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カテゴリ:個別株

日経平均は2万1千円割れ 日米の中銀イベント控え売り買い交錯 IPOソフトバンク株公開価格割れから一段安 TOPIXは連日で年初来安値を更新

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2018.12.18NY+822018.12.18NAS+30.18







米国市場は小反発。
ダウは一時300ドル高から上げ幅を縮小。

2018.12.192018.12.19上海





日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値 20,987.92(-127.53)
始値 21,107.17
高値 21,168.62
安値 20,880.73
出来高 8億3804万株

日経225先物 終値 20,920(-150)
始値 21,000
高値 21,100
安値 20,810
出来高 53,593枚

日経平均













2018.12.19日経平均は続落。
TOPIXは連日で年初来安値を更新中。
先物は2万1千丁度でスタート。
棒下げ商状から下げ幅を急速に拡大し、あっさり一時安値20,810円まで突っ込む場面もあったが、その刹那、急落分を埋め戻す棒上げ反発。
3月28日以来となる約9ヵ月ぶりの取引時間中安値水準をつけると下値模索も急ストップ。
再びあっさり2万1千の大台を回復し一時高値21,100円をつけるが、間もなく失速。
結局その後は三角保ち合いに転じ、小動きのまま取引を終了。

9434ソフトバンク個別では異例のCMまで放映していた新規上場のソフトバンク株(9434.T)は公開価格1,500円を大きく割り込んで初値は1,463円。
初日はファンド組み入れも限定的だったのか、更に一段安し、1,300円割れで引けており、ほぼ寄り天安値引けの様相に。
午後に買い戻されていた指数と明暗を分けていた。
日米で中銀イベントを控え売り買い交錯が続き、終日ほぼ手控え。あっさり振り落とされ早々に退散。

本日の損益
デイ ±0円(5枚)

現在の資金
755,610,000円 (±0円)※手数料考慮せず

アベノミクス再起動 任天堂はポケモンGO、LINEは日米同時上場で時価総額1兆円突破と個別株大フィーバー

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2016.07.14NY+134.292016.07.14NAS+28.33







7.14 NYSE7.14 NYSE LINE上場米国市場は夫々上昇。
指数は連日の最高値更新中。
一足先にNY市場に上場したLINE株は初値42ドルから一時44ドルまで上昇。


7.14 LINE LISTED,NYSE7.14 LINE LISTED,NYSE時価総額は93億ドルに達した。

ナスダックではなくNYSEであるところもさることながら、IT関連では今年世界最大規模のIPOに。


2016.07.152016.07.15上海





日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値     16,497.85(+111.96)
始値 15,396.12
高値 16,607.32
安値 15,396.12
出来高 17億1887万株

日経225先物 終値   16,560(+160)
始値 16,400
高値 16,590
安値 16,390
出来高 55,276枚

7.15 アベノミクス相場週足ベース

7.15















日経平均は5日続伸。
5週ぶりの高値水準を回復。
先物は小幅高で始まり、序盤から終始売り買い交錯。

中国の4-6月期GDPは前年同期比+6.7%と1-3月7.15 中国GDP期からは横ばい。
依然として低調で下振れ懸念があった中、下げ止まり感を印象付ける格好に。
通過後は一段高し、一時高値16,590円をつけるが、頭打ち。
上海後場開場前に失速するも引けにかけては持ち直し、結局本日の高値圏で終えている。
上値は重いが、異様な底堅さに辟易。
短期回転で何とか及第点といったところ。
指数の週足ベースでは1,390円高でアベノミクス相場では最大の上昇幅を記録。
米国決算発表が本格化する中、日本は自民党が参院選勝利し雨降って地固まりアベノミクス再起動となるか如何。
月内に経済対策、月末には日銀の追加緩和期待するムードが蔓延。
4月の日銀ショック前夜を彷彿とさせるが、はてさて。

来週からは日経225先物の新しい取引システムがいよいよ稼働する。


任天堂(7974)LINE(3938)本日は個別株ニュースが目白押し。

任天堂の売買代金記録、IPOのLINEは日米同時上場、先日下方修正したファーストリテイリングはストップ高。


7.15 任天堂ポケモンGO任天堂はポケモンGOが欧米で大ヒットしている任天堂株が9.8%高の27,780円と248円高。
売買代金は4,760億円に達し、単一明型としては過去最高額を記録している。

7.15 LINE東証上場 初値7.15 LINE東証上場一方、昨日のNYSE上場に続いてLINEが東証一部に上場。
NYSE上場が好調な滑り出しだったことを受け、朝から注文が殺到し値つかずのままだったが、10:36にようやく寄り付いた。
公開価格3,300円に対し初値は4,900円とあっさり時価総額1兆円を突破。
一時5,000円をつける場面もあったが、終値はNYSEの終値に鞘寄せする形で4,345円で引けている。

本日の損益
デイ +90円(5枚)
寄り引け  売り -160円(1枚)

現在の資金
593,080,000円 (+290,000円)※手数料考慮せず

郵政3社新規上場

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2015.11.03NY+89.392015.11.03NAS+17.98






米国市場は続伸。

2015.11.042015.11.04上海




日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値     18,926.91(+243.67)
始値 18,941.32
高値 19,151.89
安値 18,926.91
出来高 15億7001万株

日経225先物 終値   18,900(+160)
始値 19,020
高値 19,190
安値 18,880
出来高 57,129枚

11.4日経平均は反発。
先物は280円GUで始まり、序盤は戻り売りも限定的で上値も重い一進一退が続いていたが、10時すぎからは上げ幅を急速に拡大。
一時高値19,190円をつける場面もあったが、午後には失速。
急速に上げ幅を縮小するいってこいの展開に。
引けにかけて一段安し一時安値18,880円まで突っ込みながら、本日の安値圏で終えている。

現物は郵政3社のIPOで活況を呈し出来高も嵩上げされたものの、先物はほぼ平常運転。

11.4 郵政3社上場11.4 小泉元首相本日はNTT以来の超大型IPOイベントがあった。
総資産は日本最大級の295兆円、前代未聞の親子3社同時上場。
ではそもそもなぜ4社でなく3社なのか。
一番の本業でもある郵便局事業の日本郵便は未上場。
まあ、全国にネットワークを張り巡らさないといけないことが法律で定められており、民営化したと言ってもまだ公的機関のような性質があり、不採算部門のコストカットが純民間のようにはいかない。
8割が赤字というので上場するのに問題となるのは必定。
このように「日本郵政グループ」はいわば本業の家電事業の不振を金融やゲーム事業でカバーしているソニーのようなもの。
抱き合わせにしてゆうちょ、かんぽの利益で持ち株会社全体の日本郵政の価値を高め、本業の日本郵便の赤字を埋没させているのが実情。
まとめて上場するのは目標は別にあるにしろ、政府が郵政株を高く売却し効率よく回収し収益の最大化を図る思惑が現状では最も大きく垣間見える。
10年越しの小泉元首相の郵政民営化の一つの目的は一応結実したことになる。

親会社との抱き合わせで提灯上げしたものがどこまで上がるかは未知数。
ゆうちょ、かんぽのグローバル化が課題だ。
はたしてJTのようにうまくいくか。
旧国営企業の上場は明暗が分かれており、約30年前のNTTで痛い目に合っている投資家も多いはず。
1994年上場のJTは積極的な海外展開と業態拡大で成功した例と言え、株価も上がっているが、1987年上場のNTTはバブル時高値を除けば停滞の一途をたどっている。

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3社合計の売り出し額の合計は1兆4000億円。
いずれも公開価格を上回り、終値でも値上がりした。
まず9:33にゆうちょ銀行(7182)が1680円(+230円)、と日本郵政(6178)が1631円(+231円)で初値が付いた。
かんぽ生命(7181)は遅れて10:06に2929円(+729円)で寄り付いた。
日本郵政とゆうちょ銀行はともに16%高、かんぽ生命は33%高でスタートした。
かんぽは発行高の関係から上がりやすいのか午後には一時ストップ高している。
朝だけで公開価格で買った投資家は1200億円の利益をただき出したことになる。
それらのマネーが還流してくると考えれば歓迎すべきとこではあると思うが。はてさて。

