50年ぶりにノーベル平和賞受賞 日経平均はファストリ効果で3日続伸

米国市場は反落。

日経先物(左) /上海総合 (右)
日経平均株価 終値 39,605.80(+224.91)
始値 39,636.87
高値 39,668.93
安値 39,415.26
日経225先物 終値 39,610(+300)
始値 39,440
高値 39,690
安値 39,380



日経平均は3日続伸。
TOPIXは僅かに反落している通り、プライム全体では下落銘柄の方が多く、上昇は僅か30%程度にもかかわらず、日経平均株価の指数としては200円高。

これには前日決算発表したファストリ(9983)の寄与度が大きく、1銘柄だけで日経平均を277円分押し上げている。
つまりファストリのプラスがなければ実質小反落といったところ。
先物は130円GUで始まり、オプションSQ通過以後は序盤から急速に上げ幅を拡大。
一時高値39,690円を朝方10時半すぎとに午後から13時すぎから半頃にかけて同値水準で天井を付ける格好に。
引けにかけては伸び悩んだものの、結局本日の高値圏を維持して取引を終了。
終日ほぼ手控えだった。

ノーベル賞ウィークも最終盤で日本原水爆被害者団体協議会の受賞の報が舞い込んだ。
日本の受賞者はこれまで米国籍取得者を含め計28人だったが、団体での受賞は初。これに1団体が加わることになる。
日本によるノーベル賞受賞は2021年真鍋淑郎氏のノーベル物理学賞以来、3年ぶり。
平和賞での受賞は非核三原則を表明するなど核縮小に尽力して1974年に佐藤栄作元総理が受賞して以来、実に50年ぶり。
今まさに戦禍にあるウクライナや中東に関連する受賞が予想されていたからである。
この問いに対し、フリードネスノーベル賞委員長は「世界で核兵器使用を禁じるための重要な役割を果たしている」と強調。

広島市役所で会見した日本被団協代表の箕牧氏は、夢ではなく現実かと確かめるかのように右頬を自らつねって「本当に夢のよう」と感激を露わに。
そして、一番に前代表だった坪井氏に喜びを伝えたいと語った。

坪井前代表は、2016年伊勢志摩サミットで来日していた当時の米オバマ大統領が広島を訪問した際、間近でオバマ氏と握手を交わしながら笑顔で会話をしていた様子がとても印象的だった人物。
現在ウクライナ戦争が泥沼化し、中東情勢が緊迫化、更に日本近海で有事が勃発すれば第三次世界大戦につながりかねない情勢の中、米大統領選ではトランプ氏の返り咲きも現実味を帯びてきている。
もしトラとなれば、かつてトランプ氏が日本の核武装を容認する発言をしていたこともあり、これはノーベル委員会からの米大統領選後を見据えた何かのメッセージ、あるいは警鐘なのだろうか。
その意味において、まさにこのタイミングでの意義がある受賞といえるのかもしれない。
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