも鮮烈な記憶として残っている。
当時の首班指名は第一野党でもない議員数35名にすぎない第五の日本新党細川氏が指名されたが、細川内閣は1年もたず、その後の羽田内閣も短命に終わっている。それもわずか64日という最短記録の内閣として。
次の村山内閣に至っては社会党の党首が総理になるという違和感極まりない状態だったが、この頃はもう自民党が単独ではないにしても自社さきがけ連立として政権に復帰。
結局非自民に政権を担当させても長くもたないことは、当時だけでなく、2009年の政権交代の時にも国民は目の当たりにしている。

1993年 安倍晋三氏衆院初当選1993年 小池氏衆院初当選思えば小池都知事はあの1993年の選挙が衆議院議員初当選。
あの反自民ブームに乗った当人である。
奇しくも安倍首相も1993年初当選組で小池氏と同期。
何か因縁のようなものを感じる今回の選挙だが、ブームの熱気は明らかに当時と異なる。

公示は10月10日。投開票22日まではあとわずか20日しかない。
今回の国難突破解散。安倍総理の思惑通り逃げ切るかに見える。
民進党の解体ともいえる合流騒動は予想外だったとしても、小池新党の誕生は十分にシナリオに入っていたはず。
小池都知事が都政を放り投げ野心を優先したとしても勝算は未知数。仮に出馬しても数がそもそも足りず、1993年のような芸当は不可能。

勝敗の帰趨はすでに明らかで選挙後の挙国一致体制で国際情勢に臨む安倍総理のシナリオも変わりそうもないように見える。

2005年の小泉元首相による郵政解散、2009年、2012年の政権交代時のような旋風を巻き起こせていないのであればやはりマーケットも当分幕間つなぎの様相を呈しそうだ。
このまま劇場が閉まると相場もいよいよ佳境となるか、国難を平和裏に解決するのか、トランプ米大統領の来日が意味するものとは、いずれにしても新たなる潮流に期待したい。

終日買いスタンスだったが、異様なまでの上値の重さに早々に退散。
やれやれ。

本日の損益
デイ +10円(5枚)

現在の資金
660,210,000円 (+50,000円)※手数料考慮せず

風雲急 衆議院解散

カテゴリ:
2017.09.27NY+56.392017.09.27NAS+73.10







米国市場は夫々上昇。

2017.09.282017.09.28上海





日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 20,363.11(+96.06)
始値 20,398.63
高値 20,399.87
安値 20,299.68
出来高 8億6599万株

日経225先物 終値 20,390(+70)
始値 20,400
高値 20,410
安値 20,290
出来高 48,368枚

nikkei
9.28日経平均は反発。
先物は80円GUで始まるが、ほぼ寄り天から戻り売りが先行。
棒下げ商状から一時安値20,290円まで突っ込む場面も。
午後の衆議院解散から買い戻されるが、リバウンドは限定的で、結局朝方の高値にとどまって引けている。
9.28 臨時国会 衆議院解散9.28 臨時国会 衆議院解散9.28 小池都知事
俄かに小池新党、民進の合流で風雲を告げる中、株価の行方が注目される。
マーケットも与党の過半数維持と見る動きが大勢だが今回の解散風は如何に。
終日買いスタンスだったが、短期回転が奏功した。


本日の損益
デイ +30円(5枚)

現在の資金
659,910,000円 (+150,000円)※手数料考慮せず

日経平均は1万8千円の大台を回復してスタート 安倍トランプ会談はあのトランプタワーで

カテゴリ:
2016.11.17NY+35.682016.11.17NAS+39.39





米国市場は夫々上昇。

2016.11.172016.11.17上海




日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値     17,967.41(+104.78)
始値 18,024.21
高値 18,043.72
安値 17,967.41
出来高 16億6819万株

日経225先物 終値   17,970(+90)
始値 18,100
高値 18,110
安値 17,950
出来高 47,484枚

11.18日経平均は続伸。
先物は220円GUで始まり、あっさり1万8千円の大台を回復するが、戻り売りが先行。
ほぼ寄り天から棒下げ商状となるが、1万8千を割り込むと下げ渋り、中盤は一進一退。
三角保ち合いの様相を呈しながら、引けピンのように一段安し取引を終了している。
値幅も狭く、売りも買いも不発のまま終日ほぼ手控えだった。
日経平均