終日戻り売りスタンスが奏功した。

本日の損益
デイ +150円(5枚)
寄り引け  売り +120円(1枚)

現在の資金
533,840,000円 (+870,000円)※手数料考慮せず

出来高が1万6千枚台と今年最低水準 個別のオリンパス株は増資報道にもかかわらず売買代金首位のストップ高

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2011.12.19NY-100.132011.12.19NAS-32.19







12.19 ECBドラギ総裁 欧州議会で証言昨日の米国市場は下落。
北朝鮮の金正日総書記死去による地政学上のリスクのは限定的となっていたが、午後にECBドラギ総裁の発言で一段安した。
債務危機に起因するユーロ圏経済へのリスクを強調する一方、ECBの国債買い入れ拡大期待には水を差す発言以降に値を消している。

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日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値     8,336.48 (+40.36)
日経225先物 終値    8,330(+30)

日経平均は小反発。
ダウは100ドルを超える下げ幅だったが、先物は小幅に高く始まり戻りを試す展開。
序盤は上値を追う動きも見られたが、上げ幅は限定的で引けにかけては伸び悩んだ。
結局寄り付きとほぼ同水準で終えている。

出来高は今年最低の1万6千枚。
これは昨年のクリスマス休暇中の12月24日に一度だけ1万5千枚台を記録に次ぐ最低水準。
今年はすでに先々月10月21日に1万9千枚台、先月11月21日に1万8千万枚台を記録し、本日で3度目である。

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しかし現物の一部には大賑わいの株が。
オリンパス株が5日ぶりに反発し、ストップ高で取引を終えた。
1千億円規模の増資報道を受けたら普通は希薄化懸念で下げるが、出尽くしやら財務基盤の改善期待などで買いの集中砲火である。
売買代金は東証一部の断然首位で天晴れというほかない。

指数は減少傾向にある出来高がさらに収縮するのかどうか、売り買いともにエントリーするタイミングが難しいので、デイトレード主体でいきたいところ。
戦略通りであれば低リスクで妙味がありそう。

とはいえ本日は終日全く動かず辟易。
年末ムードで盛り上がりに欠けるが本日のこのボラでは仕方がないだろう。
他方で年末商戦は盛況のようでこれまたギャップがあるというか何というか。
やれやれ。先物ブログ

本日の損益
デイ -10円(5枚)
寄り引け  買い +10円(1枚)

現在の資金
282,760,000円 (-40,000円)※手数料考慮せず

オリンパス・ショック

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2011.11.07NY+85.152011.11.07NAS+9.10






米国市場は反発。

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日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値     8,655.51 (-111.58)
日経225先物 終値    8,670 (-90)

日経平均は反落。
先物は小安く始まって中盤まではヨコヨコが続くかに見えた。
しかし、オリンパスの記者会見をきっかけに下げ幅を急拡大。
同社株の寄与度から一、二文程度かと思いきや意外に大きく動いた。
結局そのまま本日の安値圏で引けている。

olympus山一、ライブドアと今度はオリンパスショックか。
個別株では宿命である。
震災ではディフェンシブ筆頭の東電があのようなことになるし、空の代名詞とも言うべき国策企業のJALさえも上場廃止となっており、もう個別でファンダメンタルズを語り中長期投資するなどギャンブル以外の何ものでもないことが分かる。
特にオリンパスは国債優良銘柄なのでポートフォリオに組み込んでいる年金も多いはず。
数年ごとに必ず訪れる個別株ショック。
もっと昔に遡れば枚挙に暇がない。
毎回痛感することだが、日経225先物でよかったとつくづく思う。

寄り付きをルール通り見送り、満を持しての出動。
新戦略も慣れるとこの上ない出来である。
先物ブログ

本日の損益
デイ +40円(5枚)
寄り引け  +80円(1枚)

現在の資金
277,950,000円 (+280,000円)※手数料考慮せず

東電株(9501)が上場来安値を更新 一時206円のストップ安

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2011.06.03NY-97.292011.06.03NAS-40.53






米国市場は雇用統計結果から軒並み下落。

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日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値     9,380.35 (‐111.86)
日経225先物 終値    9,400 (-120)

日経平均は大幅続落。
先物は50円GDで始まり間もなく下げ幅を拡大。
朝方から東電株(9501)が急落。
一時206円(前日比-80円)のストップ安をつけた。
東電株は上場来安値を更新。週末の年初来安値更新に続き大幅ダメ押しといった印象。

TEPCO東電株の下落は東証社長による東電の法的整理に言及した朝日の報道が材料視されたもの。
JALを連想という見方もあるが、よくもまぁここまで高い水準を維持していたというもの。
1円で買って数円で売り抜くJALの時のマネーゲームを再現することになるのか。

この流れで先物主導で指数売りも加速した。
一時安値9,350円まで下げる場面もあったが、引けにかけては下げ渋った。
TOPIXで800円前後では日銀のETF買い支えもあり、日経では9,400円を挟んで安値圏では底堅く推移した。

終日売りスタンス継続。
引けが惜しかった。底堅い。
やれやれ。先物ブログ

本日の損益
デイ +70円(5枚)
寄り引け  売り +70円(1枚)

現在の資金
258,010,000円 (+420,000円)※手数料考慮せず

究極のババ抜き合戦はまだ始まったばかり?東電(9501)が1951年以来の上場来安値更新し393円ストップ安

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2011.04.04NY+23.312011.04.04NAS-0.41






米国市場はダウは続伸、ナスダックは反落。

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日経先物(左)  /上海総合 (右)休場

日経平均株価 終値     9,615.55 (‐103.34)
日経225先物 終値    9,630 (‐80)

日経平均は続落。
先物は20円GUで始まるが間もなく下落に転じジリジリと下げ幅を拡大。
東京電力株(9501)も上場来安値を更新しストップ安。
原発事故を嫌気するセンチメントに拍車がかかっている。
流れに逆らってはいけない。

4.5 東電本社1d2158f8.jpg
東電の株価が1951年12月に付けた上場来安値である393円を約59年ぶりに更新した。
汚染水の海への排水など周辺住民や漁民の人たちの心情を考えれば言語道断だし、後手後手の対応を見れば見切りをつけられても仕方がない。
補償額はもはや算定不能の領域に達しており、国有化されればただの紙くずになる可能性もありまだ高い方だともいえる。
究極のババ抜き合戦、マネーゲームはまだ始まったばかりなのかもしれない。
ちなみに東電の上場来高値はバブル期の1987年4月22日に付けた9,420円。
その後は低迷しながらもどんな不況下にあっても2,000円台を割ることはなかったためにディフェンシブ銘柄としてもてはやされた同株だが、所詮は個別銘柄だったということか。
特に高配当株としても人気だったからポートフォリオに組み入れている金融機関も多いはずで、金融セクターにも売りが波及するのは自然の流れ。いよいよこの水準まで下がれば電力株をディフェンシブ銘柄として推奨していたアナリストも何も言えないだろう。

私にはそもそも個別銘柄で稼ぐ能力はないし、ましてやこんな原発によるリスクにまで想定できるほどの想像力を持ち合わしていないので、目先の需給やシグナル通りに先物でコツコツ利益を重ねる方が性に合っている。
日経平均が上がるか下がるかだけを考えればよく、やはり日経平均の売買が一番安全だと改めて痛感する。
もちろんたとえ日経225先物でもデリバテイブはレバレッジが高い分、無防備でトレードすれば個別株と同じで、いかに確かな戦略を選ぶかが重要になっていくるが、私の場合は戦略のルールを守っているおかげで下手ながらも大負けせずに何とか生き残っている。
震災後の大混乱の最中でさえパフォーマンスがいかに安定しているか今更言うまでもない。

今回の東電の上場来安値更新は株式投資の常識を根本から見直すいい契機だと思う。
JALの時もそうだったが、個別株のロングホールドはどんな優良銘柄といっても紙切れ覚悟で行うべしという良い例だし、また逆にその覚悟があれば始めからオプションで掛け捨てればいいようにも思う。

本日の日経平均は終日全面安に。
買う理由が一切見当たらないほど分かりやすい値動きだが、引け前に節目を挟んで下げ渋ったところで利食い。
寄り付きから売りスタンスを継続したのが奏功した。
先物ブログ

本日の損益
デイ +130円(5枚)
寄り引け  買い +100円(1枚)

現在の資金
250,930,000円 (+750,000円)※手数料考慮せず

東電(9501)が1964年以来47年ぶりの安値水準 プルサーマル発電関連がようやく報道されプルトニウム漏れ懸念ついに噴出

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2011.03.28NY-22.712011.03.28NAS-12.38






米国市場は反落。

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日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値     9,459.08 (-19.45) 
日経225先物 終値    9,480 (+70)

日経平均は続落。
先物は70円GDで始まり間もなく下げ幅を縮小。
本日は配当権利付き最終売買日。
配当落ち分は80円ほどだが、あっさり埋める動きが先行した。

3.28 東電会見東電(9501)が500円台をつけるまでに急落。
昨日の終値からさらに-130円の566円という思わず目を疑うほどの値をつけている。1964年4月以来となる約47年ぶりの安い水準で売り気配のまま取引を終えている。 
やはり事態の収束のめどが立たないというよりも、プルサーマル発電やプルトニウム検出に関わるリークが大きいように思う。むしろそれまでなぜ報道されないのか不思議でたまらなかったが、今回の安値更新は当然だろう。
丁度一抹の不安を書いた直後だったのは皮肉というもの。
3号機はMOX燃料を使ったプルサーマル発電を行っていたことは知っていたので、近い将来プルトニウム漏れとかの懸念が噴出することは目に見えていた。
しかし最大戦力の投入で電源の復旧と冷却機能の回復が電光石火でなされればと一縷の望みもあったのだが。
やはり遅すぎたといえる。
戦力の逐次投入は危険な状況で作業をする人たちの命を無駄にするようなもの。頭を下げただけではすまない。
現場の劣悪な作業環境で必死に復旧に従事している人たちには本当に頭が下がる。本人と家族に一生を保証するくらいのことをしても足りないくらい。
映画「アルマゲドン」のように税金を一生免除するくらいの待遇も決して大げさではない。

当初彼らは海外メディアからは"FUKUSHIMA50"と呼ばれていた。
しかしこの数字を見るだけで疑問に思う人は少なからずいたはず。
今はもっと多くの人たちが極めて過酷な環境下で従事しているとのこと。
戦力の逐次投入はやはりこういう結果をもたらす。
歴史もそれを証明している。
孫子の兵法がとりわけ好きでなくても日本人は太平洋戦争でイヤというほど学習しているはずなのだが、平和ボケした今の政府と東電にそのような指揮官がいなかったのが残念だ。

プルトニウムの危険性についてはニュースで全く「プ」の字すら出てなかったのでぐっとガマンしていたが、やはりいつまでも東電も隠し切れなかったのだろう。
一部報道で国有化をにおわす記事も出ていたが、国有化されたら無配どころではない。
キャピタルゲインを狙うならまさに数年前のあしぎんやJALのババ抜き相場を再現することになるだろう。
こう見ると個別株はやはり恐ろしい。
ディフェンシブ銘柄筆頭ともいえるこの東電株でこんなことになるのだから。
JALの時にも同じようなことを思ったが、先物に転向しておいて本当に良かったと改めて痛感する今日この頃。

しかし株価指数先物でも日経225先物で2,000円も1日で動いた時、1回だけ値幅制限近くまでパニック売りに見舞わることがあったが、仮にあのまま張り付いても一時的なものだっただろうし、連日で売買できないような事態にはまずならない。
むしろ逆にリバウンドで取れたくらいで、正しいリスク管理を心がけていればこれほど有利なものはない。

玉に瑕なのは出来高不足だと本当にデイトレーダー泣かせになること。
本日は辛うじて5万枚超え。
我ながら下手なトレードだった。
大損しないだけましというものだが、本日はあっさり踏まれ、利が乗った買いもあえなく退散。やれやれ。
先物ブログ

本日の損益
デイ -10円(5枚)
寄り引け  売り -140円(1枚)

現在の資金
249,230,000円 (-190,000円)※手数料考慮せず

東電(9501)が17日安値を更新し、1977年以来34年ぶりの安値水準に

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2011.03.25NY+50.032011.03.25NAS+6.64






米国市場は続伸。

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日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値     9,478.53 (-57.60)
日経225先物 終値    9,410 (-40)

日経平均は反落。
先物はほぼ変わらずで始まるが、直後から急落。
本日は権利付き最終売買日。
買われるどころかあっさり値を崩した。

震災直後の連日ストップ安から急激なリバウンドを果たした東電(9501)が再びストップ安に。
2011年03月17日東電(9501)は27年ぶりの3桁株価を記録したが、本日さらに安値を更新。

3.28 9501東京電力 ストップ安 1977年以来34年ぶりの安値更新9501東京電力







ストップ安696円に張り付き1977年以来34年ぶりの安値水準で終えている。
ようやく今まで疑問に思っていた3号機のプルサーマル発電が報道され始めた。

いよいよカントリーリスクが意識された始めたのか。

先物は5万枚弱と薄商いが続く。
期末買いの思惑も売り仕掛けもことごとく不発に終わり、早々に退散。
やれやれ。先物ブログ

本日の損益
デイ -30円(5枚)
寄り引け  買い -50円(1枚)

現在の資金
249,420,000円 (-200,000円)※手数料考慮せず

ドル円相場が15年11ヵ月ぶりに史上最高値を更新し一時76.25円 東電(9501)27年ぶりの3桁株価

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2011.03.16NY-242.122011.03.16NAS-50.51






米国市場は大幅続落。
日本の福島第一原発の状況に対する懸念は続く。
もうすぐ地震発生から一週間が経とうとしている。

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日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値     8,962.67 (-131.05)
日経225先物 終値    8,930 (-70)

日経平均は大幅反落。
先物は560円GDで始まったが急速に切り返す。
寄り付きこそ売られたが、後は強烈なリバウンド相場だった。

3.17 ドル円市場  史上最高値更新本日早朝、ドル円が史上最高値を更新し一時76.25円をつけていたが、寄り付きの頃には円高進行も一服。
モーニングサテライトでまさに為替相場の解説中に高値更新の瞬間を見たのが印象的だった。
ドル円がついに1995年4月につけた高値である1ドル79.75円を突破。
更新しそうでしなかった史上最高値をついに15年11ヵ月ぶりに更新したことになる。
史上最高値更新後も真空地帯を一気に2円以上動き一時76円台をつけている。

しかし日経平均は猛烈に反発の動き。
午前中の報道で福島第一原発への放水作業などが伝わるにつれ過度な不安感が後退。
結局500円以上のGDながら一時前日終値9000円を超えるまで回復する場面も。
引け前にやや伸び悩んだが、場中で600円も戻す実に強烈な相場だった。

基本はやはり流れに逆らわず買いポジションのホールドだったが、決済アルゴで早々に撤退。
原発関連の発表が後手後手になっているのが気がかりでもあったのだが、後は呆然と見上げるばかり。

午前中の報道で電源の回復が「本日の午後には」と伝えられていたが、作業が完了したとの報道は全くない。
ドル円が史上最高値更新という材料はかなりのインパクトだが、それよりも原発事故の見通しがわからないことの方が海外投資家にとっては不安なはず。
冷却作業の見通しも発表が二転三転。
自衛隊による車両による放水作業も結局着手されたのは夜。
その前の警視庁機動隊による車両は距離が届かず撤退。
電源回復も本日中に完了する見通しだったはずだが、まだである。
おそらくマルチタスクでなく順番にやっていた模様。
遅いわけである。

夕場ではこのドタバタで相場が乱高下していた。
機動隊による「放水車での放水が届かず」とのNHKの報道で急落。
その後「福島第1原発3号機に特殊消防車で放水開始」との同じくNHKのニュースで急騰。
また電源回復の作業もこれらを待っていたから出来なかったというから意味がわからない。

どうも後手後手で遅い気がするが、ここは文句を言うのはぐっとこらえよう。
とにかく急いで欲しい。
こんなときこそ雪とか雨とか降ってくれないだろうか。
まさしく「寒」天の慈雨・・・。

どうもその復旧作業も遅く感じる東京電力。
その東電も震災後3日間連続ストップ安していたが、4日目にしてようやく寄り付いた。
寄り付きの価格は741円(9:48)、その後さらに安くなり715円(10:02)を記録。引けには若干戻しているが、それでも27年ぶりとなる3桁の株価は衝撃的。