11.17 トランプタワー 安倍トランプ会談11.17 トランプタワー 安倍トランプ会談昨日NY入りした際には会場すら未定であったが、米国時間で17日午後に予定されていた安倍トランプ会談はトランプ氏のあの有名な自宅トランプタワーで行われた。
これに伴い、日本時間の本日朝方は110円後半まで円安進行。
株価は急な大台乗せだったこともあり、流石に上値は限定的だったものの、逆に売り崩しもなし。

就任前とあってか、あくまで非公式、プライベートとしての会談であり、高度で政治的な内容の詳報はなかった。
一方でゴルフグッズを贈り合い、ゴルフ外交を始めることや会談の場に娘夫婦が同席したことなどがクローズアップされていた。
写真からいかに豪華絢爛な自宅なのかが伝わってくるが、やはり政治家は余裕が大切。
いくら高邁な理想を抱いていてもお金を他人に頼れば必ず政治的腐敗が生じる。
トランプ氏は今回の選挙では資金をほとんど自腹で出している。
クリントン氏の大きな敗因はやはり金の問題。
職業政治家よりも私欲に溺れず国を思う生粋の政治家を今の米国民は求めたということなのだろう。
以前吉田茂のNHKドラマを見た時にも思ったことだが、昔から政治家は金持ちが高貴なる義務で行っているイメージだった。私利私欲にまみれる必要もなければ本当に国の為に邁進できるというもの。
安倍総理は血筋からして言うに及ばず、トランプ氏は新興財閥ながら自身が富裕層なので汚職とは無縁であろう。
今回の電撃訪米、会談が出来たのも生まれながら持つ両氏の器量の大きさあってこそなのだろうと思う。

トランプリスクや利上げをことごとく織り込み、今や過去最高値圏でトランプトレードが続いている。
日本株も一気に年初来の高値圏へ突入。
長かったレンジ相場もこれで抜けきることが出来るかどうか。
アベノミクス相場の序盤を彷彿とさせる怒涛のトランプラリーだが、再びあの血湧き肉躍る波乱に期待し、大相場に備えたい。

本日の損益
デイ ±0円(5枚)

現在の資金
614,560,000円 (±0円)※手数料考慮せず

米大統領選挙以来のダウ連騰は8日目にしてストップ 安倍トランプ会談へ

カテゴリ:
2016.11.16NY-54.92.jpg2016.11.16NAS+18.96.jpg





米国市場はまちまち。
ダウは8日目にし反落。
米大統領選挙以来、連日で過去最高値を更新してきたダウの連騰はストップ。

2016.11.172016.11.17上海




日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値     17,862.63(+0.42)
始値 17,766.61
高値 17,884.06
安値 17,764.08
出来高 16億1148万株

日経225先物 終値   17,880(±0)
始値 17,790
高値 17,890
安値 17,770
出来高 42,183枚

11.17日経平均は指数が小反発。
先物は変わらず。
90円GDで始まり、早々に昨日の安値圏を割り込んでいったかに見えたが、売り込む動きは間もなく失速。
膠着状態がしばらく続いていたが、元レート基準値発表時間の動きを皮切りに一段高すると、棒上げ商状から一時は高値17,890円まで戻すが、昨日高値には二文及ばず。
終盤再び戻りを試す場面もあり、朝方の高値には届かなかったものの、結局本日の高値圏で終えている。
買いは不発のまま、終日ほぼ手控えだった。

11.16安倍首相安倍トランプ会談安倍総理がニューヨーク入り。
トランプ氏との会談が予定されている。
選挙後の勝利宣言以降、すっかり紳士のトランプ次期大統領。
選挙後初の外国首脳との会談であり、あれだけ選挙前に暴言を重ねてきただけにトランプ節やその会談内容が注目される。
安倍総理は選挙中にクリントン氏にしか会っていなかったこともあり、焦りもあろうが、この対応の速さは流石。会場が未定なままなど詳報がないが、これまでの外交パフォーマンスは安倍総理の真骨頂ともいえた。
小泉ブッシュ政権以来、ようやくめぐってきた共和党大統領。
果たして中曽根レーガンのロンヤス外交のようになれるかどうか。
はてさて。