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ディフェンシブ銘柄の電力株筆頭ともいえるこの株がこんなになるなど誰が想像できただろうか。個別株はこれがあるから恐ろしい。
さすがにしばらくは無配になるのではないか。復興を見越したキャピタルゲイン的には長期向けにはいいかもしれないが。はてさて。
先物ブログ

本日の損益
デイ +80円(5枚)
寄り引け  買い +490円(1枚)

現在の資金
248,850,000円 (+890,000円)※手数料考慮せず

みずほFG(8411)が個別銘柄で過去最高の出来高 バーナンキ議長証言で米国市場急反落

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2010.07.21NY-109.432010.07.21NAS-35.16






米国市場はバーナンキ証言で急反落。
バーナンキ米FRB議長 上院銀行委員会米経済は「異例に不透明な」見通しに直面している」と発言が嫌気されたらしい。
2時頃に棒下げしているではないか。
帰国してからこの時間は見れていないが、ある意味この程度ですんでよかったのでは?
しかしアク抜けも期待できない「不透明」感はくすぶっているのは確か。
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日経先物(左)  /上海総合(右)

日経平均株価 終値     9,220.88 (-57.95)
日経225先物 終値    9,200 (-80)

日経平均は反落。
先物は60円GDして始まるが、一進一退。
わずかにリバするも徐々に下値を切り下げている。
後場早々安値をつけるが、すぐに切り返し、引けにかけては下げ渋った。
売り崩しもなく、むしろ寄り付き直後に2度にもわたり踏まれる始末。

みずほFG187d80b6.gif

個別銘柄ではみずほFG(8411)が1日の出来高としては過去最高となる12億7965万株の大商いとなった。
前引けの時点ですでに8億株を超えていたので思わず目を疑った。
2008年の株式分割以降、すっかり100円台の低位株と成り下がったみずほ株。
数年前までは日経とほぼ写真相場のように連動していたみずほ株も本日はさすがに底堅い。

これまでの東証の最高出来高は今年の1月14日にJALが上場廃止絡みで記録した10億4259万株。
本日から公募増資(公募価格130円)で発行した新株が売却可能となり、利益確定売りや押し目買いが交錯したとされているが・・・。
9時の寄り付き時点で4億株が成立。
寄り付きの131円を年初来安値に終日寄り底の展開だった。
みずほFGだけで東証1部出来高の約48%を占めたという。

みずほ株は2003年のときの未曾有の安値以降、その後の上昇相場で100万超えを果たしたのは記憶にまだ新しい。
しかし、今回はまだまだ下げてもおかしくない。
銀行は手っ取り早く増資するからなぁ。
金利を払って融資を受ける一般の中小企業は馬鹿らしいと思うのではないか。
今回の公募でどれだけ個人が買っていたかはともかく、普通ここで売る者が応募するかも疑問。
というか、初日から公募価格を割りそうなのはどうなのか。
ただ、指数ファンドのリバランスや年金筋の押し目買いが相当入っていたのか、安値圏ながらしっかり推移。

銀行系がアク抜けするのは今晩にも公表される欧州ストレステストの結果如何か。
クレディ・スイスも本日決算を発表したがサプライズなし。
どうなることやら。はてさて。

先物のデイは短期回転に徹してことごとく撤退。
やれやれ。先物ブログ

前場  -30円(5枚)
後場   -20円(5枚)

本日の損益
デイ -50円(5枚)
寄り引け  売り +20円(1枚)

現在の資金
214,880,000円 (-230,000円)※手数料考慮せず

第一生命のTOPIXリバランスを逆手に

カテゴリ:

2010.05.27NY+284.542010.05.27NAS+81.80






米国市場は100,00ドル割れからあっさり大台回復。
4日ぶりに大幅に反発。
「中国がユーロ圏の国債保有を見直す」という英紙報道を中国政府が否定したことで、ユーロ安が一服。株価も上昇に弾みがついている。
こんな口先だけでここまで上昇してしまうのはさすがに米国市場。
別に今に始まったわけではない。
相変わらずの楽観相場に天晴れ。
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日経先物(左)  /上海総合(右)

日経平均株価 終値     9,762.98 (+123.26)
日経225先物 終値    9,800 (+150)

日経平均も続伸。
先物は150円GUで始まるが、前場は高値揉み合いで上値は限定的。
後場上げ幅を急速に縮小し一時9,690円まで下げるが、大引けにかけて切り返し結局高値を維持。

根本的な欧州懸念は払拭されているわけでもないがすっかり強気。
これが相場であるし、流れには素直に。
たとえ口先でも反応する市場センチメントは重要。
利用できるものなら利用したいところ。
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丁度本日は第一生命のTOPIXリバランスが引けに執行されることを見込んだ売り買い交錯が予想されていた。
700億前後の需要という見方からこれを見越した売り買いが活況を呈していた。
案外リバランス終了後のことをみて売り仕掛けが多いように思えた。
日証金の取り組みはかなりよくなっていたし。

日経の方は先物が寄り付き後こそ70円という狭いレンジでヨコヨコだったが、後場面白いように動いた。デイトレーダーにとっては垂涎の値動き。

第一生命のTOPIX算入によるリバランス需要も月末の思惑買いも逆手にとって仕掛ける方が合理的なのだろう。
目先の売りとショートカバー、なんとか乗れて及第点。
やれやれ。先物ブログ
前場  +10円(5枚)
後場   +80円(5枚)

本日の損益
デイ +90円(5枚)
寄り引け  売り ±0円(1枚) 
 
現在の資金
207,670,000円 (+450,000円)※手数料考慮せず

アップル時間外で最高値 

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2010.04.20NY+25.012010.04.20NAS+20.20






米国市場は上昇。
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日経先物(左)  /上海総合(右)

日経平均株価 終値      11,090.05 (+189.37)
日経225先物 終値    11,100 (+200)

日経平均は小幅に続落した。
先物は130円GUとここ最近にしては大幅上昇で始まった。
しかしその後は一向に動かずヨコヨコの展開。
10時前にようやく動意づいたが上値は限定的。
後場は上値を試すが、前場高値を超えることはなく、揉み合いのまま引けている。

朝方は、アップルの好決算で時間外が急騰。
上げ上げムード一色。
反動安に期待したが、一進一退の攻防が続く。
踏み上げられるほどでもなく、いかに相場が寂しいか痛感。

Pre-Market $ 258.27 (+5.59%) 
9:30AM 4/21/2010 AAPL 

4.20 アップル米アップルの1-3月期決算は予想上回り、同社株の株価は時間外で最高値をつけた。
通常取引を244.59ドルで終了後、時間外取引で6%超急伸し一時259.80ドルをつけていた。



4.20 ゴールドマンサックス米ゴールドマン。サックスの第1・四半期決算は予想を上回る増益だったが米証券取引委員会(SEC)による同社訴追の懸念が燻っている。同社株は午前の米国株式市場で1.4%下落。
ポールソンが火消しに躍起だが株価上昇につながらない。しかし、暴落というほどでもない。

ゴールドマンの訴追の件は、トヨタのリコール問題と背景は同じだろう。
民主党政権に変わり、日本の会社や共和党政権と密接なゴールドマンが叩かれるのは自然の成り行き。
本当に糾さねばならないものならいざ知らず、政治的思惑で身に覚えのないことまで攻撃される企業はたまったものではないだろう。
GSはともかく、日本のトヨタはまさに不甲斐ない日本の現政権の被害者ともいえる。
早くこの閉塞感漂う相場をなんとかしてほしい。
やれやれ。

前場序盤の揉み合いは固唾を呑んで見守っていたが、さすがに底堅い。
意外にも売り買い拮抗。
いつ踏まれるかヒヤヒヤものだったが、根負け。
さっさと退散。

前場 -10円(5枚)
後場   +20円(5枚)

本日の損益
デイ +10円(5枚)
寄り引け  買い +70円(1枚)

現在の資金
200,690,000円 (+120,000円)※手数料考慮せず

年度末相場 14時以降の海外勢のバスケット買い観測 第一生命上場前日

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2010.03.30NY+11.562010.03.30NAS+6.33






米国市場は続伸。

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日経先物(左)  /上海総合(右)

日経平均株価 終値      11,089.94 (-7.20)
日経225先物 終値    11,100 (-20)

日経平均は小反落。
先物は10円プラスで寄り付き、直後から売り先行。
しかし前場に下げたのはこの寄り付き直後だけですぐに切り返し高値圏の揉み合いが続いた。
後場は1文新値の高値を伺ったが、上げ切れず反対に14時すぎから急落。
小幅なマイナスで引けている。

前場の時点で、14時以降は逆に「海外勢のバスケット買いが主力株を中心に150億円程度入りそうだとの観測」の噂が各証券会社の情報ツールから流れたいたが、見事に反対の動き。やはり大っぴらに証券会社レベルで広まる噂はこんなこともある。
期末といっても実質新年度入りであるし、また期末株価意識といってもそれほどの買いムードもなかった。
いたって平穏無事の期末といったところ。
今年の年度末ははっきりとした売り一色でもなく、玉虫色のような相場。

明日は過去に例がない特筆すべき歴史的大型上場がある。
第一生命保険(東証一部:8750)
公開価格は14万円
生保特有の会社形態である相互会社から株式会社化。
大手4社の中では初となり、株主数は日本最多の150万人程度に上る。

はたしてどこまで上昇するか。
IPOブームはすでに5年以上前に過ぎ去っているが、今回の上場はやや趣が異なる。
大規模上場であるものの、既存の保険契約者は上場前に株式での保有と現金化とを選択できたこともあり、売り圧力は低そう。
新興銘柄の上場にありがちなベンチャーキャピタルの売り圧力もなければ、公募やストックオプションもない。
大規模な売り出し以外の需給悪化要因はないのが特徴。
素直にTOPIX組み入れの投信の買いが入りそうに見える。
ご祝儀的ムードで上がるのか。
日経平均のさらなる上放れに一役買うかが注目される。
私は株主になっていないが、株主となった知人はすでに口座に入っている14万円の株を見て大きな期待に胸をふくらませている風だったが。

明日は短観もある。

はてさて。

前場 -40円(5枚)
後場   +40円(5枚)

本日の損益
デイ ±0円(10枚)
寄り引け  売り +30円(1枚)

現在の資金
196,640,000円 (+30,000円)※手数料考慮せず

第一生命(8750)の売り出し価格は14万円

カテゴリ:

2010.03.22NY+43.912010.03.22NAS+20.99






米国市場は続伸。

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日経先物(左)  /上海総合(右)

日経平均株価 終値      10,774.15 (-50.57)
日経225先物 終値    10,720 (-30)

日経平均は反落。
3連休もあってかインドの緊急利上げ報道の影響は日本市場時間帯ではスルー。
週末とほぼ同水準で始まり、日経平均はそのままヨコヨコ。
上がって下がると踏んだものの動意も乏しい。
上海市場以外のアジア市場は堅調だったが、GLOBEX、ダウ先は軟調な展開。後場は思惑通り下落したが、下値は限定的。
そのまま揉み合いのまま寄り引け同値で引けている。

本日決定された新規上場の第一生命(8750)の売り出し価格は14万円。
仮条件125,000円から155,000円のレンジの中間価格となった。
発行済み株式総数は1000万株。
時価総額は1兆4000億円規模の見通し。
この第一生命の上場に関わる換金売りが以前から警戒されているが、これだけ戻り高値で過熱感があるものの、不気味にもまだまだ実感できずにいる。
どうなることやら。
はてさて。

前場 +20円(5枚)
後場   +20円(5枚)

本日の損益
デイ +40円(5枚)
寄り引け  売り ±0円(1枚)

現在の資金
194,940,000円 (+200,000円)※手数料考慮せず

政治的駆け引きを抜いて語られるトヨタ公聴会 自虐的報道への懸念

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2010.02.24NY+91.752010.02.24NAS+22.46






米国市場は反発。

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日経先物(左)  /上海総合(右)

日経平均株価 終値      10,101.96 (-96.87)
日経225先物 終値    10,100 (-100)

日経平均は反落。
朝方小幅に40円GUした先物は、売り先行ながらも大口の買いが入り高値10,270円をつけたが、途端に急落。その後急速に下げ幅を拡大した。
後場はGDで始まり、一時安いところで10,080円まで下落。
終盤やや下げ渋ったもののほぼ安値引けで終了している。

TVをつければどこもかしこも明日のフィギュアフリーの真央ちゃん一色。
一方、相場は売り一色。
流れに逆らってはいけない。
短期トレードの鉄則通り、そのルールに徹した。

米公聴会 豊田社長トヨタ公聴会は豊田社長証言を終えたものの、案の定叩かれる始末。日本式の答え方に苛立つ米国人の気持ちは分かるが、あたかも"TOYOTA"が悪の権化のように語り、それを日本の報道が擁護すらせずかえって騒動を助長している現実。
トヨタとしても不手際があったことは事実だろうし、人命にかかわることでもあり「郷に入っては郷に従え」で反省すべき点はあるだろうが、それにしてもあまりにも異例の過熱ぶり。
この政治ショーは米民主党の悪意すら感じた。
TVに顔が映る議員としては格好のパフォーマンスの場だったに違いない。
日本のマスコミも連日にわたりこのトヨタリコール問題を報道しているが、米国の秋の中間選挙を睨んだその辺りの政治的駆け引きにはあまり言及せず、"TOYOTA"のイメージを悪化させる自虐的な報道が続いている。
私はとりたててトヨタの車が好きだからとか、擁護するわけではないが、それでもトヨタは日本を代表する企業で「メイドインジャパン」のイメージの象徴のようなもの。
それを安易に一緒に叩いて得るものがはたしてあるのだろうか。
むしろ失って困る要素の方が多いはず。
この流れが日本経済にとって自分で自分の首を絞める結果にならないか一抹の懸念を隠しきれない。

これは何も今回の件に限らず、中国や韓国との政治的関係を語る際にも日本の報道は自虐的な姿勢が見て取れることから、今に始まったわけではないが、日本経済の鍵を握る企業が米国の「民主党議員の人気取りゲーム」、「政治ショー」にさらされている中、肝心の日本のTV番組までもが一緒になって叩いている現状は危機感すら覚える。

過日中間選挙の前哨戦として行われた民主党の地盤マサチューセッツ州上院補選では共和党候補が大勝利したのは記憶に新しい。
その直後にこの騒動・・・。
その裏にどんな思惑があるのかは想像に難くないはず。

すでに国際社会における日本のプレゼンスは低下しており、取り立てて日本を叩く必要はないはずだが、普天間問題をはじめとする日本の民主党の煮え切らない態度への米国政府の苛立ちや、外資産業に友好的でないオバマ政権への懸念が今まさに「日本叩き」として顕在化したものといえる。
結局は日本の政治の無策からくるものなのか。
こんな日本だから株価が下がるのは当たり前といえる。
やれやれ。

前場 ±0円(5枚)
後場   +30円(5枚)

本日の損益
デイ +30円(5枚)
寄り引け  売り +140円(1枚)

現在の資金
191,950,000円 (+290,000円)※手数料考慮せず

朝青龍引退 トヨタ上方修正

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2010.02.03NY-26.302010.02.03NAS+0.85






米国市場はダウが反落、ナスダックが続伸。

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日経先物(左)  /上海総合(右)

日経平均株価 終値      10,404.33 (+33.24)
日経225先物 終値    10,420 (+50)

日経平均は続伸。
朝方から大口の売込みが目立っていた。
ほとんど寄り天の展開で、後場には先物で一時10,280円まで下げ幅を拡大。
しかし引けにかけては下げ渋った。
結局、後場はいってこいで切り返し、前引け水準まで戻して終えている。

2.4. 7203 トヨタ 3,280 -120

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2010年3月期の連結当期損益(米国会計基準)見通しを上方修正し、従来予想の2000億円の赤字から800億円の黒字に引き上げた。

企業決算が本格化している中、本日はトヨタの決算発表があった。
ホンダも同日発表で上昇していたのに対し、さすがにリコール問題で先行き不透明感が強まっているのか、トヨタの終値は3,280円(-120円)と軟調。
決算はリコール費用も織り込み済みの上でさらに黒字見通しに上方修正している。