本日の損益
デイ ±0円(5枚)

現在の資金
614,560,000円 (±0円)※手数料考慮せず

怒涛の巻き戻し騰勢からダウは過去最高値更新 イベント通過後の束の間の一服感

カテゴリ:
2016.11.10NY+218.192016.11.10NAS-42.28





11.10 トランプ次期大統領米国市場は4日続急伸。
怒涛の巻き戻し騰勢が続いている。

ダウは昨日の余勢を駆って過去最高値更新している。


2016.11.112016.11.11上海




日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値     17,374.79(+30.37)
始値 17,526.61
高値 17,621.73
安値 17,333.49
出来高 24億9269万株

日経225先物 終値   17,400(+100)
始値 17,520
高値 17,620
安値 17,320
出来高 89,424枚

11.11日経平均は続伸。
為替は107円に迫る106円台に円安進行したことも相まって朝高のスタート。
先物は220円GUで始まり、序盤は買いが先行するが、一時高値17,620円と先月末来の高値を更新するや間もなく失速。
その後は戻り売り優勢となり、引けにかけて一段安。
一時安値17,320円と+20円まで上げ幅を縮小。
若干大引けで下げ渋ったものの本日の安値圏で取引を終了。
出来高も8万枚と3日連続で盛況が続いた。
売り崩しに期待したが、意外に底堅く、ほどほどにして退散。

11.10 WhiteHouse11.10 Capitol Hillトランプ次期大統領がオバマ大統領と会談。
この騰勢のままトランプラリーとなっていくのか、いずれにしてもこの高いボラティリティが続いてほしいと思う今日この頃。
いつでも強いリーダーが出現する時、相場は活況を呈する。
結局民衆はいつだって改革を求める。
クリントン氏が勝ってもいずれ退嬰的な風潮となることは目に見えていた。
トランプ大統領となったら真のトランプリスクがこれから顕在化してくるのだろうが、たとえ衆愚政治と堕してもなお、市場はいつだって強いリーダーを求めるもの。
4年前のアベノミクス、そして今度はトランプノミクスがマーケットで新たな潮流を生むことを期待したい。

本日の損益
デイ +80円(5枚)

現在の資金
614,310,000円 (+400,000円)※手数料考慮せず

安保法案が参議院特別委で可決

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2015.09.16NY+140.102015.09.16NAS+28.72






米国市場は続伸。

2015.09.172015.09.17上海




日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値     18,432.27(+260.67)
始値 18,361.99
高値 18,468.20
安値 18,289.63
出来高 13億0925万株

日経225先物 終値   18,360(+220)
始値 18,270
高値 18,360
安値 18,180
出来高 38,749枚

9.17日経平均は2日続伸。
先物は130円GUで始まるが、寄り付きから方向感乏しい展開に。
上海市場が始まるとやや軟調に推移し、一時や鵜sね18,180円をつける場面もあったが、間もなく切り返し引けにかけて一段高。
朝方の高値をわずか一文上回り、結局高値引けで終えている。
終日ほぼ手控えであっさり踏まれて早々に退散。

参院特別委安保関連法案の採決9.17安保法案が参議院特別委で可決。  
可決は分かり切っているのにあのパフォーマンス。
なぜ議長を議員が守らなければならないのか。
昔の牛歩戦術じゃあるまいに、不毛な光景がただ異様に映った。
ある意味議決妨害は野党としての唯一の存在感をアピールできる演出なのだろう。
これで正式に採決されればいよいよ経済政策、第三の矢にようやくシフト。

今晩は世界中の投資家たちが固唾をのんで見守るFOMC結果、政策金利発表を控える。
利上げの決定の有無にかかわらずイベントドリブンのチャンスを手薬煉引いて待つ投資家たち。
何故か利上げ観測後退が大勢の見方であり、日中は買戻し優勢だったが、はたして利上げはあるだろうか。
どうせ市場の混乱は歓迎なので米国も利上げを早く行うべきだし、イエレン議長本人の発言や過去の声明からそう示唆していたのではないか。
もっとも、実際に影響があるのはどれだけ利上げするか、またその次の利上げのはず。
米国は6年半ぶりの利上げを期待、日本も安保問題を早々に片付け、アベノミクス再始動に期待したい。