ホンダは3,210円(+70)とプラスで対照的。
価格そのものでもトヨタを一時超えたことが話題になっている。
今回のリコール騒動はトヨタの正念場。
巨大スポンサーにもかかわらずここまでテレビで連日のように報道されていることこそが事の重大さを示しているのではないだろうか。
今までなら巨額のCMマネーの恩恵で些細なことはマスコミも黙して語らずだった同社のリコール問題。
ただ今回は今までとは同じようにはいかなそうである。

米国でも日増しに報道が加熱している。
品質が売りのトヨタの評判にかげりが見え隠れ。
80年代の自動車貿易摩擦が再燃しそうなムードがなくもない。
日本人としてはまたかつてのジャパンバッシングみたいな光景はみたくない。
まぁ、今と昔とでは状況が異なるし、ただ日本の企業だからといって、バイアメリカンと称した単純なバッシングはないだろうが、それ以上にリコールの問題が深刻になれば話は別。

もともとトヨタはかつての対米貿易摩擦を教訓に、現地の部品会社などをうまく使ったり雇用を生み出したりして地域に溶け込んで成功してきたはず。
皮肉にも事実今回の原因のブレーキペダルは現地の米国企業生産のもの。

現地工場の要職に地元の有力者などを就かせるなど、地元の人たちをうまく巻き込んでいるので地元とも切っても切れない関係になっている。
そんな今までの努力がこのピンチにどう生きてくるだろうか。
どう切り抜けるか今こそ正念場。
ぜひさすがはトヨタといわれる対応を期待したい。

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指数は軟調でも寄与度抜群のファーストリテも好決算でプラス。
デフレの今の時代ならでは。
ただ他の銘柄でも総じて感じたのは昨年のドン底ムードと違い上方修正が目立つ。

さらにマーケットや政治経済にも無関係だが、ある意味本日の最大のニュースともいえる朝青龍の引退報道など、本日はニュースが豊富。
小沢幹事長の不起訴も含め、違和感を覚えるのは私だけだろうか。
朝青龍の件は遅きに失しているが、そもそも「引退」でいいのだろうか。
引退しても傷ついた相撲の品位品格あるイメージや国技としての威信も傷つけられた感はぬぐえない。

損切りと同じ。
遅ければ遅いほど損害は拡大するもの。

もしこれで許されるのなら、よくある不祥事を起こした役人が「懲戒処分を受ける前に辞表を出して退職金を受け取る」という打算と同じではないか。
これは「クビ」ではないので成績も残るし、額縁も残されるのだろう。
これを許してただ「引退」に「残念」とか「衝撃(ショック)だ」とか反応している人たちを見ると協会だけでなく世間も平和だなぁとつくづく思う。


買いからドテン。
大口の売り崩しは分かりやすくて歓迎。
せっかく売りの利が伸びていたのに、やはりというか、ショートカバー。
反転には逆らわず、ほどほどにして利食いして正解。

前場 +30円(5枚)
後場   +50円(5枚)

本日の損益
デイ +80円(5枚)
寄り引け  売り +80円(1枚)

現在の資金
189,280,000円 (+480,000円)※手数料考慮せず

売りバイアス 三井住友FGリバランス需給

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2010.01.26NY-2.572010.01.26NAS-7.07






米国市場は反落。

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日経先物(左)  /上海総合(右)

日経平均株価 終値      10,252.08 (-73.20)
日経225先物 終値    10,270 (-70)

日経平均は4日続落。
前場はヨコヨコ。
後場に入って下落トレンドが鮮明に。
一時先物で安値10,250円をつけそのままほぼ安値引け。

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本日は引けに三井住友FG(8316)増資に伴う、TOPIXのリバランスが執行された。
大きく引けで垂れている。

場中にどれだけ買い需要の思惑が蔓延していたかがわかる。


終日通して微妙な値動き。
後場からようやく、米国の諸事情をにらんだ動きに。

FOMC。
オバマ大統領の般教書演説。
バーナンキ議長の議長再任。
決算など・・。

前場は参ったが、後場はそんな思惑が素直にトレンドにでていてやりやすかった。
上海の下落もあいまって下げ幅拡大。
売りバイアスをそのまま表したような相場といえようか。

前場 -50円(5枚)
後場   +70円(5枚)

本日の損益
デイ +20円(5枚)
寄り引け  売り +80円(1枚)

現在の資金
187,340,000円 (+180,000円)※手数料考慮せず

空前の出来高マネーゲーム 舞い散るJAL株

カテゴリ:

20100113NY+53.5120100113NAS+25.59






米国市場は反発。
ダウは終値で1年3カ月ぶりの高値を更新。
上がるときも下がるときもダウ・ナスダック騰落率の差は著しい。

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日経先物(左)  /上海総合(右)

日経平均株価 終値      10,907.68 (+172.65)
日経225先物 終値    10,890 (+170)

日経平均は反発。
先日の1月12日に付けた昨年来高値である10,905.39を更新。
日経先物は80円GUでスタートし、そのままジリジリと上昇。
ジリ高ながら下値をしっかり切り上げ、ほぼ高値引けした。

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JAL機現在値8(15:00)  +1+14.29%
始値7(09:00) 高値10(10:26) 安値6(09:00)
出来高1,042,599,000株(15:00) 
売買代金 8,375,874千円(15:00)
年初来高値215(09/01/05)単元株数1,000株
値幅制限 1~37(01/14)

JAL株はついに値がつき売買爆発。
一時10円までリバウンドする場面もあり、予想通りのマネーゲームの様相。
わずかな出資で一瞬で600万円が1000万円になるようなもの。
出来高は空前絶後の10億株超の出来高なのに売買代金はわずか80億円。
ほんの10日ほど前の年初来高値が215円だったことからすると、文字通り紙切れとなって舞い散っているようだった。

そんなJALを尻目に日経は堅調に推移。
今日はバイアスも買いであり、終始ブレのない買いスタンスだった。
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前場 +40円(5枚)
後場   +40円(5枚)

本日の損益
デイ +80円(5枚)
寄り引け  買い +90円(1枚)

現在の資金
185,880,000円 (+490,000円)※手数料考慮せず

JAL1桁台 小沢氏土地購入問題で一大疑獄事件に発展か

カテゴリ:

20100112NY-36.7320100112NAS-30.10






米国市場は下落。
ダウはわずかな下落率だが、ナスダックは1%超の下落。
ダウとナスダックの騰落率の乖離ぶりは相変わらず。

760fe7a8.gif 2010.01.13上海

日経先物(左)  /上海総合(右)

日経平均株価 終値      10,735.03 (-144.11)
日経225先物 終値    10,720 (-170)

日経平均は反落。
前場も後場も上げては下がりの繰り返し。
いつもなら後場切り返すところも頭を抑えられたように下落しほぼ安値引けした。

中国の預金準備率引き上げで中国株が下落。
上海総合指数は-3.1%の下落と、7週間ぶりの大幅な下落となったことからしっかり連れ安。

個別で話題もちきりのJAL、日本航空(9205)はついに1桁台に。
上場廃止懸念からの投げ売りが止まらず連日のストップ安となり7円で引けた。
1円になったら、買おうかなぁ。
1円とかで買ってわずかなリバウンドを取るものだ。
1円で1000万円買って10円戻れば一気に10倍で1億かぁ。
とはいえ、宝くじ買う気分で買う気にはなれないまだまだ小心な自分・・・。
数年前のあしぎんを思い出す。
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そんなマーケットの混乱をよそに政治は一大疑獄事件に発展しそうな勢い。
かねてからワイドショーの専売特許だった小沢氏の土地購入資金問題で関係箇所の一斉家宅捜索。
鹿島にも入っているし、かなり本格的な捜査で報道の仕方にも意外感が漂う。
検察がここまでやるってことは大型疑惑に発展するのだろうか。
かつてのロッキードやリクルートを彷彿とさせる。
巨大権力による陰謀でハメられたのか、それとも単なる事実か、はたまたただの足の引っ張り合いなのか。
これだから日本の政治は・・・。
やれやれ。

買いスタンスながら、ことごとく抑えられ早々に退散。

前場 -40円(5枚)
後場   +20円(5枚)