本日の損益
デイ -20円(5枚)
寄り引け  売り -90円(1枚)

現在の資金
523,620,000円 (-190,000円)※手数料考慮せず

ギャップリスクもほとんどなく無風の連休明け 6月の利上げ意識か逡巡気味

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2015.05.08NY+267.052015.05.08NAS+58.00






米国市場は反発。
ダウは高値更新ながらナスダックは終値ベースでの史上最高値を更新し一服感。
GW前に取引時間中の史上最高値に迫るも未だ届かず逡巡。
5000Pを挟んで一進一退している。

2015.05.112015.05.11上海




日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値     19,620.91(+241.72)
始値 19,637.58
高値 19,679.63
安値 19,586.81
出来高 21億4446万株

日経225先物 終値   19,640(+260)
始値 19,650
高値 19,690
安値 19,590
出来高 32,830枚

5.11日経平均は続伸。
先物は270円GUで始まるが、間もなく失速。
序盤は戻り売りが先行するが中盤は下げ渋り、結局大幅高値圏を維持したまま取引を終了している。


4.29安倍総理米議会演説連休中は安倍総理の議会演説が成功裏に終わったとみられる。
両院の米議員総立ちで拍手する様は圧巻。
歴史に残る名演説でスタンディングオベーションが14回もあった模様。
まあ日米の蜜月は今更のことだが現地メディアの評価はともかく小泉元首相がやり残した周辺国に対する地ならしをしっかりしてくれた功績は大きい。
冷戦勝利に大きく貢献しながら失われた20年で足踏みを続けてきた日本。
その間に台頭してきた中国に対する牽制の意味もあったのだろう。日米同盟の重要性を再認識させ、レーガン政権以降の日米のあり方を振り返りながら改めて考えさせられた意味深な演説だった。
あらゆる機微を散りばめた内容でスピーチライターもまさにナイスワーク。
株価はほぼアノマリー通りの値動きに。
連休明け直後でもあり終日ほぼ手控えだった。

本日の損益
デイ ±0円(5枚)
寄り引け  売り +10円(1枚)

現在の資金
482,150,000円 (+10,000円)※手数料考慮せず

2トップ外交アノマリー 安倍総理訪米中のマーケット

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2014.04.27NY-42.172014.04.27NAS-31.84






米国市場は反落。
ナスダック指数は一時5,119Pと、24日の最高値5,092Pを上回り、2000年3月10日取引時間中の史上最高値5,132に迫る場面も。

2015.04.282015.04.28上海




日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値     20,058.95(+75.63)
始値 20,068.65
高値 20,133.78
安値 20,031.71
出来高 20億8756万株

日経225先物 終値   20,040(+40)
始値 20,100
高値 20,150
安値 20,040
出来高 34,542枚

4.28日経平均は続伸。
先物は100円GUで始まり序盤こそ買いが先行するが、高値20,150円で頭打ち。
中盤は徐々に上げ幅を縮小。午後には下値を試す動きも見られ結局安値引けで終えている。
連休前であることや日銀の金融政策決定会合、米FOMCを控えで出来高も低調。
4月アノマリーとセルインメイの格言が今年は当てはまらないが、イベント次第といったところか。

現在安倍総理が訪米中ということもあってかマーケットは閑散そのもの。
年金買いも自重気味に見える。

思えば昨年の丁度今頃にはオバマ大統領が訪日
銀座すきやばし次郎での寿司会談で話題を呼んだのは記憶に新しい。

2015.4.27 安倍総理 ハーバード大学2015.4.27 安倍総理とオバマ大統領 リンカーン記念館自由主義世界のリーダーの2トップが相まみえると決まって逸話が誕生するものだが、今回もハーバード大での講演やリンカーン記念館へのサプライズ訪問など話題に事欠かない。
日米関係は日本に傑出したリーダーが登場し長期政権になると2トップで親交を深めドラスティックに問題を解決してきた。貿易摩擦、安全保障問題なども乗り越え関係を改善してきたのはそういったリーダー達である。
特に共和党相手の場合、株価や景気も上向くおまけ付きという傾向にあった。
ただし、そのすべてにおいて米国に傾倒する形であり、その功罪は別に置くとしても少なくとも人を惹きつけるリーダーの存在は大きく、閉塞感からは解放された。外交は株式相場の転換にとって一種のアノマリーともいえる。