本日の損益
デイ -20円(5枚)
寄り引け  買い -60円(1枚)

現在の資金
185,390,000円 (-160,000円)※手数料考慮せず

三井住友FG増資報道 藤井裕久財務相辞意

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2010.01.04NY+155.912010.01.05NAS+39.27






米国市場は大幅反発。

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日経先物(左)  /上海総合(右)

日経平均株価 終値       10,681.83 (+27.04)
日経225先物 終値   10,690 (+50)

日経平均は小幅に反発。
朝方は米国の上昇とは裏腹にほどほどのGUでスタート。
高値圏でのヨコヨコから、後場には一段高したのも束の間、藤井財務相辞任と三井住友増資の報道で急落。

1.5. 藤井財務相が辞意を鳩山首相に伝える予算審議の渦中に体調不安による辞任観測が浮上。
金融関連の閣僚の出処進退はやはり場中に発表されると混乱を招く。この時点では否定されていたが、一部報道では藤井財務相が病気を理由に鳩山首相に辞意を伝えたことがわかったと報じられていた。
細川内閣時代の蔵相だった御仁だけに今のポストにはいささか疑問視していたが、これは致し方ないとも思われる。
ただ、いくらドクターストップだからといっても予算を途中で放り出す結果に変わりなく、いろいろ物議を醸しそうだ。

1.5. 8316三井住友FGが8000億円超の公募増資を実施する方針三井住友FG(8316)が8000億円超の公募増資を実施する方針であることが明らかに。発行決議後、1月中旬にも発行条件を決定し、月内に払い込み完了の見通し。
大規模な希薄化を招くが、中期的にROE(自己資本利益率)を現在の8%程度から10%台に引き上げることで市場の理解を得ようとするもの。
昨年来、ずっとメガバンクの増資観測は流れていたので、案外織り込み済みと見るトレーダーも少なくないのではないだろうか。
ただ個別を押し目買いするかどうかは別問題だが。

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当の三井住友FGの株価は逆に急上昇する始末。
増資額が当初の予定よりも少なかったことなどと後講釈があったものの、どうせイベントドリブン需給を狙った便乗組なのだろう。
結局もとのサヤに収まっておりただ乱高下しただけだった。

日経はというと、売りバイアスであることもあいまって、朝の寄り付きのみ買いだった後は終始売りスタンスだった。にほんブログ村

前場 -20円(5枚)
後場   +30円(5枚)

本日の損益
デイ +10円(5枚)
寄り引け  売り +90円(1枚)

現在の資金
185,130,000円 (+140,000円)※手数料考慮せず

遅すぎたトヨタF1撤退

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2009.11.04NY+30.232009.11.04NAS-1.80








米国市場はダウ反発、ナスダック反落。
大きく動いたものの、前日比で小動きの結果に。

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日経先物(左)  /上海総合(右)

日経平均株価 終値       9,844.31 (+41.36)
日経225先物 終値   9,820 (-10)

トヨタF1撤退11月5日、トヨタの2010年3月期営業赤字予想が従来比半減に。連結営業損益が従来予想の7500億円の赤字から3500億円の赤字に縮小する見通しだと発表した。
インパクトは決算自体ではなく、前日の発表。
トヨタが突如決算発表直前にF1撤退を表明。
だいたいにおいて決算発表前日にこの手の「株主重視のポーズ」と思しきパフォーマンスをする企業はあまり信用できないのだが、決算は焼け石に水のように、結局赤字見通しは変わらず。

日産やホンダが黒字転換しようとしている中で、下方修正したとはいえ3500億円以上の赤字見通しであり無理からぬこと。

ただ決断が遅すぎるように思える。

11.4山科代表昨年ホンダが撤退した際は一切その可能性を否定していた同社だが、連続赤字が確実視される中、苦渋の決断だったのだろう。
今乗りに乗っている可夢偉のことを思うとこのまま終わらせたくないと涙ぐむ山科代表の思いは理屈無視で理解でき、思わず感情移入してしまうというもの。
しかし、それも一瞬で、長期的、大局的な視野に立てば当然のことかもしれない。

モータージャーナリストなどは経済とロマンを切り離して語る頭をもっているのでこの決断には賛否両論がきっとあると思う。
ホンダもそうだった。

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しかし1年前とは事情が違う。レクサスLFAの販売と一見矛盾するが、もうガソリンエンジンで高回転エンジンの「官能的な音」とか「音がかっこいい」とか言っている時代ではなくなってきている。
F1はここ数年はマンネリ化しており、度重なるレギュレーション変更に関係者だけでなくファンの多くも辟易していたはず。
昨年のホンダに続きトヨタも撤退してしまっては日本のメーカーがまったくいないF1になり、一人の日本人として寂しい気持ちは否めない。

しかし、すでにF1は過去の遺物になろうとしている。
昔のように大排気量でハイパワーの時代ではなく、静かに環境にやさしいハイパワーでなけれならず、化石燃料を燃やしながら走る大排気量のガソリンカーに乗る人間は罪悪感さえ感じ始める今日。
V12エンジンからV10への縮小などをはじめ、性能を抑制するレギュレーションの傾向からすでに斜陽のスポーツとして認識していたからだ。
爆音を響かせ大量の化石燃料を撒き散らすこのイベントを冷ややかに見る若者もふえてきているのではないだろうか。

もう自動車はガソリンエンジンの時代ではなく電気自動車への道を突き進んでおり、その動きは一般人の思いよりも急速に変化していると実感する。

トヨタF1撤退は事前に予感していた。
あのレクサスLFAを販売まで導いた新社長でさえこの決断をせざるをえないくらい遅れているのだ。
日本は環境技術で先進といわれるが、世に出さなければただの工作にすぎない。今先進と言っている技術は世に出す前に中国で当たり前の技術になっているはず。
トヨタはそもそもF1に向いていない。
ホンダのF1はまた別の意味で復活を望みたいが。

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先日見たNHKスペシャルを見たとき強くそう感じた。

自動車革命 第2回
スモール・ハンドレッド 新たな挑戦者たち「スモールハンドレッド」

名もなき無数の小さなベンチャー企業が、刻々と既存の自動車メジャーに迫ってきている。
無名のベンチャーが製造販売しているテスラなど記憶に新しい。
市場に出すのも性能もすべてにおいて日本のEVを遥かに上回っている。
それもドイツ大手の自動車メーカーではなく、名もなきベンチャーが席巻しているという事実。
脅威に思ったのは中国のベンチャー。
本来自動車はエンジンなど高度な鋳物技術を要するし、素人では無理な業種なので、一部の大手メーカーしか作れないものだと思っていた。
しかし、電気自動車はモーターと電池があれば作れてしまい、高温にもならないので樹脂でボディーを作ってもOK。なんだかちょっと大きなラジコンカーを作る要領だ。少しの知識と人脈さえあればよく、正直誰でも自動車メーカーを起こせそうと思った。日本では規制があるのでもちろん中国国内での話だが。
そういう意味で日本は政治が経済に追いついていない。

中国で農村出身者が自動車を作って立派に着々と事業拡大しているのを目の当たりにすると、既存の自動車メーカーの存在意義はどうなるのか、火を見るより明らかだ。
すでにこの国ではEV大国で街をEVが走っている。
もうドイツや日本が「世界初」ともてはやされる時代ではなくなってきているのがこの番組を見ると認めざるを得ない現実だと知る。
先端技術はまだドイツや日本に一日の長があるが、製品化するスピードが遅く、後手後手になっており、歯がゆい思いがしたし、手をこまねいていればリチウムの資源の問題で簡単に勢力図は塗り変わるだろう。

既存の大手自動車メーカーは、車を鉄で作ることに拘泥しており、未だにベンチャーに比べて開発が遅れている。
NHKスペシャルの「自動車革命」をみると、トヨタでさえこの先衰退していく可能性が十分にあるとわかる。
それは積極的にEVを推し進めている日産でさえ例外ではない。

丁度戦後の高度経済成長期に欧米の自動車メーカーが日本の自動車を馬鹿にしていたらあっという間に追い越されて、世界中に日本車があふれかえった過去をそのまま中国に写し替えたような印象だ。
GMの破綻は決して対岸の火事ではなく、明日はトヨタかということ。

日本の自動車メジャーはベンチャーと意欲が違いすぎるのだ。
自動車は大きな家電の一つにすぎない代物になることが予想され、数十年後街を走る自動車のエンブレムはトヨタ、日産、ホンダではなく我々の知らない自動車とは縁もゆかりもないメーカーのエンブレムばかりになっているかもしれない。

電気自動車は構造が全くガソリンカーと違うので既存の自動車メーカーのノウハウは通じない。
モーターはエンジンのように高温にならないので鉄でボディーを作る必要はないし、冷やすラジエーターも必要ない。
衝突安全性を考えるなら鉄よりも何倍も硬質な樹脂が開発されているのでそれらを用いればよい。
既存の自動車メーカーにはそんな発想すらないだろう。
カーボンモノコックにお金をかけている場合ではない。
事実どんどん中国などの新興EVベンチャーの進出されるにまかせている。

トヨタも東京モーターショーを見る限り見通しは暗そう。
航続距離の桁が中国などのメーカーと桁が違う。
もうすでに航続距離が300km以上をたたき出すメーカーが続出しているのに、日本の日産やトヨタは話にならないレベル。

そういう意味で絶対につぶれない会社はない。
まだトヨタはGMのように倒産はしていないが、今のまま誰もこの革命の動きに気づかず現状に安住しこの状態を続ければGMと同じになるだろう。
歴史上何度とあった産業革命がまさに自動車に起きている。

「現物でトヨタを買っておけばもう安心」とはもう言えない日が予想以上に早く目前に迫ってきているように感じる。
銀行株は海外からの増資圧力もあり、まだ買えない。
資産株としての逆張りの現物投資はまだまだ当面見送りとなりそうだ。

話を戻すと、トヨタは遅まきながらGMと同じ轍を踏まないようにと気づいたのはいいことだしまだ日本のメーカーにも一縷の望みがあるかもしれない。
豊田章男新社長の英断に敬意を表したい。

Nスペのラストで「最も素早く動き判断できる者が生き残る」といっていた米国の投資家の言葉が印象的だった。
「世界的な大競争」はすでに始まっており、日本は大きく出遅れている現実。

リスクをとって激しく動く投資家たちは自動車革命の着実に歯車をまわしていく。
日本はこのまま手をこまねいているのか。
はてさて。にほんブログ村


今日のデイは前場のみ。
連日の薄商いはなんとかならないか。
休むのも相場、そう思う今日この頃。

前場 +20円(5枚)
後場 -------------

本日の損益
デイ +20円(5枚)
寄り引け  売り +80円(1枚)

現在の資金
175,240,000円 (+180,000円)※手数料考慮せず

ファーストリテイリング(9983)独歩高

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20091020NY-50.7120091020NAS-12.85








米国市場は反落。

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日経先物(左)  /上海総合(右)

日経平均株価 終値       10,333.39 (-3.45)
日経225先物 終値   10,330 (±0)

日経平均は指数が小反落、先物は前日比変わらず。
前場のこそ勢いこそ大きな動きが見込まれたがすぐに頭打ち。
出来高は4万枚とまるで半場のような薄商い。

9983 ファーストリテイリング 2009.10.21 5dファーストリテイリング(9983)が独歩高した以外は散々である。
先日から噂されている亀井金融相の発言を端緒とした一連の郵政の巻き戻し観測。それわざとか知らないがをややピントをずらして報道する各種報道番組。
しかしいくら扇動しても郵政民営化を官製に戻せば銀行に有利という解説は無意味であることがよくわかる。所詮現場でザラバを取引しない解説者の薀蓄はこんなもの。
デイトレードには市場心理に根ざした現場の生きた知識と精緻な戦略が必須。
海外からの印象を無視したこうした報道番組向けの情報分析は実際の相場では当然通じない。
日本では小泉改革見直し=格差是正につながるとまことしやかに扇動されても、海外から見れば単なる改革後退とのそしりを免れない。
三菱UFJはまだ増資懸念という爆弾が残っているし、こうした一般の思惑をあざ笑うかのようにファンドはしっかり売り崩していく。

市場は現場や市場心理を無視した分析など通じないよい証拠だろう。

買いたいけど買えない。
売りたいけど売れない。
それがこの体たらく。
ただ付いていくにもこの薄商いでは・・・。
やれやれ。

前場 -30円(5枚)
後場 +20円(5枚)

本日の損益
デイ -10円(5枚)
寄り引け  買い +40円(1枚)

現在の資金
171,960,000円 (-10,000円)※手数料考慮せず

今度は野村ショックか 連続巨額増資

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2009.09.24NY-41.11.bmp2009.09.24NAS-23.81.bmp






米国市場は続落。

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日経先物(左)  /上海総合(右)

日経平均株価 終値       10,265.98 (-278.24)
日経225先物 終値   10,310 (-150)

日経平均は大幅反落。
野村HDは(8604)が5000億円超の大規模増資を発表したことから、需給悪化懸念が広がり終日軟調だった。亀井金融相のモラトリアム発言も金融株全体に影を落としている。大手銀行も増資を迫られる今までの流れが顕在化しただけだが、この騒ぎ。現物の宿命なのかもしれない。

4db41968.gif 9.25 野村HD5000億円超の公募増資を発表 野村ショック

今度は「野村ショック」か。
今年3月に約2800億円の公募増資を行いこれで今年2度目の連続増資となる。自己資本比率規制の世界的流れを受けた格好なのか。
今日まで開催されているG20金融サミットでは、金融危機再発防止策の一環とした銀行の自己資本比率引き上げへの取り組みが示される見通し。
当分乖離は広がるのだろうか。

ハイテクが買われ、金融株が売られる構図だが、このピークの見極めは難しい。指数全体に売り込む動きに追随できるが、比較的早目の切り返しに買戻しを余儀なくされる。
後場やや踏まれ気味でさっさと退散。
やれやれ。

前場 +30円(5枚)
後場 -30円(5枚)

本日の損益
デイ ±0円(5枚)
寄り引け  買い -30円(1枚)

現在の資金
169,170,000円 (-30,000円)※手数料考慮せず

後場ショック安 ライブドアショックの時と似ている

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本日の日経225先物は大幅続落。

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日経先物(左)  /上海総合(右)

福田首相の辞任表明から一夜明けた日本市場の前場はむしろ上昇。
しかし、後場13:30すぎから状況が一変。
雲を下抜けたら一直線だ。
500枚の断続売りは大口の投売りなのか、仕掛けなのか。
後から通信各社の報道では色々後講釈しているが、下げている最中は何も言っていなかった。ブルームバーグでもリーマン買収の話だけだったのだ。
後から韓国の外貨準備高不足といわれても・・。
CTAなどの単なる売り抜けではないか。

この動き、ライブドアショックの時と似ている。
強制捜査の翌朝はむしろリバウンドして上げていたが、午後から急落。
終値だけみて、夜の報道番組ではライブドアショックと名づけられた。
でもあの日取引していた人間からするとむしろ違和感を感じていたはず。
本日もまさにあの時の感覚がよぎった。

売り抜けるための上昇相場。
悪材料で売り抜けるためにわざと前場上げさせといて、織り込み済みとかなんとか報道させ安心させといて、売り抜け。そんな見方すらしてしまう。

8911創建ホームズ.gif株式市場ではよくあることだ。
つい先日の創建ホームズ(8911)なんか典型ではないか。
ストップ高で上げさせといてあの破綻の報道。
あれを見るとインサイダー以外の何ものでもないのではないかと思ってしまう。

個別の現物株取引ではまさにこんなリスクがある。あそこを買わされた個人投資家はいいカモだ。

こういう時、指数先物はまだましだ。
ストップ安が事実上ないからだ。
イブニングは早速リバの買いが入っている。

本日の後場トレードは当然後場売り追随。
仕掛けには乗る。
かなり大口が投げている感じがしたが、戻る保証はないため逆張りはできず。
あの安値12,480円で買えた人はすごい。
途中追加した売りが痛恨の損切り。
利益の大半を相殺してしまった。
やれやれ。

前場 +60円
後場 +60円(5枚)

本日の損益
デイ +120円×5
寄り引け 売り +210円(1枚)

現在の資金
98,900,000円 (+810,000)※手数料考慮せず

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