中曽根・レーガン2006年6月 小泉元総理 エルビス・プレスリー記念館

中曽根元首相とレーガン元大統領の「ロンヤス」関係、最近では小泉元首相とブッシュJr元大統領の関係が印象的。
小泉元総理がエルビス・プレスリー記念館で踊っていたが、そこまでするかという蜜月ぶりをアピールしていた。

共和党とは馬が合うが民主党はクリントン時代の例もあり、株価の面ではあまり期待できなかった日米関係。
少なくとも安倍総理の外交パフォーマンスは一昨年の"Buy My Abenomics!"ですでに定評があり、今回の訪米でも外交力を遺憾なく発揮してくれることを期待したい。
今晩安倍総理はホワイトハウスで公式夕食会に招待されており、翌日には米議会での演説を控えている。

終日ほぼ手控え。
風が吹くまで手薬煉引きながら待ちたいところ。
日銀のサプライズでもあれば参戦したいが、この連休は静かに過ごしたいと思う今日この頃。

よいGWを。

本日の損益
デイ ----------------
寄り引け  売り +60円(1枚)

現在の資金
482,140,000円 (+60,000円)※手数料考慮せず

安倍首相が会見で衆議院解散を正式表明

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2014.11.17NY+13.012014.11.17NAS-17.54






米国市場はまちまち。
ダウは一時プラス圏に浮上して史上最高値を更新するが小幅な反発にとどまっている。
史上最高値更新が続き18,000ドルを前に逡巡。

2014.11.18315e1e7e.jpg

日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値     17,344.06(+370.26)
始値 17,188.84
高値 17,356.76
安値 16,186.50
出来高 25億6268万株

日経225先物 終値    17,360(+320)
始値 17,190
高値 17,370
安値 17,180
出来高 59,271枚

11.18日経平均は大幅反発。
先物は150円GUで始まり間もなく上げ幅を急速に拡大。
序盤から棒上げ商状。
値持ちもよく戻り売りをこなしながら堅調に推移。
午後には一段高し一時高値17,370円を回復。
昨日の下落の大半を取り戻し本日の高値圏で終えている。
安倍首相会見通過後の期待感が先行した格好か。
終日買いスタンスが奏功。

11.18 安倍首相 会見で衆議院解散表明つい先日から降って沸いたような衆議院解散。
観測報道が先行しておりすでに周知の事実だが今晩安倍首相が衆議院の解散を正式に表明した。
会見の内容は事前に報道で知らされていた通り。
2年前の民主党との増税延期の約束を違えることに対しての民意を問うのは筋が通っているが、現在は野党はどこも増税延期を賛成。
結局アベノミクス追認が焦点となり、増税は一年半先に確定。
その時に選挙をしたくないから任期を先延ばしにするための解散に見えなくもない。
増税先延ばしというより任期先延ばしの為の選挙ということになる。
米株先は一時ナーバスな場面もあったが、様子見ムード。
日本発のポジティブサプライズに期待するセンチメントは変わっていないようだ。
改革推進、成長戦略などにはぶれないリーダーシップを期待したい。
先物ブログ

本日の損益
デイ +120円(5枚)
寄り引け  買い +170円(1枚)

現在の資金
455,140,000円 (+770,000円)※手数料考慮せず

風雲急を告げる政界、そして日経平均一段高 7年1ヵ月ぶりに終値で17,000円台回復 俄かに吹き荒れる解散風

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2014.11.10NY+39.812014.11.10NAS+19.08






米国市場は夫々上昇。

2014.11.115a4418e5.jpg

日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値     17,124.11(+343.58)
始値 16,869.49
高値 17,160.12
安値 16,855.30
出来高 24億1255万株

日経225先物 終値    17,090(+300)
始値 16,880
高値 17,180
安値 16,860
出来高 82,664枚

11.11日経平均は大幅続伸。
終値で17,000円台回復し7年1ヵ月ぶりの高値水準。
先物は90円GUで始まり序盤から買いが先行。
中盤までの上値は限定的で一進一退の動きが続いたが、午後から一段高。
一気に17,000円の壁を吹き飛ばし上げ幅を急速に拡大。
一時高値17,180円をつける場面も。
引けにかけては伸び悩んだもののそれでも本日の高値圏で取引を終了。
先月末の日銀の追加緩和以来、取引時間中には何度か記録した大台だったが、ようやく終値でも大台超えの年初来高値更新。

e8f81079.jpg 9bb419d4.jpg

衆議院日中首脳会談も通過し増税論議にシフト。
日銀のETF買いの思惑から下支えムードがあったものの、上値追いの決定打にかけていたところに俄かに浮上した衆院解散説。

先月末の日銀追加緩和は強引に増税させるための援護射撃だったはずだが、ここにきて異様な展開に。

17日に発表される7-9月期GDPなどの指標で判断するとしていたが、こんな話が浮上するということは既定路線の増税で踏み切れないほど低い結果が想定されるのだろう。
4-6月期は反動減、夏の落ち込みは天候不順とも強弁するのだろうが、さすがにもうこれだけでは説明はできなかったところに追加緩和と降って沸いた解散説。
同じ党内での踏み絵をさせるのは、まるで2005年の郵政解散を彷彿とさせる。
選挙後から株価が急上昇し、瞬く間に株投資ブームが再来したのはまだ記憶に新しい。
ただ増税を望まない世論が大勢なのに、政界内の抑え込みに解散を使うなど、本末転倒というか、民主主義の欠陥を露呈したものとも思える。
政界のこんな茶番劇を見るたび、中国の専制主義的な強引なトップダウン政策が清々しくさえ思えるのは皮肉としか言い様がない。

いずれにせよ「増税延期=アベノミクス失敗」だったのが、これで増税延期のお墨付きをもらったようなもの。
グルーマン教授6日にグルーマン教授が安倍総理と対談した際、強く増税反対を説いていたが、ほとんどスルーされていて増税先送り論議は依然として迷走していた。
そこに今回の解散風。
海外投資家による先物主導の株高もあり、市場も「先送り=日本買い」へと変換する海外筋のメッセージがととのった格好か。
増税は法的には決定事項。
党内抵抗勢力と官僚を黙らせるために、伝家の宝刀を抜くのか。
解散風は更なる株高の追い風になるのか。
風雲急を告げる政界。
増税先送り論争もいよいよ大詰め。
国策に売りなしとはよくいったもの。
午後の上げにはすっかり置いて行かれたものの、何とか及第点といったところか。
先物ブログ

本日の損益
デイ +50円(5枚)
寄り引け  買い +210円(1枚)

現在の資金
455,240,000円 (+460,000円)※手数料考慮せず

安倍改造内閣発足

カテゴリ:

2014.09.02NY-30.892014.09.02NAS+17.92






9月相場入りの米国市場はまちまち。

2014.09.03c1d4dac6.jpg

日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値     15,728.35(+59.75)
始値 15,797.79
高値 15,829.38
安値 15,723.54
出来高 24億8802万株

日経225先物 終値    15,700(+30)
始値 15,790
高値 15,840
安値 15,690
出来高 53,806枚

9.3日経平均は大幅反発。
先物は120円GUして始まるが、中盤まで一進一退の動き。
午後には上値を試す場面もあったが、間もなく失速。
内閣改造の人事発表後は荒い値動きに。
引けにかけては上げ幅を縮小し、結局ほぼ安値引けで終えている。

9.3 安倍総理 首相官邸本日安倍改造内閣が発足。
首相は会見の中で「閣僚が1人もかけることなく、617日という戦後最長の内閣だった。全閣僚が一体となって経済の再生、外交安全保障の立て直しなど国民の皆さんの目に見える形で結果を残すことができた。」と実行実現内閣であり続けることを強調するとともに感謝の意を表した。
一人も交代せず同じ顔触れで続く内閣としては第1次佐藤改造内閣の425日を大幅に上回る記録で戦後最長。
9.3 安倍改造内閣つい数年前には閣僚の不祥事でころころ変わる例の枚挙に暇がなかったが、第2次安倍内閣は身体検査がしっかりしていたのか、はたまたアベノミクスの凄まじさを前にマスコミが粗探しを自重したのか、史上稀に見る挙国一致体制を整えた格好。
目立った閣僚の不祥事がないのでもっと記録は伸ばせたはずだが、ここで改造するのはやはり支持率がやや低迷してきたことや来春の統一地方選を見越してのことか。
政治闘争や派閥順送り人事はやめて目に見えて国民が景気浮揚を実感できるよう、一刻も早い改革実行を期待したい。
閣僚人事はほぼ前もって報道されていた通りで公表時のサプライズは限定的。
薄商いはやや改善されたものの、まだ些細なポジション調整で荒い値動きに終始した。
方向感乏しい展開だったが短期回転が奏功。
先物ブログ

本日の損益
デイ +10円(5枚)
寄り引け  買い -90円(1枚)

現在の資金
438,980,000円 (-40,000円)※手数料考慮せず

GDPショックも無風で通過

カテゴリ:

2014.08.12NY-9.442014.08.12NAS-12.08






米国市場は続伸。

2014.08.131feb587d.jpg

日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値     15,213.63(+52.32)
始値 15,111.76
高値 15,235.90
安値 15,108.53
出来高 17億3741万株

日経225先物 終値    15,220(+70)
始値 15,130
高値 15,240
安値 15,100
出来高 28,648枚

8.13日経平均は続伸。
先物は小安く始まるが間もなく棒上げ症状。
GDPは事前予想で7%以上のマイナスへと大幅下方修正していた。
発表値は年率換算で-6.8%と震災時に匹敵する落ち幅は変わらない。
いくら事前予想よりも落ち込み幅が小さいとは言え消費税増税の影響が深刻であることは明らか。
マスコミはこぞって政府発表の論調を踏襲してきたがさすがに発表後は論調に変化が。
駆け込み需要の反動も所詮後講釈なのがわかる。
このパターンは97年の増税時を彷彿とさせるもので、当時橋本政権時にはこれをきっかけに景気が後退。後の参院選大敗、退陣につながった。
はたしてこの反動が大本営発表の通り一時的なものであるか、これから本格化し年率換算が現実となるか、アベノミクスは大きな岐路に。

朝方は民間の下方修正の想定内におさまったとはいえこの無風状態は異様。
終日ほぼ手控えだった。
先物ブログ

本日の損益
デイ -40円(5枚)
寄り引け  買い +90円(1枚)

現在の資金
436,310,000円 (-110,000円)※手数料考慮せず

記録ずくめの年度末 日経平均株価の衆院解散後2四半期上昇率は36.5% 田中角栄内閣発足の1972年以来

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2013.03.28NY+52.38.bmp2013.03.28NAS+11.00.bmp






米国市場は夫々上昇。
ダウは2日ぶりの史上最高値更新、ナスダックは12年ぶりの高値更新。
S&P500も終値ベースの史上最高値を更新している。

476b630d.gif 1eef75ec.png
日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値     12,397.91(+61.95)
日経225先物 終値    12,420(+20)

日経平均は続伸。

77efea09.jpg
衆院解散後に43%も上昇した日経平均。
今年度はとにかく記録ずくめの一年だった。
指数の単年ベースでは23%で3年ぶり。
東証マザーズは67%、リート指数は66%とともに過去最大。
為替はドル円が12年ぶりの11.86円安。
長期金利は10年物国債で0.425%と10年ぶり。
企業年金の利回りも10年ぶりに2桁の11%に。
そして極めつけは海外投資家の資本流入。
これが5.6兆円と株式ブームに沸いた8年前を凌駕している。

その甲斐あってか2四半期ベースでも36.5%の上昇率を記録。
これは田中角栄内閣が発足した1972年以来である。
小泉政権時の35.9%をも上回っており、震災からのリバとアベノミクスの相乗効果の凄まじさを物語っている。

日銀今晩は米国市場が聖金曜日で休場。
イースター前でもあり、先物はほぼ変わらずで静かに寄り付いたものの、直後は売りが先行した。

また来期の日銀金融政策決定会合への期待のハードルがどんどん高くなっていることで出尽くし警戒もあってか売り買いが交錯。

しかしリスクオフの流れではあっても下値は限定的。
結局午後には急反発していってこいで引けている。

手控えながら昨日と同じく短期回転が奏功した。
先物ブログ

本日の損益
デイ +20円(5枚)
寄り引け  買い +10円(1枚)

現在の資金
339,870,000円 (+120,000円)※手数料考慮せず

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